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フランボワイヤン・ワールド
水滸伝の豪傑たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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天牢星
てんろうせい
楊雄
ようゆう
梁山泊での順位 32位
持ち場 歩兵軍頭領
特技 斬首
あだ名 病関索(びょうかんさく)
出身地・前歴 河南・薊州の牢役人兼首斬り役人
あだ名の由来
武芸に秀でており、顔が黄色かったので、三国志演義に登場する関羽の息子として人気のあった関索の名を取って、病関索と呼ばれた。
全身に刺青をした牢役人兼首斬り役人
 楊雄は天罡星のひとつ天牢星が生まれ変わった好漢である。
 薊州の生まれではなく、従兄弟が薊州知府として赴任してきたときに一緒についてきたのだが、29才のときにはすでに人々から一目置かれるほどの人物になっていた。薊州では牢役人兼首切り役人をしていた。堂々たる風貌、たくましい体つきで、全身に藍色の刺青があった。刑を執行するときの刀の扱いは見事なもので、まるで風を切るように首を斬った。しかし、女には淡泊なうえに、仕事が忙しくてしばしば家を空けるような生活をしていたため、妻が浮気をしてしまう。石秀と一緒にこの妻と浮気の相手を殺してしまったことから薊州にいられなくなり梁山泊に逃れることになった。天罡星のひとつで、梁山泊入山前に長い物語を持つ人物だが、梁山泊ではあまり目立たなかった。
楊雄の物語
◆薊州の街角で石秀と知り合って義兄弟になる

 楊雄は薊州の牢役人兼首斬り役人で、家には潘巧雲という妻ともと肉屋だった舅の潘老人がいた。
 ある年の秋、楊雄が処刑の仕事を終え、祝儀にもらった品々を獄卒たちに持たせて町を歩いているとふいに7、8人のならず者たちが飛び出してきて、楊雄たちの前に立ちはだかった(第44回)。楊雄が立ち止まるとならず者のひとりが、「牢役人さん、おれたちに金を貸してもらえませんか。あんたは今日、人からたくさんまきあげたたんだから貸してくれたっていいでしょう」といった。楊雄が腹を立て、「これはご祝儀にいただいたものでまきげたものではない。それをおまえらなんかに貸せるものか」というと、ならず者たちは突然獄卒に襲いかかり、祝儀にもらった品々を奪い取ってしまった。「なにをする」と楊雄は叫び、すぐに祝儀の品を取った者に殴りかかろうとしたが、ほかのならず者たちに捕まえられてしまった。これを見た獄卒たちは慌てて逃げ出してしまい、楊雄はたったひとりでじたばたするばかりだった。
 このとき、どこからか人々をかき分けてひとりの大男がやってきて、「乱暴はやめろ」とならず者たちを怒鳴りつけた。「おまえなんかに関係はない」とならず者が叫ぶと、大男は腹を立て、すぐにもならず者たちを殴り始めた。おかげで楊雄も自由を取り戻し、次々とならず者たちを殴り始めた。殴り倒されたならず者たちは相手が強いのに驚き、起き上がるとばらばらと逃げ出していった。楊雄はかっとしていたので、助けてくれた男のことも忘れてそのあとを追いかけていった。それから間もなく、楊雄は捕り手の役人とともにならず者たちを捕まえ、奪われた品物も取り返したが、このときになって自分を助けてくれた大男に礼をいっていなかったことを思い出した。楊雄は役人たちと一緒にあちこち捜し回り、やっと町の者から大男が二人の旅人と一緒に居酒屋に入っていったことを聞き出した。
 楊雄は役人たちを連れてすぐにもその居酒屋に駆けつけ、どたどたと入り込み、大声を出して自分を助けてくれた男がいないか尋ねた。少しして、さっきの大男が立ち上がって楊雄を迎えた。楊雄は大いに喜び、さっそく名を尋ねると、大男は自分は石秀だと名乗った。二人の旅人に誘われてこの居酒屋に来たのだが、その二人は楊雄が大勢でやってきたのを見てケンカだと勘違いして出ていってしまったという。これを聞いた楊雄はすぐに一緒にいた役人たちに酒を振る舞い、引き上げさせた。こうして石秀と二人だけになると、楊雄は「どうでしょうか。いまここで義兄弟の盟を結んでもらえないでしょうか」と申し込んだ。これを聞くと石秀も喜んだ。楊雄は29才、石秀は28才だったので、楊雄が義兄、石秀が義弟ということになった。このとき、楊雄の舅の潘老人が数人の男たちを連れて居酒屋にやってきた。楊雄がもめ事に巻き込まれたと聞いて駆けつけてきたのである。潘老人も石秀が楊雄の義兄弟になったと聞くと喜び、一緒に酒を飲み始めた。そうやって話すうち、石秀の実家が肉屋で、石秀自身にも肉屋の経験があることを知った潘老人は、それならうちに来て肉屋家業を継いでくれないかと申し込んだ。潘老人も肉屋だったが、年をとりすぎたためにいまでは廃業していたのである。石秀にも異存はなかったので、これから石秀は楊雄の家の裏手にある建物に住み、そこを仕事場にして、潘老人の店を引き継ぐことになった。

