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フランボワイヤン・ワールド
水滸伝の豪傑たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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イオの末裔
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イオの末裔
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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。


天祐星
てんゆうせい
徐寧
じょねい
 梁山泊での順位  18位
 持ち場  騎兵軍八驃騎兼先鋒使
 特技  金鎗法、鈎鎌鎗法
 あだ名  金鎗手(きんそうしゅ)
 出身地・前歴  東京・禁軍金鎗班師範
天下独自の金鎗法、鈎鎌鎗法の使い手で、禁軍金鎗班の師範をしていたので金鎗手と呼ばれていた。
呼延灼率いる連環馬軍を打ち破るのに貢献する
 徐寧は天罡星のひとつ天祐星が生まれ変わった好漢である。
 身長六尺五寸(約195cm)でかっしりした腰つきをしており、白い丸顔には三筋のヒゲを生やしていた。禁軍の金鎗班師範だけあって武芸の腕は抜群で、とくに呼延灼率いる朝廷軍を倒すのに不可欠の軍人だった。呼延灼との最初の戦いで、梁山泊軍は敵の連環馬のために大敗した。連環馬とはよろいをつけた人馬を鎖でつなげて横に並べ敷いた騎兵軍で、強烈な突撃力を持つものだった。この連環馬軍を倒すためにどうしても鈎鎌鎗(先が鎌のように曲がった長槍)を使いこなす必要があり、これが梁山泊に徐寧が必要とされる直接の理由となった。しかし、呼延灼を打ち破るのに不可欠の軍人だったわりには、それ以降の活躍は少なかった。
徐寧の物語
◆家宝の鎖甲(くさりよろい)を盗まれてやむなく梁山泊入り

