|
穆桂英 |
ボクケイエイ |
ヒロイン |
北宋(ほくそう)の将軍・楊業(ようぎょう)一族を主人公にした明(みん)代の小説『楊家将演義(ようかしょうえんぎ)』の中で楊業の孫・楊宗保(ようそうほ)の妻とされている女性。強烈な個性とパワーを持った美女将軍で、現在も京劇などで人気がある。
物語では楊業一族は宋(そう)国のために北方の遼(りょう)国と激烈な戦いを繰り広げるが、楊業の息子の楊延昭(えんしょう)はあるとき遼国の天門陣に苦しめられる。そこで延昭は息子・宗保に命じて優れた武器を作るのに必要な木材を探させる。その途中、宗保は穆柯寨(ぼくかさい)の女山賊と戦って敗れ、捕虜にされる。だが、この女山賊が穆桂英で、美男だった宗保にほれてすぐに結婚する。この結婚に延昭が反対すると、桂英は延昭と試合をして打ち負かし、無理やり結婚を認めさせる。こうして楊家一族となった桂英は戦場でも大活躍し、戦いの最中に出産したりしながら、夫とともに天門陣を打ち破る。 |
|
|