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フランボワイヤン・ワールド
水滸伝の豪傑たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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イオの末裔
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イオの末裔
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天慧星
てんけいせい
石秀
せきしゅう
梁山泊での順位 33位
持ち場 歩兵軍頭領
特技 槍棒
あだ名 拚命三郎(へんめいさんろう)
出身地・前歴 建康府・薪売り
あだ名の由来
拚命三郎はがむしゃらな奴という意味。ひどい目にあっている人を見るとどうしても助けずにはいられないがむしゃらな大男だったのでそう呼ばれた。
クールでタフな梁山泊のジェームス・ボンド
 石秀は天罡星のひとつ天慧星が生まれ変わった好漢である。
 金陵建康府の生まれで幼少のころから槍棒をたしなみ、武芸は相当な腕前。最初は叔父と一緒に羊や馬の売買をやっていたが、叔父の死後にもとでを失ってしまい、情けなくも薊州で薪売りになった。このとき、28才。生まれた家は肉屋だったので、肉屋稼業もできるという変わり種だったが、思慮が深く、観察力に優れ、いろいろなことによく気がつくという才能があった。楊雄の妻・潘巧雲の浮気がばれたのも石秀の人間観察力によるところが大きい。そのうえ、生まれながらにがむしゃらな奴だったから、ハードでタフな密偵作業にはうってつけだった。まさに梁山泊の“007”である。
石秀の物語
◆楊雄を助けて戴宗に梁山泊に誘われる

 石秀は蘇州で薪売りをして生活していた。ある年の秋ころ、石秀が薪をかついで薊州の街角を歩いていると、一人の立派な風貌の男が四五人のならず者に囲まれ、背後から腕を取られて困っていた(第44回)。石秀は薪を下ろすなり駆け寄って、「おまえたち、乱暴は止さないか」と怒鳴りつけた。「きさまなんかとは関係ない」とならず者がいうと石秀はカンカンになり、すぐにもならず者たちを殴り散らした。困っていた男も身体が自由になると実力を発揮して、敵を打ち倒し、奪われたものを取り返すために逃げたならず者を追いかけていった。実はこの捕まっていた男が楊雄だったが、石秀はまだ知らない。
 このとき二人の男が感心した様子で石秀の暴れっぷりを見ていた。梁山泊の戴宗と楊林だった。二人は故郷の薊州にいる老母や師匠の羅真人に会うために梁山泊を旅立ったまま予定の四五ヶ月を過ぎても戻ってこない公孫勝を捜してここまで来ていたのである。戴宗はすぐにも石秀に声をかけると一緒に居酒屋へ向かった。お互いに自己紹介した後で、「あなたのような豪傑がこんなところで薪売りなどしていても仕方がない、梁山泊で愉快な生活を送りませんか」と誘った。
 石秀はその気になったが、ここに楊雄が七、八人の役人を従えてばたばたと戻ってきた。これを見た戴宗と楊林は待たしてもケンカかと勘違いして、姿をくらましてしまったので、石秀の梁山泊入りはひとまず延期となった。