◆浮気した妻・潘巧雲を殺して梁山泊へ向かう

 それから数カ月は何事もなく過ぎた。11月も半ばのある日の昼頃、仕事の合間に町をぶらついていた楊雄は石秀と出会った(第45回)。楊雄は時間に余裕があったのですぐにも石秀を誘って料理屋に入った。しかし、どういうわけか石秀は浮かない顔をしていた。そこで問いただしてみると、石秀は楊雄の妻の潘巧雲が浮気をしているというのだ。
 その話は事実だった。楊雄の妻の潘巧雲は前夫を亡くして後に楊雄と結婚した身だが、まだ若くて魅力的だったし、夫の楊雄が牢役人で月に20日以上も牢に泊まり込むという生活をしていたので、いささか欲求不満だった。ここに、裴如海(はいにょかい)という若く美男の和尚が登場し、2人は関係を持つようになった。楊雄の家の迎児(女中)と裴如海に仕える雲水(遍歴修行僧)が、2人の密会に協力した。楊雄が牢に泊まるときには迎児が家の裏口の前に目印の香机を出しておき、雲水は毎日この有無を確認して裴如海に知らせる。楊雄の留守に2人が密会した翌朝早くには、雲水が周りに誰もいないのを確認してから裏口の前で木魚を叩き、その音を聞いて目を覚ました裴如海が家を出るというものだった。同じ家の中には潘老人も住んでいたが、日が沈むと寝てしまったので2人の関係には気がつかなかった。しかし、それからほどなく、裏の離れに住む石秀がその関係に気がついた。石秀は、兄貴ほどの好漢があんな女にダマされるなんてと思い、わざわざ知らせに来たのである。
 話を聞かされた楊雄は「なんて女だ」と大いに怒った。すると石秀は「兄貴、まあ落ち着いてください。今日のところはこちらからは何もせず、明日は泊まり番だということにして、家を出てください。そして、真夜中過ぎに家に戻れば裴如海はびっくりして裏門から逃げ出しますから、それをわたしが捕まえましょう」という。なるほどと思った楊雄は石秀のいうとおりにする約束をした。
 ところがその日の夜、州の長官に呼び出されて酒を飲んだ楊雄は完全に酔っぱらって家に帰ると、「おまえは一体どういう女だ。ただじゃすまさないからな」と妻をののしってしまった。しかも、酔っぱらっていたので翌朝には自分が何をいったか忘れていた。潘巧雲は機転の利く女だったので、楊雄が夕べのことを何も覚えていないと確認するなり、石秀がいやらしいことをするのでどうにかしてほしいと楊雄に訴えた。これを聞いた楊雄は、今度は石秀に腹を立てた。他人の女房に手を出そうとしたがそれがうまくいかなかったので、嘘の告げ口をしたに違いないと思ったのである。そして、楊雄は石秀の方を家から追い出してしまった。
 すると数日後の早朝、楊雄の屋敷の近くで裴如海と浮気の手伝いをしていた雲水の死体が発見されるという事件が起こった。楊雄に追い出された石秀がそれなら自分ではっきりした証拠を見せてやろうと思い、潘巧雲と裴如海が浮気をした翌朝に、その二人を殺したのである(第45回)。事件を知った楊雄はすべてをさとり、石秀を探し出して家を追い出したことを謝った。それから2人は話し合い、事実をはっきりさせるために潘巧雲と迎児をひっそりした翠屏山に誘い出し、すべてを白状させた上で楊雄が斬り殺した。
 こうなるともう薊州に留まっているわけにはいかない。さてどうしたものかと楊雄がいったとき、実はこういうことがあったのだと石秀は打ち明けた。というのは、楊雄と石秀がはじめて出会い2人で町のごろつきをやっつけたその日、偶然にもその光景を見ていた好漢2人と酒を飲んだのだが、それが梁山泊の戴宗と楊林で、このとき梁山泊に誘われたのだと。そこで楊雄と石秀はすぐにも梁山泊に向かおうと決心するが、ちょうどこのとき物陰から事の次第のすべてをのぞき見していた時遷という泥棒が現れて、それなら俺も連れていけといいだし、一緒に梁山泊へと向かうことになった。(第46回)

