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フランボワイヤン・ワールド
水滸伝の豪傑たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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地明星
ちめいせい
馬麟
ばりん
 梁山泊での順位  67位
 持ち場  騎兵軍小彪将兼斥候担当頭領
 特技  大滾刀(だいこんとう)
 あだ名  鉄笛仙(てつてきせん)
 出身地・前歴  南京・黄門山の山賊の第三の頭領
あだ名の由来
鉄笛を吹くのがうまかったので鉄笛仙と呼ばれた。
宋江を敬愛して仲間とともに梁山泊入りする
 馬麟は地煞星のひとつ地明星が生まれ変わった好漢である。
 黄門山で山賊の第三の頭領をしていたときに、宋江と梁山泊の好漢たちが近くを通るという情報を手に入れ、第一の頭領・欧鵬たちとともに一行の前に突然現れてそのまま梁山泊入りした。南京建康生まれの遊び人上がりで、獰猛な顔つきをしており、大きな滾刀を振り回し、百人を相手にしてもひけを取らない腕前だったので、梁山泊では戦闘要員として扱われ、戦闘場面でだけ活躍した。しかし、梁山泊の豪傑たちの中で目立つほどの強さはなかった。平和なときには鉄笛を吹いて楽しむという意外な側面もあった。
馬麟の物語
◆梁山泊一行の前に突如出現した山賊の仲間

 馬麟は黄門山の山賊を率いる第三の頭領だった。黄門山には馬麟のほかに、第一の頭領・欧鵬、第二の頭領・蒋敬、第四の頭領・陶宗旺がおり、四五百人の手下を率いていた。
 あるとき、江州で処刑されそうになった宋江が梁山泊の好漢たちに救出され、無為軍を焼き討ちして黄文炳に復讐したという情報がもたらされた。梁山泊一党は宋江を連れて梁山泊へ帰ることになったが、この行程の途中に黄門山があった。これを知った馬麟たち4人の頭領は、以前から有名な宋江に会いたいと思っていたので、いまこそそのチャンスだと考え、梁山泊一党がやってくるのを待ちかまえた。やがて、それらしい集団がやってくると馬麟たちは四五百人の手下を率いて飛び出し、欧鵬が相手が宋江一行だと確認するために、わざと一行を襲撃しに来たようなふりをし、「おまえらは江州と無為軍で大暴れした梁山泊一行ではないか。命が惜しければ宋江を差し出せ」と叫んだ。すると一行の中からひとりの男が現れ、「わたしが宋江ですが、みなさんに襲われるようなことをした覚えはありません。どうか命だけは助けてください」といった。
 馬麟たちは目の前に出てきたのが宋江本人だったので慌てて馬から下りた。そして、宋江の前に平伏すると欧鵬が、「わたしたち4人は宋江殿の名前を聞くにつけ、何とかして会いたいものだと思っていました。江州で捕らえられたと聞いたときには助けに行こうと思い、江州の様子を探るために手下を派遣しました。するとすでに大勢の好漢によって救出され、さらに無為軍にも焼き討ちをかけたということがわかりました。もしそのとおりなら、兄貴はきっとここを通って梁山泊に向かうものと思い、こうして待ち受けていたのです」と打ち明け、先ほどの無礼を詫びた。こういうと宋江も喜んだので、馬麟たちはすぐにも宋江一行を黄門山の山寨に招き、大いにもてなした。この席上、宋江が「このたびわたしは梁山泊の仲間に加わることにしたのですが、みなさんも一緒に梁山泊の仲間になるというのはどうでしょう」といった。これを聞くと馬麟たちは大いに喜び、すぐにもその申し出を受け入れた。
 こうして馬麟たちは配下の山賊たちと一緒に梁山泊の仲間に加わることにし、翌日には山寨に火をつけ、宋江らとともに梁山泊へと向かった(第41回)。
梁山泊入山後の活躍
◆方臘討伐戦中に睦州で戦死する
政和7年 7月ころ、入山直後の宋江が家族を梁山泊に呼び寄せるために単身故郷に向かう。宋江の身を心配した呉用らの命令で、馬麟は李逵、陶宗旺たちとともに宋江のあとを追い、宋江の故郷で宋江を捕らえようとしていた役人たちをけちらした(第42回)。
政和8年 1月ころ、祝家荘戦争が起こる。この戦いで馬麟は祝家荘の将・祝竜、扈家荘の女将軍・扈三娘と一騎打ちをしたが、勝つことはできなかった(第48回)。また、馬麟は戦争終了後に李家荘の李応と杜興を梁山泊に引き入れるための作戦に加わった。馬麟は州の捕盗係の役人に変装し、蕭譲たちとともに李家荘を訪ね、難癖を付けて李応と杜興を逮捕するように見せかけると、二人を護送して梁山泊の仲間に渡した(第50回)。