◆兄貴分楊雄のために人を殺して梁山泊へ

 居酒屋にいる石秀を見つけた楊雄は先ほどの礼を言うとお互いに名乗り会った後で意気投合し、義兄弟の盟を結び、年齢順に楊雄が兄、石秀が弟となった。楊雄の舅の潘老人はもとは肉屋だったので、石秀にも肉屋の経験があることを知ると喜び、石秀は楊雄の家の離れに住まわせてもらい、潘老人の店で肉屋をやることになった。
 ところで、楊雄の妻・潘巧雲は潘老人の娘で、一度結婚したものの夫が亡くなり、楊雄の妻となっていた。二ヶ月ほど過ぎた秋の末、この潘巧雲の前夫のために法事をやることになり、報恩寺の和尚が来ることになったが、楊雄は牢の泊まり番で法事に顔出しができないので、石秀がいろいろと手伝うことになった(第45回)。その日やってきた和尚を石秀が出迎えてみると、それは若い和尚で、二枚目だった。石秀がすぐに潘巧雲に知らせると、潘巧雲は和尚が来たと聞いただけでいかにもうきうきした様子になり、「 海闍黎(かいじゃり)の裴如海さんよ。うちはあの方のお師匠さんの門徒なの」と説明した。石秀はうなづいたが、このときすでに女の様子がおかしいと感じた。そこで石秀は女のあとをつけ、暖簾の影から見ていると、潘巧雲と裴如海はありきたりの世間話をしながらも、お互いにまるで恋人同士のように浮かれている。「楊雄という亭主がありながら、ひどい女だ」と石秀は思った。それから、僧侶たち数人のお経があり、それがすむともてなしの食事が出されたが、その間も潘巧雲と裴如海がいちゃつく場面を何度もかいま見た。石秀はむしゃくしゃし、仕事場へ帰って寝てしまった。
 その後も石秀は何度となく潘巧雲の態度がおかしいと思うことはあったが、はっきりした証拠がないので黙っていた。ところが、一ヶ月ほどたった十一月中旬のこと、石秀が午前四時ころに目を覚ましてみると、ひとりの雲水(遍歴修行僧)が路地の中へ入ってきて大声で念仏を唱え始めた。石秀が飛び起きて戸の隙間から見てみると、頭巾をかぶった一人の男が母屋の方から出てきて雲水と一緒に立ち去り、その後から女中が出てきて門を閉めた。「ああ、やっぱりそうだったか。それにしても兄貴ほどの好漢がこんな女にダマされるなんて」と石秀は思った。楊雄は牢役人で、牢番のために家を空けることが多かったので、その間に潘巧雲が裴如海と浮気をしていたのである。そうとわかった石秀は、その日の昼頃になってから楊雄のいる州役所を訪ね、二人で料理屋に入ると潘巧雲と裴如海の振る舞いについて話して聞かせた。これを聞いた楊雄は「あんちくしょうめ」と大いに怒った。
 ところが、潘巧雲は感のいい女で、楊雄が石秀から何か吹き込まれたことをさとるとその夜のうちに先手を打ち、石秀が自分を誘惑しようとしていると楊雄に訴えたので、楊雄は完全に石秀が自分をだましたと思ってしまった。
 翌朝、石秀が店に出てみると店の中がすべて無茶苦茶に荒らされていた。「なるほど。あの女め、まんまと楊雄をダマしやがったな」と石秀はすぐに感づいた。しかし、ここで腹を立てても仕方ない。石秀は余裕の笑いを浮かべて事態を受け入れると、潘老人のところへ行って几帳面に帳簿を渡してから仕事を辞めることを伝えた。それから石秀は、「楊雄のためにも、この一件ははっきりさせよう」と心に決め、裏町の宿屋に入った。
 数日後、その日が楊雄の泊まり番の日だとわかった石秀は短刀を隠し持って楊雄の家の裏の路地に身を潜めた。と、いつものように朝4時頃になると一人の雲水が入ってきた。石秀はすぐにも雲水を捕まえ、刃物で脅してすべてを白状させた。それによれば、楊雄が泊まり番の日には必ず裴如海が忍んでくるので、翌朝寝過ごさないように雲水が木魚を叩き、念仏を唱えて目を覚まさせていたのだという。これを聞いた石秀は着物と木魚を奪ってから、雲水を刃物で刺し殺した。それから石秀自身が雲水に変装して、路地の奥で木魚を叩いた。間もなく裏門から裴如海が出てきたので、石秀はその後について行った。そして、路地の入口まで来たところで裴如海を蹴り倒し、着物を剥いで真っ裸にしてから短刀で殺してしまった。
 朝が来て雲水と裴如海の死体が発見されると町は大騒ぎになった(第46回)。そんなあるとき石秀は町で楊雄を見つけたのでさっそく料理屋に誘った。さすがの楊雄もこの事件で石秀のいったことが本当だとさとっていたので、石秀に対してしきりに詫びをいった。そこで二人は話し合い、明日になったら楊雄が潘巧雲と女中をだまし、翠屏山という寂しい山に誘い出し、そこで女の口からすべてを白状させることにした。
 翌日、石秀が山の上で待っていると、楊雄と潘巧雲と女中は途中で 駕篭かきを待たせて歩いて登ってきた。石秀を見た潘巧雲は大いに驚いた。それでも潘巧雲は白を切るつもりだったが、楊雄と石秀に脅された女中は、楊雄が留守のときには自分が裏門の外へ香机を出しておき、それを合図代わりにして裴如海が訪ねてきたのだとすべてを白状してしまった。こうなると潘巧雲も隠し通せず、間もなく裴如海との浮気を認めた。「さあ兄貴。これでなにもかもはっきりしたでしょう」と石秀はいった。楊雄は腹を立て、大いに罵って女中と潘巧雲を斬り殺した。