◆梁山泊VS祝家荘戦争の原因を作る

 その後、楊雄、石秀、時遷の3人は旅を続け、やがてウン州に入ると独竜岡の手前にある祝家荘という土地で祝家店という一件の宿屋に入った。この店には酒はあったがあいにく肉がきれていたので、時遷は店の者が寝に行った後でその店で飼われていた大きな鶏を盗んで勝手に料理した。楊雄も石秀もそれと知らずにこれを食ったが、このとき再び店の者が出てきて大騒ぎし始めた。3人は店の奥から出てきた四五人の大男を殴り倒すと、店に放火して夜の道を逃げ出した。ところが、逃げるうちに祝家荘の追手が200人ばかりもやってきて3人を取り囲んだ。祝家荘は梁山泊に近かったので、襲われたときのためにいつでも戦える準備を整えていたのだった。楊雄と石秀はどうにかこれを逃げ延びたが、時遷は敵に捕らえられてしまった(第46回)。
 夜明け近くなって楊雄と石秀は一件の居酒屋にたどり着き、とりあえず飯を食うことにした。ここで楊雄は偶然にもかつて見知った顔に出会った。それは鬼臉児の杜興という男で、かつて商売仲間を殺して薊州の役所につながれていたとき楊雄の手で救われるということがあった。この杜興が事情を聞くと、それならわたしが時遷さんを取り戻しましょうといいだした。杜興によれば、このあたりには祝家荘、扈家荘、李家荘という3つの村があり、梁山泊に襲われたときのために同盟関係を結んでいるが、杜興は現在李家荘の主人・李応のもとで主管を務めている。だから、李応に頼めばどうにかなるだろうという。そこで、楊雄と石秀はすぐにも李応に会い、「ぶしつけではありますが、祝家荘へ手紙を出し、時遷の命を救ってほしいのです」と訴えた。李応はすぐに承知し、家塾の先生に手紙を書かせ、副主管に命じて祝家荘へ持っていかせた。ところが祝家荘の主人には3人の息子がいて、彼らが承知しなかった。時遷を梁山泊の一味だと考えたからだった。怒った李応はみずから馬を走らせて祝家荘に向かったが、敵の矢を受けて大怪我をする始末。楊雄と石秀は、いまとなっては絶対に梁山泊に入って時遷を救い出すしかないと考え、李応を巻き込んでしまったことを詫びてから梁山泊へと出発した。
 梁山泊では戴宗、楊林はじめ頭領のみなが2人を歓迎した。楊雄と石秀がこれまでの事情を説明したとき、山寨の主だった晁蓋は2人が梁山泊の名をかたったとして怒りだしたが、宋江がこれをなだめた。そして、祝家荘こそ梁山泊に敵対しているのだから、いまこそこれを叩こうといいだした。そうすれば、山寨の兵糧の不足も補えるというのが宋江の考えだった。こうして、楊雄、石秀は無事に梁山泊の一員となり、祝家荘との戦争が始まることになった(第47回)。
梁山泊入山後の活躍
◆天罡星のわりに梁山泊での活躍が少なかった楊雄
政和8年 1月ころ、祝家荘戦争が起こる。楊雄はこの戦争の参加し、梁山泊軍のために李家荘の李応と杜興を紹介し、李家荘を梁山泊の味方に付けるために尽力した(第48回)。祝家荘戦争に勝利したあとには、李家荘の李応と杜興を梁山泊に引き込むために蕭譲らが役人に変装して二人を逮捕すると見せかけて屋敷から連れ出した。楊雄は宋江らとともにこの一団を襲ったふりをし、二人を梁山泊までつれてきた(第50回)。

