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フランボワイヤン・ワールド
水滸伝の豪傑たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
地遂星
ちすいせい
侯健
こうけん
梁山泊での順位 71位
持ち場 旌旗(せいき)・衣服の製造管理者
特技 仕立物・槍棒
あだ名 通臂猿(つうひえん)
出身地・前歴 洪都・仕立物屋
あだ名の由来
身体は大きくはないが、色が黒く、身のこなしが敏捷だったので、通臂猿(手長ザル)と呼ばれた。
天下一の仕立物の名人
 侯健は地煞星のひとつ地遂星が生まれ変わった好漢である。
 侯健は薛永から槍棒を学んだこともあるが、何よりも仕立物に関しては右に出る物がいないほどの名人だった。梁山泊の好漢たちが、江州で宋江を謀反の罪に陥れた退職役人・黄文炳に復讐しようと計画したとき、偶然にも黄文炳の屋敷に雇われていたことから、薛永に誘われ、好漢たちが黄文炳に復讐するのに協力した。これを機に梁山泊に入山すると仕立屋の腕を活かして、衣服や旗の製造を担当した。
侯健の物語
◆黄文炳への復讐に協力して梁山泊入りする

 侯健は仕立物の名人で、人に雇われては仕立物を作って生活していた。あるとき、侯健が無為軍の町を歩いているとかつて槍棒を教わったことのある薛永に出会った。そこでいろいろと世間話をするうち、薛永が宋江や梁山泊の好漢たちに協力し、江州で宋江を謀反の罪に陥れた黄文炳に復讐しようと計画していることを聞かされた。侯健はこのころ偶然にもその黄文炳の屋敷に雇われて仕事をしていたので、すぐにも協力を申し出ると、薛永に連れられて梁山泊の好漢たちが滞在している掲陽鎮の穆春の屋敷を訪れた。そこで宋江に出会った侯健は、「黄文炳は悪事ばかり働くので町の人間からも嫌われていますが、兄の黄文ヨウは善人で、黄文炳が宋江を陥れたことにも反対していました。また、昨夜から黄文炳は蔡九知府に会いに江州へ出かけており、家は留守にしています」と情報を提供した。そして、梁山泊の好漢たちがこの情報をもとに黄文炳の屋敷を襲撃することになると、侯健は薛永とともに屋敷に忍び込み、菜園に火をつける働きをした。こうして、黄文炳への復讐が遂げられたあと、侯健はそのまま梁山泊入りした(第41回)。
梁山泊入山後の活躍
◆方臘討伐戦中に杭州で戦死する
政和7年 7月ころ、入山直後の宋江が家族を梁山泊に呼び寄せるために単身故郷に向かう。宋江の身を心配した呉用らの命令で、侯健は李逵、陶宗旺たちとともに宋江のあとを追い、宋江の故郷で宋江を捕らえようとしていた役人たちをけちらした(第42回)。

8月ころ、梁山泊で一回目の職務分担が決まり、侯健は衣服・鎧甲・旗さしものなどの製造管理者に任命された(第44回)。
政和8年 1月ころ、祝家荘戦争後に呉用が李応と杜興を梁山泊入りさせるための作戦を立てる。侯健は蕭譲、金大堅らと一緒に役人に変装して李家荘にある李応の屋敷を訪れ、無理矢理に逮捕して梁山泊の仲間に引き渡す働きをした(第50回)。
宣和2年 4月、梁山泊に百八星が揃う。山寨の山頂に「替天行動」の四字を記した杏黄旗が、忠義堂の前にはそれぞれ「山東呼保義」、「河北玉麒麟」と書かれた二面の紅旗が立てられ、さらには飛竜飛虎旗、青竜白虎旗、朱雀玄武旗などなどとにかくたくさんの旗がそなえられたが、これらはみな侯健が製作した(第71回)。
宣和4年 3月、梁山泊が朝廷に帰順する。

4月ころ、遼国戦争が始まり、侯健は宋軍の副将として出征する。

檀州攻略後、宋軍は進軍する兵を二隊に分け、侯健は盧俊義麾下の軍に編入された(第84回)。

田虎討伐戦始まる。
(宣和5年) 蓋州攻略後、宋軍は兵を二隊に分け、侯健は宋江麾下の軍に加わった(第93回)。

王慶討伐戦始まる。
宣和5年 方臘討伐戦始まる。

潤州城攻略戦。宋軍は敵に糧秣を納入する兵糧船を装って潤州城に侵入する作戦をとる。侯健は第二団の船に乗り敵城を襲った(第111回)。

潤州攻略後、宋軍は陸路の兵を二隊に分け、侯健は宋江麾下の軍に編入され、常州、蘇州へ向かった(第112回)。

杭州で戦死する。蘇州攻略後、侯健は段景住とともに張横、阮小七の舟に同乗し、水路から杭州城の攻撃に向かった(第114回)。しかし、湖から杭州城に向かう川に入り込もうとしたとき風のために舟が壊れ、泳げなかった侯健は水中で溺死した(第116回)。
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イオの末裔
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 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

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