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度朔山 |
ドサクサン |
神話宗教 |
山 |
中国神話中、神荼(しんと)と欝塁(うつりつ)という二人の門神が住んでいるとされた山。桃都山(とうとざん)ともいう。はるか東方の海の中にある山で、その山上には巨大な桜の木があり、枝葉が三千里にも渡って地を覆っている。その桜の東北の枝の間に鬼門(きもん)があり、多くの鬼たちが出入りしていた。
この桜の木には金鶏(きんけい)という鶏も住んでいた。世界で一番最初に朝の到来を告げる扶桑樹(ふそうじゅ)の玉鶏(ぎょくけい)が鳴くと、度朔山の桜に住む金鶏も鳴き出した。この声を聞いて、夜の間に出かけていた鬼たちが鬼門に戻ってくるのである。
このとき、神荼と欝塁が鬼の検査をしたという。そして、害悪をなすと鬼を見つけると葦の縄で縛り上げて虎の餌にしてしまうのだという。
→鬼門 |
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