|
花木蘭 |
カモクラン |
ヒロイン |
隋(ずい)末、唐初の時代、北方民族の突厥(とっくつ)との戦いで大活躍したと伝えられている、男装の女性戦士。
伝説によれば、木蘭には3人の姉とまだ幼い弟がいた。あるとき、老いた父に召集令状が来た。これを知った木蘭はすぐにも戦場で必要となる駿馬、鞍、手綱などをそろえ、父の代わりに出征した。そして、12年間、男たちにまじって戦い続けた。
帰国した木蘭は戦場での活躍を認められ、位階も進み、賞与も手に入れた。だが、与えられた役職は拒否し、足の速い駱駝(らくだ)に乗るとすぐにも故郷に帰り、昔と同じ女性の姿に戻った。その姿を見たかつての戦友は大いに驚いた。12年間もともに戦いながら、木蘭が女性だということに気が付かなかったからだという。小説『隋唐演義(ずいとうえんぎ)』にも木蘭は登場しているが、この物語の中ではあまり活躍していない。 |
|
|