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朝歌 |
チョウカ |
中国神話 |
都城 |
中国殷(いん)王朝の紂(ちゅう)王の都城。現在の河南省淇(き)県にあったという。神話によれば、紂王は王になった当初こそ立派だったが、やがて傲慢(ごうまん)になり、愚かな振る舞いに及んだ。紂王は朝歌城に鹿台(ろくだい)に代表されるような贅を尽くした宮殿楼閣を築き、美女たちを集め、取り巻き連中と淫蕩(いんとう)にふけった。宮苑の池を酒で満たし、肉を木に吊るして、みな裸になって遊びまわった。ここから「酒池肉林(しゅちにくりん)」という言葉も生まれた。こうして人心は紂王から離れてしまい、やがて周(しゅう)の文王、武王によって滅ぼされた。
→鹿台 |
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