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安邑 |
アンユウ |
中国神話 |
都城 |
中国最古の夏王朝の始祖である禹(う)が都を置いたとされる場所。現在の山西省夏県北西部にある。神話によれば、大洪水を治めるという使命を持っていた禹は中国各地で治水工事を行い、その途中で塗山氏(とざんし)の娘と結婚し、その直後に別な地方に出発した。このとき、塗山氏の娘は安邑に移ったが、いつも故郷のことを恋しがった。そこで禹は安邑の北西15里のところに展望台を築き、妻がはるか彼方の故郷をしのべるようにしたという。その台を夏禹台というが、その土台は南北朝時代ころまでは残っていたという。 |
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