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フランボワイヤン・ワールド
水滸伝の豪傑たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。


地傑星
ちけつせい
宣贊
せんさん
 梁山泊での順位  40位
 持ち場  騎兵軍小彪将兼斥候担当頭領
 特技  剛刀
 あだ名  醜郡馬(しゅうぐんば)
 出身地・前歴  東京・歩司太尉(歩兵軍大臣)
貴族の女婿となり郡馬という官名を授かったが、妻は夫が醜いのを苦にして死んでしまったというほどのぶ男だったので醜郡馬と呼ばれた。
正直すぎて醜かったために出世できなかった硬骨漢
 宣贊は地煞星のひとつ地傑星が生まれ変わった好漢である。
 身の丈八尺(240cm)の大男で、鍋底のような顔、鼻の穴が上を向き、ちぢれ毛、赤ひげを生やしていた。
 貴族に婿入りしたものの妻が死んでしまったために出世できず、正直でおべっかを使わなかったので上司にあたる 東庁枢密使・童貫も宣贊のことを嫌っていた。しかし、人を見抜く力のある人物で、梁山泊のために北京が危機に陥ると、はした役人だった関勝を梁山泊討伐軍の総指揮官に任命するように宰相の蔡京に推薦した。宣贊自身、武芸の腕もあったので、郝思文とともに関勝に従って司令官として梁山泊退治に出征した。このときの関係が梁山泊入山後も引き継がれ、戦争が起こった場合には宣贊は関勝の部下として行動することが多く、郝思文とはいつも同じ戦場で戦うことになった。戦争用の豪傑なので、派手な豪快さにはかけるが、戦場では役に立った。
宣贊の物語
◆梁山泊討伐軍総司令官として大刀の関勝を迎える

 宣贊は東京で官庁の警備隊長として一隊を率いている程度の身分だった。ある年の冬、梁山泊軍が北京を包囲したことから東京で軍事会議が開かれ、宣贊は近衛軍、歩兵軍、騎兵軍の大臣に従って会議に出席した(第63回)。席上、宰相蔡京が出席者の意見を求めると、みなは恐れて何もいわなかったが、宣贊は我慢できなくなり、前へ出ていった。「わたしはかつて地方にいたときに、大刀の関勝という男と知り合いました。蒲東県の捕盗役人ではありますが武芸にすぐれた立派な男です。この男を迎えて軍隊の総指揮官にすれば、梁山泊をせん滅することができるでしょう」
 蔡京がこの意見を認めたので、宣贊はさっそく命令書をあずかって蒲東県へ向かった。宣贊の話を聞いた関勝は喜び、腹心の部下・郝思文を同道することを望んだので、宣贊はそれを承諾し、三人で東京に戻った。それから、郝思文が先鋒、宣贊が後詰め、関勝は総指揮官となり、一万五千の精鋭を率いてすぐにも梁山泊へ向かった。北京ではなく、まず梁山泊を攻めるというのは関勝の作戦だった。盧俊義と石秀を救出するために北京を包囲していた梁山泊軍も、関勝の軍が梁山泊近くに陣を敷いたことがわかると、急遽撤退し、梁山泊近くに陣を敷いた(第64回)。
 間もなく、宣贊率いる軍勢が梁山泊の本寨に迫ると、梁山泊軍の陣から花栄が馬を走らせ、槍を構えて突きかかってきた。このとき花栄が負けたふりをして逃げ出したので宣贊が追いかけると、花栄はすぐにも宣贊めがけて弓を放った。一本目の矢を宣贊は刀で払い、二本目は身体をひねってよけたものの、敵の弓が優れているのを恐れて、すぐにも自陣に引き上げた。そして、花栄が三本目の矢を射るとそれが宣贊のよろいの背中側の金具に当たったので、宣贊は大いに驚いた。
 ところで、宣贊が自陣に戻ると次には関勝が敵陣の前に出ていき、林冲、秦明の二人と戦ったが、関勝が負けそうになるや、宋江が金鼓をならして林冲、秦明を引き上げさせるということがあった。関勝がこれを不思議がっていると、その夜のうちにも梁山泊の呼延灼が密かに関勝を訪ねてきた。呼延灼は宋江と自分は本当は朝廷に帰順したいと思っているので、宋江の命令で協力しに来たのだと関勝に告げた。これは実は梁山泊軍の作戦だったが関勝はまんまとだまされた。関勝は呼延灼と話し合い、翌日の夜に間道から直接梁山泊軍の陣地に攻め込む計画を立て、宣贊と郝思文が二手に分かれてそれを援護するように命じた。その夜、関勝は五百の兵だけを率いて呼延灼の案内で間道を進み、宣贊と郝思文は別な方角から梁山泊の陣地を目指した。と、宣贊の前に秦明と孫立が率いる軍勢が現れた。「泥棒野郎どもめ、邪魔すると命はないぞ」と宣贊が怒鳴りつけると、秦明が馬に乗って飛び出してきたので、宣贊も馬を走らせた。が、数合打ち合っただけで、宣贊が秦明の狼牙棍で馬からたたき落とされ、敵兵に生け捕りにされてしまったので、率いていた軍勢もことごとく降伏した。同じころ、関勝と郝思文も生け捕りにされており、三人は夜明け頃に梁山泊の忠義堂に護送された。宣贊、関勝、郝思文の三人はこのとき死を覚悟した。しかし、宋江を始め梁山泊の頭領たちはしきりに無礼を詫びたうえで、梁山泊入りすることを勧めた。この勧めを関勝が受け入れたので、宣贊と郝思文もそれに従って梁山泊入りする決心をした。
梁山泊入山後の活躍
◆入山直後から梁山泊軍に加わって戦い始める
宣和元年 冬、梁山泊軍として北京攻撃に加わる。宣贊、関勝、郝思文は朝廷から派遣されたときと同じ兵を率いて、先鋒となって北京に攻め寄せた(第64回)。
宣和2年 正月の北京攻撃において、宣贊、関勝、郝思文は騎兵軍に編入された(第66回)。