 東京で禁軍の金鎗班の師範をしていた徐寧の屋敷には先祖から四代も伝えられてきた家宝の鎖甲があった。三万貫で買いたいという人がいるほど見事なよろいだったが、徐寧は売ろうとせず、革箱に入れて家の中の梁に縛り付け、見たいという人がいてもそんなものはないといって断っていた。
 ある日、このよろいが盗まれるという事件が起こった(第56回)。その日、徐寧が行幸する皇帝の護衛のために朝の四時に家を出たときにはよろいはまだ盗まれていなかった。徐寧を送り出すために起きだした妻や女中たちは再度床に入って夜が明けるまで眠ったが、その間に革箱ごとよろいが盗まれたのである。実はこのよろいを盗んだのは梁山泊の時遷で、徐寧を梁山泊入りさせるための作戦だったが、徐寧はもちろんそんなことは知らなかった。夕方になって家に戻った徐寧は事件を知らされて大いに取り乱した。自分の家にはそんなものはないといって見たい人にも見せなかっただけに、へたに騒ぎ立てるわけにもいかず、徐寧は困り果てた。「いったい何者の仕業だろう」と徐寧は一晩中考え続けた。と、その翌日、従弟にあたる湯隆が徐寧の家を尋ねてきた。この湯隆もすでに梁山泊の仲間となっていたが、徐寧は知らなかった。あまりに久しぶりなので、徐寧は湯隆を家に上げてもてなした。が、よろいのことが気になってどうにも楽しむ気分になれない。それを見た湯隆がいったい何があったのかと尋ねるので、徐寧は正直に打ち明けた。「先祖伝来の大事な鎖甲を泥棒に盗まれてしまったんだ。赤い羊の革箱に入れて寝室の梁に縛り付けておいたのに」すると、これを聞いた湯隆がびっくりしたように、「赤い革箱ですって。もしや、真ん中に鞠を転がしている獅子の模様のある箱じゃありませんか」といい出した。まったくその通りだったので徐寧もびっくりし、詳しいことを尋ねると、湯隆が夕べ四十里ほど向こうの村の居酒屋で酒を飲んだとき、足を引きずっている男がそれと同じ箱を持っているのを目撃したのだという。「それじゃ、いますぐ追いかけよう」と意見が一致して、二人はすぐに出発した。
 途中、二人が居酒屋に入り、酒を飲みながら店の者に尋ねると、確かに夕べ足を引きずる男が赤い革箱をかついで通っていったという。二人は喜んでさらに先へ進み、その夜は宿屋に一泊した。その宿屋の者がいうには、その男は夕べこの宿屋に泊まり、今日昼頃まで寝ていてそれから出発したという。そこで徐寧と湯隆は午前二時には目を覚まし、再び泥棒のあとを追い始めた。この日も、湯隆の意見で二人は何度か居酒屋に入り飲み食いしたが、そこで男のことを尋ねるといつも同じ答えが返ってきた。徐寧はもしかしたらよろいを取り戻せるかも知れないと思えたので、とにかく湯隆について先を急いだ。と、日も暮れかけたころ、ついに赤い革箱を地面に置いて、それに腰かけている男、すなわち梁山泊の時遷に追いついた。が、湯隆が赤い箱を開けるとそこにはもうよろいはなかった。徐寧は、「この野郎、俺のよろいをどこにやりやがった」と怒鳴りつけた。時遷は落ち着いたもので、「俺は泰安州の張というもので、その土地のさる金持ちにそのよろいを盗んできたら一万貫やろうといわれたのさ。ところが、盗む途中で足をくじいて歩けなくなってしまった。それで李三という奴によろいだけ先に持っていかせたので、ここには空き箱しかないんだ。しかし、もし裁判ざたにしないでくれるなら、一緒にいってよろいを取り返してやってもいいぜ」という。そこで、三人で泰安州に向けて歩き始めた。
 その夜は宿に泊まって、翌日再び歩き始めるとしばらくして数頭の馬にひかせた空の荷車がやってきた。しかも、荷車のそばにいた李栄という男が湯隆の知り合いで、これから泰安州へ帰るところだという。徐寧ら三人は、時遷が足を引きずってなかなか旅がはかどらなかったので、これ幸いとその荷車に乗せてもらうことにした。やがて荷車が梁山泊までそう遠くないところまでやってきたとき、李栄が馭者に命じて肉と酒を買ってこさせた。李栄に勧められるままに徐寧はこの酒を最初に飲んだが、すぐにも頭がくらくらして気を失ってしまった。実は李栄を名乗った男は梁山泊の楽和、馭者を演じたのは薛永で、徐寧を梁山泊に連れてくるために時遷や湯隆らとぐるになっていたのである。
 やがてさまし薬で目を覚ました徐寧は自分が梁山泊にいるのを知ると、「よくもだましやがったな」と湯隆をののしった。が、ここに宋江が出てきて徐寧に向かって丁重に梁山泊入りを勧めた上、徐寧の家族や女中たちも必ず無事に梁山泊に連れてくると約束した。こういう状況ではさすがの徐寧も逆らうことはできず、ついに梁山泊入りすることになった。十日ほどすると、徐寧の家族も無事に梁山泊に到着し、家宝の鎧も徐寧に返却された。しかし、この十日の間に湯隆がその鎧を着て、徐寧の名を名乗って旅人を殺したので、東京では徐寧はすでに殺人犯として追われる身になっているという。このことを湯隆から聞いた徐寧は、「おまえは本当にひどいことをするなあ」とあきれ果てた。
 梁山泊が徐寧を必要としたのは鈎鎌鎗法を使って呼延灼の連環馬を打ち破るためだったので、梁山泊入りした徐寧はすぐにも梁山泊の軍隊に鈎鎌鎗法を伝授した。間もなく、呼延灼軍との二回目の戦いが始り、徐寧は湯隆とともに鈎鎌鎗を使う歩兵たちの総指揮にあたった。梁山泊軍の鈎鎌鎗部隊は葦や木々の茂みに潜み、鈎鎌鎗を突き出して呼延灼軍の馬の足を引っかけた。呼延灼軍の連環馬は鎧を着せた三十頭の馬を鎖で横につないだもので、とんでもない突進力があったが、横につながっていたので一頭が倒れると集団で次々とひき倒された。こうして、梁山泊軍は呼延灼軍を撃退したのである(第57回)。
梁山泊入山後の活躍
◆騎兵軍の頭領としてつねに最前線で戦い続ける
宣和元年 2月、華州に捕らえられた史進救出作戦が実行される。呉用の作戦で西嶽華山に参詣する朝廷の使節団を装って華州長官賀太守を華山に誘い出して殺すことが決まると、徐寧は護衛兵に変装した(第59回)。

