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| 梁紅玉 |
| リョウコウギョク |
| ヒロイン |
中国北宋（ほくそう）末から南宋（なんそう）初期に抗金（きん）の名将として岳飛（がくひ）と並び称された英雄・韓世忠（かんせいちゅう）の妻で、中国史上最も人気のある女将軍の一人。
もとは町一番といわれた美人の芸者だったが、文武兼備の優れた女性で、方臘（ほうろう）討伐のために江南（こうなん）にやって来た韓世忠を見初めて妻になった。そして、北宋が滅びて南宋となり、岳飛や韓世忠が南下する金軍との戦いで活躍する時代になると、梁紅玉も自ら戦場に出て夫を助けて大活躍した。
韓世忠軍団（韓家軍（かんかぐん））が長江（ちょうこう）で金軍を待ち伏せた戦いでは、彼女は韓世忠から軍団を指揮を完全に任せられ、旗艦上で軍鼓を打ち鳴らし、韓家軍の軍船を自由に操って金軍に大打撃を与えたと伝えられている。小説『説岳全伝（せつがくぜんでん）』では、夫の留守中に反乱軍に城を囲まれた彼女が生まれたばかりの我が子を抱え、襲い掛かる敵兵を打ち倒しながら見事に城を脱出する活躍が描かれている。 |
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