7月ころ、高唐州に捕らえられた柴進を救出するための軍に加わる(第52回)。

冬、呼延灼率いる梁山泊討伐軍と戦う。楊雄は二度の戦いに参加する(第55、57回)。

青州に雇われた呼延灼が白虎山の孔明を生け捕りにしたことから、梁山泊軍に加わり、二竜山、白虎山、桃花山と協力して青州を攻める(第58回)。
宣和元年 2月、史進と魯智深が華州の賀太守という役人のために捕らえられる。梁山泊軍は西嶽華山に参詣に来た朝廷の使節団を装って賀太守をおびき出して殺したが、このとき楊雄は朝廷の役人に変装した(第59回)。

3月ころ、曽頭市との第一回目の戦争が起こる。晁蓋が楊雄を含む二十名の頭領を選んで曽頭市を攻撃した(第60回)。

7月ころ、石秀とともに盧俊義の様子を探りに北京へ向かう。北京近くで燕青に出会い、盧俊義が逮捕されたことを知ると、石秀はその様子を探るため北京に侵入し、楊雄は燕青を連れて梁山泊へ戻った(第62回)。
宣和2年 正月、盧俊義・石秀救出作戦が実行される。楊雄は劉唐ととともに取り手の役人に変装して北京の州役所に侵入し、梁山泊軍の攻撃を役所に報告しに来る者たちを入口のところで妨害した(第66回)。
宣和3年 夏、童貫率いる朝廷軍との戦い。楊雄は盧俊義、石秀とともに伏兵となり、逃げてくる童貫の前に立ちふさがり、敵将・鄷美(ほうび)を生け捕りにした(第77回)。

11月、高俅率いる朝廷軍が大小海鰍船数百隻で攻め寄せる。楊雄は石秀とともに敵将・楊温を生け捕りにした(第80回)。
宣和4年 3月、梁山泊が朝廷に帰順する。

4月ころ、遼国戦争が始まり、楊雄は宋軍の正将として出征した。

檀州攻略後、宋軍は進軍する兵を二隊に分け、楊雄は宋江麾下の軍に編入された。

昌平県境の最終決戦。楊雄は敵の太陽の陣に討ち入る一隊に加わった(第89回)。

田虎討伐戦始まる。

陵川県城攻略戦。戦争のはじめ、まず盧俊義が十九名の頭領を率いて陵川県城を攻めることになり、楊雄はこれに加わった。

高平県城攻略戦。陵川県の敵将・耿恭(こうきょう)が宋軍に寝返ったことから、楊雄は石秀らとともに耿恭に率いられた敵兵に変装して高平県城に侵入し、城を落とすのに貢献した(第91回)。
(宣和5年) 蓋州攻略後、宋軍は兵を二隊に分け、楊雄は盧俊義麾下の軍に編入された(第93回)。

汾陽府での戦い。盧俊義軍は敵将・馬霊の妖術に苦しめられ、楊雄も手傷を負った(第99回)。

威勝城攻略戦。楊雄は楊雄らとともに王宮の正面から切り込んで活躍した(第100回)。

王慶討伐戦始まる。

山南城攻略戦。楊雄は石秀、魯智深らとともに兵糧船に潜み、敵が兵糧船を捕らえて城内に引き込もうとしたときに一斉に飛び出して敵城を混乱させた(第106回)。
宣和5年 方臘討伐戦始まる。

宋軍が敵側の大商人・陳将士の屋敷を襲う。楊雄は武松、李逵らと屋敷に討ち入って大暴れした(第111回)。

潤州城攻略戦。宋軍は敵に糧秣を納入する大商人の船団を装う作戦を取る。楊雄は史進らとともに第三団の船に乗り込み、敵城を襲った(第111回)。

潤州攻略後、宋軍は陸路の兵を二隊に分け、楊雄は盧俊義麾下の軍に編入され、宣州、湖州へ向かった(第112回)。

湖州攻略後、盧俊義軍は兵を二隊に分け、楊雄は呼延灼の指揮下に徳清県に向かった(第114回)。

杭州攻略後、宋軍は兵を二隊に分け、楊雄は盧俊義麾下の軍に加わり、歙州へ向かった。

方臘討伐戦に勝利後、杭州で病死する。方臘討伐戦に勝利した宋軍は東京への帰路に杭州城に立ち寄るが、このとき楊雄は背中にできものができて死亡した(第119回)。
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