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銅台府地霊県 |
ドウダイフチレイケン |
西遊記 |
県 |
中国明代の小説『西遊記』で、土地の長老で信心家の寇洪(こうこう)が住んでいた県。玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)一行は天竺国(てんじくこく)の城市を過ぎてさらに西へ旅してこの地に至った。
県城内に入ると一行はすぐにも寇洪に話しかけられた。寇洪は大の信心家の老人で、三蔵一行を家に招いて何日間も温かくもてなした。ところが、三蔵たちが出発した日の夜、賊に押し入られ、殺されてしまった。その直後、偶然にも寇洪を殺した賊と遭遇した三蔵たちは盗品を奪い返し、それを送り返そうと再度寇洪の家に向かった。このために三蔵たち四人は賊と勘違いされ、役所に捕えられてしまった。
しかし、悟空の活躍で疑いは晴れ、さらに閻魔王のはからいで寇洪はこの先12年の寿命を与えられて生き返った。
→天竺国 |
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