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| 不周山 |
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| 神話 |
| 山 |
中国神話中の山。中国古代の地理書『山海経（せんがいきょう）』によれば、西北の海の外、大荒（だいこう）の隅にあるという。
「不周」は周囲が円周でなく形が崩れていることで、これには次のようなわけがあるといわれている。中国の神話上の帝王、顓頊（せんぎょく）の時代のこと。共工（きょうこう）という洪水神が帝王の座を狙い、配下の怪物たちを引き連れて反乱を起こした。しかし、共工は戦いに敗れ、怒って頭を西北にある不周山にぶつけた。このために不周山は途中から折れて崩れてしまった。
この結果大変なことになった。実は不周山は天を支える柱の一本だったのである。それが崩れてしまったので、天地が傾いてしまった。天は西北に低くなり、地は東南に低くなったのである。このために中国では天の星々は西北に移動し、大河は東南に流れるのだという。 |
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