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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/地名編
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建木
ケンボク
神話
 中国神話で、神や仙人など天界の住人が天と地上を行き来するため、天梯として使っていた木。天地の中央にある「都広野」という一種の楽園のさらに中央に生えているといわれた。つまり建木自体が天地の真ん中に生えていることになる。都広野は一説によると現在の四川省成都市のことだといわれている。
 建木はほとんど枝のないまっすぐに天に向かって伸びた木で、根はうねるようにわだかまって交差しており、木の上の方には枝があってぐるぐる渦巻くようになっている。天地の真ん中に位置しているためかはっきりしないが、建木のある場所では不思議な現象が起こる。太陽が真上に来る正午にはどこにも影がなくなり、また、建木のある場所にたって大声で叫んでも、その声はどこにも反響しないのだという。

→都広野
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