◆祝家荘戦争の原因を作って梁山泊へ

 潘巧雲と女中を斬り殺した楊雄は、さてこれからどうしようかと石秀に持ちかけたが、このときになって石秀ははじめて梁山泊のことを口にした。「実をいいますと、わたしが兄貴を助けたあの日、梁山泊にいる神行太保の戴宗と錦豹子の楊林から梁山泊に来ないかと誘われていたんです。どうです兄貴、梁山泊へ逃げませんか」
 と、ちょうどこのとき物陰から一人の男が飛び出してきていった。「人殺しをして梁山泊へ逃げるとはまったく物騒な話だな」それは楊雄の知り合いの時遷という盗人家業をしている男だった。この時遷が何もかも盗み聞きしていて、自分も梁山泊に連れていけと言い出したので、石秀たちはその場から三人で梁山泊へ向かうことになった。
 数日して、石秀たちは梁山泊から遠くない祝家荘という村で一件の宿屋に入った。この夜の食事に肉がなかったので、時遷が宿屋の裏にいた鶏をちょろまかし、三人はそれで飯を食った。ところが、これに気づいた宿屋の若い衆が腹を立て、石秀たちとケンカになった。このとき若い衆が、「おまえらを梁山泊の強盗だといって役所に突き出してやる」というので、石秀は「もしも本当に梁山泊の好漢だったらどうする」といい返した。そのうちに店の奥から四五人の大男が応援に来た。店の者たちは石秀たちがあまりに強いのですぐにも逃げ出したが、仲間に知らせにいったのは明らかだった。「くそったれめ」と石秀はいうとかまどの火を取ってあちこちに放火した。それから三人は大急ぎで逃げ出したが、すぐにも二百人ほどの男たちが松明を掲げて追いかけてきた。このため、石秀と楊雄はどうにか逃げおおせたが時遷が捕らえられてしまった。
 翌朝、石秀と楊雄がある居酒屋に入って腹ごしらえをしていると、そこで楊雄の古い知り合いの杜興という男に出会った。話を聞くと、このあたりには祝家荘、扈家荘、李家荘という三つの村があり、梁山泊に対抗するために同盟を結んでいるが、杜興はこのうちの李家荘で金銭出納係をしているという。そこで、石秀と楊雄は杜興のつてで李家荘の主・李応に会いに行き、「ぶしつけではありますが、祝家荘へ手紙を出し、時遷の命を救ってほしいのです」といって祝家荘に捕らえられている時遷の救出を頼み込んだ(第47回)。李応は快く引き受けて祝家荘の主人に手紙を書いてくれたものの、祝家荘の方では頑としてこれに応じようとしなかった。こうなるともはや梁山泊に頼るしか手がなかったので、石秀と楊雄は李応に礼をいって別れ、梁山泊を目指した。
 やがて二人は梁山泊の入口の居酒屋に着いたが、店番をしていた石勇は戴宗から石秀のことを聞かされていたので、二人を大いに歓迎した。間もなく、二人は梁山泊の聚義庁に案内された。ここで、二人は梁山泊の主・晁蓋に会い、これまでのいきさつを説明したが、これを聞いた晁蓋は二人が祝家荘で梁山泊の名をかたったと思いこみ、二人を切り捨てろといって怒りだした。このとき宋江が、「いやそれはいけない。時遷という者が祝家荘を起こらせただけで、この二人が梁山泊に泥を塗ったわけではないでしょう」といって晁蓋をいさめた。このおかげで二人は無事に梁山泊の入ることができたのである。そして、梁山泊の方は祝家荘との戦争に乗り出すことになった。
梁山泊入山後の活躍
◆歩兵だが諜報活動を得意とした活躍
政和8年 1月ころ、祝家荘戦争が起り、石秀は攻撃軍に加わる(第47回)。戦いの初め、石秀は楊林と一緒に敵情を探るために祝家荘に潜入した。石秀は山伏の身なりになった楊林の後ろから、薪売りに変装して祝家荘に入った。このとき石秀はとある居酒屋の老人から、複雑に曲がりくねった祝家荘の道から抜け出すには、楊柳(はこやなぎ)の木があるところで曲がらなければいけないことを聞き出した(第47回)。孫立が祝家荘の味方を装って戦いに出てくると、石秀は馬に乗って孫立と戦い、負けたふりをしてわざと生け捕りにされた。祝家荘戦争に勝利したあとには、李家荘の李応と杜興を梁山泊に引き込むために蕭譲らが役人に変装して二人を逮捕すると見せかけて屋敷から連れ出した。石秀は宋江らとともにこの一団を襲ったふりをし、二人を梁山泊までつれてきた(第50回)。

