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樊梨花 |
ハンリカ |
ヒロイン |
唐代の英雄・薛仁貴(せつじんき)の息子・薛丁山(せつていざん)の妻とされる薛家最強の美女将軍。清(しん)の乾隆(けんりゅう)年間の小説『説唐全伝(せっとうぜんでん)』で大活躍する。
小説によると西涼(せいりょう)の将軍の娘で、黎山聖母(れいざんせいぼ)に武芸を習い、「薛丁山と結婚する運命にある」と予言された。薛丁山は西涼と敵対する唐の将軍なので父親が反対すると、父だけでなく兄二人も殺して唐軍に投降した。その後、ほとんど無理やり薛丁山と結婚するが、いつも喧嘩ばかりで、三度も離婚することになった。しかし、そのたびに夫に危機的状況が起こって呼び戻され、薛家のために大活躍する。ついには西涼平定軍の総帥に任命され、夫・薛丁山の上司にまで出世してしまう。
とにかく強烈な個性の美女将軍で、戦闘のさなかに出産し、産後の血の汚れによって敵である蘇同宝の飛刀の魔力を打ち破ってしまうなどという活躍をする。 |
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