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フランボワイヤン・ワールド
水滸伝の豪傑たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

地僻星
ちへきせい
李忠
りちゅう
梁山泊での順位 86位
持ち場 歩兵軍将校
特技 槍棒
あだ名 打虎将(だこしょう)
出身地・前歴 桃花山の山賊の第一の頭領
あだ名の由来
身体が大きく、虎を倒すほど強そうに見えたので打虎将と呼ばれた。
史進や魯智深に馬鹿にされても頑張ったけなげな頭領
 李忠は地煞星のひとつ地僻星が生まれ変わった好漢である。
 代々、槍棒を遣う家柄に生まれたが落ちぶれてしまい、槍棒を遣って人を寄せ、膏薬を売る大道芸人になった。九紋竜の史進はいろいろな師匠について武芸を学んだが、その最初の師匠が李忠だった。では、本当に強いかというと疑わしく、史進は王進に武芸を学んだとき、これまでの師匠は二流だったと打ち明けている。李忠にしてみればさんざんな評価だが、さらに李忠は魯智深からも「さえない人」と酷評され、山賊の頭領になってからはどうしようもない小者として扱われたことがあった。しかし、李忠は、魯智深のすごさを理解していたので決して恨むこともなく、やがて魯智深らと一緒に梁山泊入りした。かなりけなげな人物なのである。
李忠の物語
◆膏薬売りから桃花山の山賊の頭領に

 李忠は渭州の街角で槍棒の大道芸をしながら膏薬を売っていたとき、偶然にも以前に武芸を教えたことのある史進と再会した。このとき、史進は知り合ったばかりの魯智深(出家前は魯達)と二人で酒を飲みに行こうとしていたところで、李忠もその仲間に加わった。三人が料亭で酒を飲んでいるときに、魯智深は肉屋の鄭に脅されていた金老人と娘の翠蓮の問題に首を突っ込むことになった。そこで、父娘を救うために三人は金を出し合ったが、李忠はたった2両しか持ち合わせがなく、このために「さえない男だ」と魯智深に悪口をいわれてしまう(第3回)。
 この翌日、魯智深が肉屋の鄭を殺して出奔し、史進も行方をくらましてしまったので、李忠もまた詮議を恐れて街から逃げ出した。李忠が桃花山の麓まで来たとき、小覇王の周通という山賊が手下を率いて山から下りて来た。この周通が李忠とやり合い、勝負に負けると李忠を第一の頭領として山寨に迎え、自分は第二の頭領となった。
 それから1年近くがたったころ、周通が桃花村の金持ちの娘に目を付け、無理矢理婿入りしようと屋敷へ出向くと、ある大男の坊主に叩きのめされてしまった。逃げ帰った周通から事情を聞いた李忠はすぐにも手下を率いて屋敷へと向かった。そして、仕返しをしようと坊主へ近づくと、なんと相手は酒を飲みかわしたことのある魯智深だったのだ。「これでは周通が負けたのも当然」と思いながら、李忠は再会を喜び、魯智深を山寨に招いて歓待し、周通にも金持ちの娘との結婚をあきらめさせた。このとき、李忠は魯智深に山寨の主になってくれるように頼んだ。しかし、魯智深の方は出家の身でもあったし、李忠と周通があんまりけちくさい人間なのに腹が立ち、二人が強盗に出かけている隙に山寨にあった金銀の酒器をたっぷり盗んで逃げ出してしまった。李忠も周通も山寨に戻ってこれを知ったが、相手が魯智深ではかなうわけがないので、今回のことはあきらめることにした(第5回)。
 数年後、梁山泊に敗れて逃走中の呼延灼が名馬テキ雪烏騅に乗って桃花山近くの宿に泊まった(第57回)。この夜、桃花山の山賊がこの馬に目を付けて宿の馬屋から盗み出した。李忠と周通は有名な馬を手に入れたと喜び、祝いの酒盛りを続けていたが、数日すると青州軍を率いた呼延灼が馬を取り返しに来た。すぐに周通が立ち向かったがあまりの強さに逃げ帰った。このころ、魯智深は楊志や武松を率いて二竜山で山賊をしていたので、李忠はすぐにも救援を求めた。二竜山からは魯智深、楊志、武松が手下を率いて駆けつけ、呼延灼を追い返した。この直後、白虎山の孔明が呼延灼に捕らえられた。これを梁山泊と三山が協力して奪い返したことから、李忠は魯智深、武松らと一緒に梁山泊入りした(第58回)。
梁山泊入山後の活躍
◆方臘討伐戦で昱嶺関偵察中に戦死
宣和3年 11月、高俅率いる朝廷軍が大小の海鰍船300隻で梁山泊を攻める。李忠はあらかじめ敵船に紛れ込み、敵将・徐京を捕虜にするのに貢献した(第80回)。
宣和4年 3月、梁山泊が朝廷に帰順する。

4月ころ、遼国戦争が始まり、李忠は宋軍の副将として出征する。

檀州攻略後、宋軍は進軍する兵を二隊に分け、李忠は盧俊義麾下の軍に編入された(第84回)。

幽州での戦い。盧俊義と李忠ら12名の将が山に囲まれた青石峪に閉じ込められて身動き取れなくなり、白勝の活躍でどうにか救われた(第86回)。

田虎討伐戦始まる。

蓋州城攻略戦。李忠、王英らが伏兵となって陣の周りに潜み、その夜襲ってきた敵軍をけちらした(第92回)。
(宣和5年) 蓋州攻略後、宋軍は兵を二隊に分け、李忠は盧俊義麾下の軍に加わった(第93回)。

威勝城攻略戦。李忠は張清らとともに城内で暴れ、敵将や王族を討ち取るのに貢献した(第100回)。

王慶討伐戦始まる。

山南州攻略後、李忠は盧俊義麾下の軍に加わり、西京州へ向かった(第106回)。

荊南州攻略後、宋軍は南豊州へ進軍する。李忠は李応、柴進らとともに本隊の後から糧秣車や火砲の車両を護送した。この途中、敵に襲われた李忠らは見事にこれを撃退し、糧秣を本営に届けた(第108回)。
宣和5年 方臘討伐戦始まる。

宋軍が敵側の大商人・陳将士の屋敷を襲う。李忠は朱仝らとともに屋敷を取り囲み、陳将士一家を皆殺しにした(第111回)。

潤州攻略後、宋軍は陸路の兵を二隊に分け、李忠は盧俊義麾下の軍に編入され、宣州、湖州へ向かった(第112回)。

宣州城攻略戦。李忠は敵将・藩濬(はんしゅん)の首を取った(第112回)。

湖州攻略後、盧俊義軍が独松関に迫ったとき、李忠は欧鵬、鄧飛、周通と一緒に関所の偵察に出たが敵に襲われて手傷を負って逃げ出した(第115回)。

杭州攻略後、宋軍は兵を二隊に分け、李忠は盧俊義麾下の軍に編入され、歙州へ向かった(第116回)。

歙州の昱嶺関で戦死する。盧俊義軍が歙州の昱嶺関に近づいたとき、李忠は史進、石秀らと偵察に出かけたが、敵が関所の上から雨のように矢を浴びせかけたため、李忠ら偵察隊は全員戦死した(第118回)。
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