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東勝神州傲来国花果山 |
トウショウシンシュウゴウライコクカカサン |
西遊記 |
山 |
中国明代の小説『西遊記』で、孫悟空が生まれたとされている山。
『西遊記』によれば、世界の中心は須弥山(しゅみせん)でそのまわりは海に取り巻かれていた。その海に東勝神州(とうしょうしんしゅう)・西牛貨州(さいごかしゅう)・南贍部州(なんせぶしゅう)・北倶盧州(ほくくるしゅう)の四州(四大陸)があった。東勝神州の海の彼方に傲来国があり、その近くの大海にある名山が花果山だった。
花果山頂上に高さ三丈六尺五寸、周囲二丈四尺の大きな仙石があり、この石が裂けて生まれてきたのが孫悟空だった。
花果山には尽きることのない谷川があり、その谷川の源に滝があった。そして、滝つぼの中に水簾洞(すいれんどう)という洞窟があった。どうやらかつて誰かが暮らしていた場所らしく生活道具もすべて揃っていた。ここが孫悟空の当初の住処となった。 |
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