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            | 赤水 | 
           
          
            | セキスイ | 
           
          
            | 中国神話 | 
           
          
            | 川 | 
           
          
             中国神話中、神々の住まいである崑崙山(こんろんさん)から流れ出ているとされている川の一つ。崑崙山の東南の隅から流れ出て、山の北東を流れ、さらに南西へと流れて南海に注いでいたという。
             
             赤水は日照りの女神、魃(ばつ)の領土の境界線にもなっていた。天帝が黄帝(こうてい)だった時代のこと、蚩尤(しゆう)という怪物が大風雨を起こして暴れまわった。このとき、黄帝は日照りの女神で天女だった魃を天界から呼び下して、大風雨を鎮めた。だが、一度地上に降りた魃は二度と天界に戻れなくなってしまい、魃のいる場所で干ばつが起こって人々を困らせた。そこで黄帝は赤水から北を魃の住処と定め、人々の土地が干ばつで苦しまないようにした。
             
 しかし、魃はときどき赤水の南にやってきて人々を困らせることがあった。こんなとき人々は「神よ、北へ帰れ」といって魃を追い払ったという。 | 
           
        
       
      
      
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