梁山泊討伐軍の指揮官に任命された凌州の将・単廷珪と魏定国を討伐するため、宣贊、関勝、郝思文が五千の兵を率いて凌州に攻め寄せた。この戦いで、宣贊と郝思文は一度は敵捕虜となったが、東京へ護送される途中で李逵と鮑旭に救出された。

3月、東平府・東昌府攻撃で、宣贊、関勝、郝思文は盧俊義麾下の軍に編入され、東昌府を攻めた(第69回)。この戦いの最中、宣贊は敵将・張清の石つぶてを受けて落馬し、味方に救出された(第70回)。
宣和3年 夏、童貫率いる梁山泊討伐軍と戦う。梁山泊軍は九宮八卦の陣を敷き、宣贊、郝思文は大将・関勝の副将として、東門に位置する一隊を率いた(第76回)。
宣和4年 2月、梁山泊が朝廷に帰順。

4月ころ、遼国戦争始まる。宣贊、郝思文は宋軍の副将として遼国戦争に出征。

檀州攻略後、宋軍が進軍する兵を二隊に分ける。宣贊、郝思文は盧俊義麾下の軍に編入される(第84回)。

幽州城攻略戦。宣贊、郝思文は関勝とともに左軍を率い、敵の伏兵と戦う(第86回)。

昌平県境での最終決戦。宣贊、郝思文は敵の土星の陣に討ち入る一隊に加わる(第89回)。

田虎討伐戦始まる。蓋州城攻略戦。宣贊、郝思文は東門を攻撃する兵を率いた(第92回)。
(宣和5年) 蓋州攻略後に宋軍が兵を二隊に分ける。宣贊、郝思文は盧俊義麾下の軍に編入される(第93回)。

盧俊義軍が晋寧府城を取る。宣贊、郝思文は呂方、郭盛とともに城の守備隊となる(第97回)。

盧俊義軍が汾陽府城を取る。宣贊、郝思文は本隊と合流し、盧俊義とともに城を奪い返しに来た敵将・索賢、党世隆、凌光を討ち取る。宣贊、郝思文はそのままフン陽府の守備隊となった(第99回)。

王慶討伐戦。宛州城攻略戦。宣贊、郝思文は敵の援軍と戦うために城の東側に陣を敷き、宛州城攻略後は城の守備隊となる(第105回)。

南豊州での王慶軍との最終決戦。宋軍は九宮八卦の陣を敷き、宣贊、郝思文は大将・関勝の副将として、東門に位置する一隊を率いる(第109回)。
宣和5年 方臘討伐戦始まる。宋軍は潤州攻略後に兵を三隊に分け、宣贊、郝思文は宋江麾下の軍に編入され、常州、湖州へ向かう(第112回)。

方臘討伐戦の常州攻略戦。関勝が危機に陥り、宣贊、郝思文は徐寧とともにこれを救出する。敵将・沈抃を討ち取る(第112回)。

蘇州城下の戦い。宣贊は敵将・郭世広と激戦し、お互いに傷つきあってともに飲馬橋(いんばきょう)のたもとで戦死する(第113回)。
 小説
イオの末裔
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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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