秋、柴進を救出するため高唐州攻撃軍が編成される。馬麟は林冲らとともに先鋒隊に加わった(第52回)。

冬、呼延灼率いる梁山泊討伐軍と戦う。欧鵬は一回目、二回目ともに梁山泊軍に加わる。
宣和元年 秋、盧俊義と石秀を救出するための北京攻撃軍に加わる(第63回)。
宣和2年 正月、盧俊義・石秀救出作戦が実行される。馬麟は北京攻撃軍に加わる(第66回)。

春、曽頭市との二度目の戦争が起こり、馬麟は副将として曽頭市の南の陣を攻める部隊に加わった(第68回)。また、戦いの最中に青州と陵州の軍勢が近づいてくることがわかると、馬麟は花栄らとともに陵州兵を迎えうち、これをけちらした。

3月、東平府・東昌府攻撃軍が編成される。馬麟は盧俊義の軍に編入され、東昌府を攻めた(第69回)。

4月に梁山泊百八星の最終的な役割が決まってから、梁山泊には珍しく平和な日々が続き、馬麟は笛を吹いて楽和たちとともに音楽を楽しむこともあった(第71回)。
宣和3年 夏、童貫率いる朝廷軍と戦う。梁山泊軍は九宮八卦の陣を敷き、馬麟は大将・索超の副将として西南の一隊を率いた(第76回)。
宣和4年 3月、梁山泊が朝廷に帰順する。

4月ころ、遼国戦争が始まり、馬麟は宋軍の副将として出征する。

檀州攻略後、宋軍は進軍する兵を二隊に分け、馬麟は宋江麾下の軍に編入された(第84回)。

薊州攻略後、宋江が公孫勝の師匠の羅真人に会いたいといいだし、馬麟ら6名の将が宋江、公孫勝と一緒に二仙山への旅に出た(第85回)。

昌平県境の最終決戦。宋軍は九天玄女の法を用い、馬麟は敵の水星の陣に討ち入る一隊に加わり、欧鵬、鄧飛とともに敵将・蕭大観を討ち取った(第89回)。

田虎討伐戦始まる。

蓋州城攻略戦。馬麟は史進、黄信らとともに伏兵となり、敵の援軍を撃退した(第92回)。
(宣和5年) 蓋州攻略後、宋軍は兵を二隊に分け、馬麟は宋江麾下の軍に編入された(第93回)。

王慶討伐戦始まる。

南豊州での最終決戦。梁山泊軍は九宮八卦の陣を敷き、馬麟は大将・索超の副将として西南の一隊を率いた(第109回)。
宣和5年 方臘討伐戦始まる。

潤州城攻略後、宋軍は陸路の兵を二隊に分け、馬麟は宋江麾下の軍に編入され、常州、蘇州へ向かった(第112回)。

常州城攻略戦。馬麟は燕順、孫立らとともに西門から城内に攻め込み、城内を大混乱に陥れた(第112回)。

杭州攻略戦中に張順が戦死し、宋江が現場に出向いてその供養をする。このとき、馬麟は樊瑞、石勇とともに伏兵を敷き、敵の攻撃を追い返した(第114回)。

杭州攻略後、宋軍は兵を二隊に分け、馬麟は宋江麾下の軍に編入され睦州へ向かった(第116回)。

睦州入口の烏竜嶺で戦死した解珍、解宝の死体を取り戻そうとして宋江が危機に陥る。馬麟は秦明、李応、李逵、項充、李袞らと駆けつけ、敵をけちらして宋江を救出した(第117回)。その後、馬麟は燕順とともに近くの村に派遣され、烏竜嶺を越える裏道を知っている村の古老を連れて来た。

睦州の烏竜嶺で戦死する。宋軍が睦州城を攻めている間に馬麟らは烏竜嶺の敵と戦ったが、敵将・白欽に投げ槍を投げられてひるんだところに、敵将・石宝の刀を浴び、馬麟は身体を真っ二つに斬られて戦死した(第117回)。
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イオの末裔
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 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

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