史進が朱武、陳達、陽春を率いて芒トウ山の山賊・樊瑞らを退治するために出征し、徐寧は花栄とともに援軍に出かけた(第59回)。

3月ころ、曽頭市との第一回目の戦争が起こる。晁蓋が徐寧を含む二十名の頭領を選んで曽頭市を攻撃した(第60回)。

5月ころ、北京に住む盧俊義を梁山泊入りさせるための作戦が実行される。呉用にだまされた盧俊義が梁山泊方面に旅してくると、徐寧は李逵や魯智深らとともに盧俊義を襲って戦った(第61回)。
宣和2年 3月、東平府・東昌府攻撃軍が編成される。徐寧は宋江麾下の軍に編入され、東平府を攻めた(第69回)。この戦いで、徐寧は東平府の将・董平と一騎打ちを演じ引き分けた。東平府攻略後、徐寧は宋江軍とともに盧俊義軍の応援に東昌府へ出征したが、敵将・張清の石つぶてを眉間に受けて落馬した(第70回)。
宣和3年 4月、朝廷が梁山泊招安を求める第一回目の勅使を派遣するという情報が入る。徐寧は林冲、関勝らとともに、どうせ中味のない招安に違いないと懐疑的な意見を述べた(第75回)。

夏、童貫率いる朝廷軍と戦う。梁山泊軍は九宮八卦の陣を敷き、徐寧は中央の陣で金鎗隊を率いた(第76回)。
宣和4年 3月、梁山泊が正式に朝廷に帰順する。◎4月ころ、遼国戦争が始まり、徐寧は宋軍の正将として出征した。

檀州の戦い。徐寧は敵将・阿里奇と一騎打ちをしたが、相手が強かったので逃げ帰った(第83回)。

檀州攻略後、宋軍は進軍する兵を二隊に分け、徐寧は盧俊義麾下の軍に編入された(第84回)。

幽州の戦い。徐寧ら十二名の将は盧俊義に率いられて後方で戦っていたが、戦ううちに左右が断崖絶壁に囲まれた青石峪という谷の中に閉じ込められ、援軍のおかげでどうにか危地を脱した(第86回)。

昌平県境での最終決戦。徐寧は敵の木星の陣に討ち入る一隊に加わった(第89回)。

田虎討伐戦始まる。

蓋州城攻略戦。徐寧は韓滔とともに敵城の東門を奪った(第92回)。
(宣和5年) 蓋州攻略後、宋軍は兵を二隊に分け、徐寧は宋江麾下の軍に編入された(第93回)。

昭徳城攻略戦。敵将・喬道清の妖術のために徐寧は林冲や宋江とともに危機に陥ったが、不思議な土地の神によって救われた(第95回)。

昭徳城攻略後、宋江軍は兵を分け、徐寧は索超らとともに潞城県を攻めた(第98回)。潞城県攻略後は大谷県城を奪った(第99回)。

王慶討伐戦始まる。◎山南州攻略後、徐寧は盧俊義の指揮下に入り、西京州を攻めた(第107回)。
宣和5年 方臘討伐戦始まる。

潤州攻略後、宋軍は兵を三隊に分け、徐寧は宋江麾下の軍に編入され、常州、蘇州へ向かった(第112回)。

蘇州無錫県の戦い。敵方から選ばれた8騎兵と宋軍から選ばれた8騎兵がそれぞれ一騎打ちをすることになり、徐寧もこのうちの一騎に選ばれ、敵将・鄔福と引き分けた(第113回)。

杭州で戦死する。
 杭州まで来た宋江軍は、花栄と秦明、徐寧とカク思文を一組にして数日間杭州を偵察した。ある日、徐寧とカク思文が手兵を従えて偵察していると敵の城門が開かれていたので、二人は吊り橋のそばまで近づいてみた。と、敵の軍勢が飛び出してきたので徐寧は急いで逃げ出したが敵の射た矢が首筋にあたってしまった。その場はどうにか逃げ延びたが、この矢が毒矢だったために治療の甲斐なく戦死した(第114回)。
 小説
イオの末裔
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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

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