7月ころ、高唐州に捕らえられた柴進を救出するための軍に加わる(第52回)。

冬、呼延灼率いる朝廷軍との戦い。一度目の戦いで梁山泊軍は苦戦し、石秀も敵の矢を受けて負傷した(第55回)。
宣和元年 2月、史進と魯智深が華州の賀太守という役人のために捕らえられる。梁山泊軍は西嶽華山に参詣に来た朝廷の使節団を装って賀太守をおびき出して殺したが、このとき石秀は朝廷の役人に変装した(第59回)。

3月ころ、曽頭市との一回目の戦争が起こる。石秀は晁蓋が編成した曽頭市攻撃軍に加わった(第60回)。

7月ころ、盧俊義が北京で逮捕され、石秀はその様子を探るため北京に侵入する。盧俊義が処刑されるという話を聞いた石秀はすぐにも処刑場近くの料理屋の二階に入り込み、屋根から飛び降り、首を切られる寸前で盧俊義を助けた。しかし、このために二人とも役人に捕らえられてしまった(第62回)。
宣和2年 正月、梁山泊軍の作戦で石秀は盧俊義とともに救出された(第66回)。
宣和3年 夏、童貫率いる朝廷軍との戦い。石秀は盧俊義、楊雄とともに伏兵となり、逃げてくる童貫の前に立ちふさがった(第77回)。

11月、高俅率いる朝廷軍が大小海鰍船数百隻で攻め寄せる。石秀は楊雄とともに敵将・楊温を生け捕りにした(第80回)。
宣和4年 3月、梁山泊が朝廷に帰順する。

4月ころ、遼国戦争が始まり、石秀は宋軍の正将として出征した。

檀州攻略後、宋軍は進軍する兵を二隊に分け、石秀は宋江麾下の軍に編入された。

薊州城攻略戦。石秀は時遷とともに敵城に侵入し、二人で火を放って城内を混乱させる働きをした(第84回)。

昌平県境での最初の戦い。梁山泊軍は苦戦し、石秀も槍傷を負った(第88回)。

遼国戦争が終わり、東京に凱旋する。石秀は楊雄と町の居酒屋に出かけ、衛州からやって来た役人に出会った。このとき、この役人から河北地方で田虎が謀反を起こし大変なことになっているという話を聞き、これを宋江に伝えたことから田虎討伐戦が始まることになった(第91回)。

田虎討伐戦始まる。

陵川県城攻略戦。戦争のはじめ、まず盧俊義が十九名の頭領を率いて陵川県城を攻めることになり、石秀はこれに加わった。

高平県城攻略戦。陵川県の敵将・耿恭(こうきょう)が宋軍に寝返ったことから、石秀は楊雄らとともに耿恭に率いられた敵兵に変装して高平県城に侵入し、城を落とすのに貢献した(第91回)。

蓋州城攻略戦。石秀は時遷とともに敵兵に変装して敵城に侵入し、あちこちに火を放って城内を混乱させた(第92回)。
(宣和5年) 蓋州攻略後、宋軍は兵を二隊に分け、石秀は盧俊義麾下の軍に編入された(第93回)。

汾陽府での戦い。盧俊義軍は敵将・馬霊の妖術に苦しめられ、石秀も手傷を負った(第99回)。

威勝城攻略戦。石秀は楊雄らとともに王宮の正面から切り込んで活躍した(第100回)。

王慶討伐戦始まる。

山南城攻略戦。石秀は楊雄、魯智深らとともに兵糧船に潜み、敵が兵糧船を捕らえて城内に引き込もうとしたときに一斉に飛び出して敵城を混乱させた(第106回)。
宣和5年 方臘討伐戦始まる。

潤州攻略戦。石秀は阮小七とともに敵情を探るために潤州の焦山へ向かった(第111回)。

潤州攻略後、石秀は水軍の頭領たちと合流し、揚子江下流沿岸の都市へ向かった(第112回)。石秀はこれらの都市を鎮定した後、蘇州にいる宋江軍と合流した(第113回)。

杭州攻略後、宋軍は兵を二隊に分け、石秀は盧俊義麾下の軍に加わり、歙州へ向かった。

歙州城の関所・昱嶺関の戦いで戦死する。盧俊義軍が昱嶺関の前方まで来たとき、石秀、史進、陳達ら六名が歩兵を連れて昱嶺関の偵察に出た。しかし、関所の前まで来たとき敵に発見されてしまい、石秀たちは関所の上から雨のように矢を射られ、戦死した(第118回)。
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イオの末裔
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 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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