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フランボワイヤン・ワールド
水滸伝の豪傑たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

二仙山尊師
にせんさんそんし
羅真人
らしんじん
公孫勝に五雷天罡の法を授けた大法術師
 羅真人は公孫勝の師匠にあたる二仙山に住む道教の法術使いである。公孫勝を超えるとんでもない法術使いで、人間を一瞬のうちに別な土地へと瞬間移動することもできる。ただ、世俗から離れて修行に打ち込んでいるので、つかみどころのない、いかにも俗界の外にいるという感じの人物で、梁山泊に積極的に協力する気はない。公孫勝が山を離れて梁山泊のために働いているのにもそれほど賛成はしているわけではなく、宋江のために義理を果たしたら二仙山に戻るという約束を交わしている。このために、公孫勝は方臘討伐戦を前に仲間から離脱し、二仙山に戻ることになったのである。
羅真人の物語
◆法術を使っていたずら者の李逵を懲らしめる

 羅真人は薊州の二仙山にある道教の寺の尊師だった。
 政和7年秋ころ、羅真人の一番弟子の公孫勝が薊州に帰ってきた。公孫勝は豪傑たちとつき合うのが好きで、このころは梁山泊の仲間に加わっていたが、薊州に残してきた老母や羅真人のことが気にかかり、頭領たちの許可を得て、4、5ヶ月たったら梁山泊に帰る予定で故郷に戻ってきたのである。
 ところが、羅真人は公孫勝が梁山泊に戻ることに反対し、薊州に留まって修行するように勧めたので、公孫勝は帰るに帰れず、やがて一年あまりが過ぎてしまった。公孫勝のことを心配した梁山泊からは、最初、戴宗を公孫勝捜しに派遣したが、このときは公孫勝を見つけることはできなかった。そうこうするうちに政和8年の秋になったが、このころ梁山泊は捕らえられた柴進を救出するために高唐州を攻め、州長官・高廉の妖術に大いに苦しめられた。このため、梁山泊軍は是非とも公孫勝の力が必要だと考え、今度は戴宗と李逵の二人が公孫勝捜しに出かけることになった。
 戴宗と李逵は冬近くなって、やっとのことで二仙山の麓の家にいる公孫勝を見つけた。
 翌日、羅真人のところへ、公孫勝が戴宗と李逵を連れてやってきた。公孫勝は二人を紹介し、「このたび高唐州の長官が妖術を使いますので、この二人がわたしを呼びに来たのです。どうすべきでしょうか」と尋ねた。羅真人は「弟子よ、世俗を逃れて長生の術を学んでいるときに、どうして世俗を恋しがる」といった。戴宗は頭を下げ、「どうか公孫勝先生の下山をお許しください」といったが、羅真人は「出家であるわたしには関係のないこと。あなたたちで山を下りてから相談しなさい」というばかりだった。このとき、羅真人の使った言葉があまりにわかりにくかったので、李逵は理解できなかったが、山を下りてから戴宗に説明され、羅真人が公孫勝が出かけるのを許さなかったことがわかると大いに腹を立てた。
 その夜、公孫勝の家でみなが眠ったあと、李逵は「まったく、あの馬鹿師匠には腹が立つ。公孫勝が出かけられるようにあの馬鹿師匠を殺してしまおう」と考え、二本の板斧を持って、月の明かりを頼りに山を登っていった。寺に侵入した李逵が羅真人のいる部屋まで行くと、羅真人は経を唱えていた。ここぞとばかり李逵は部屋に飛び込み、斧を打ち下ろして羅真人の頭をまっぷたつに割り、急いで山から逃げ出した。
 翌日、戴宗と李逵は公孫勝とともに山に登り、もう一度羅真人にお願いすることにした。李逵は昨夜の出来事は秘密にしていたが、自分が羅真人を殺したと信じていたので、もう大丈夫と思って安心してついていった。ところが、寺に着いてみると羅真人はぴんぴんしていた。
 羅真人は三人がやってきたのを見ると李逵を指さし、「その男に免じて、公孫勝を行かせることにしよう」といった。李逵がどぎまぎしていると、「おまえたち三人をあっというま高唐州まで行かせることができるぞ」と羅真人はいった。羅真人は童子に手拭いを3枚持ってこさせ、三人を連れて外の崖っぷちに出た。羅真人はそこに青赤白3枚の手拭いを起き、青いのに公孫勝、赤いのに戴宗、白いのに李逵を乗せて一喝した。と、手拭いは雲になって三人を乗せたまま空に舞い上がった。そこで、羅真人が手招きすると、公孫勝と戴宗だけは地上に降りてきた。「わしも下ろしてください」と李逵は叫んだが、下ろしてもらえなかった。羅真人は空中にいる李逵にいった。「おまえは昨夜、寺に忍び込んでわしを殺そうとしたな。わしが修行を積んでいなければ死んでいたところだ。ちょっと懲らしめてやろう。行け」。すると、李逵を乗せた白い雲はあっという間にどこかへ飛んでいってしまった。実は、李逵は羅真人の術で、薊州の街まで飛ばされてしまったのだった。薊州の役所の上まで来たところで、李逵は屋根の上に落とされ、不審な奴というので役人に逮捕され、拷問を受け、牢に入れられてしまったのである。羅真人は、李逵がいなくなったのにびっくりしている戴宗に事情を説明したが、なかなか李逵を連れ戻そうとはしなかった。戴宗は李逵が戻ってくるまで羅真人の寺に宿泊し、李逵を返してくれるよう羅真人にお願いし続けた。三日ほどして羅真人は笑いながら、「あの男は天上界の天殺星のひとつで、下界の人間が悪いことばかりするので、わざわざ下界に下ろされ、人殺しをさせられているのだ。わしだって、そのような男を放っておきはせん。ちょっと懲らしめただけだから、すぐに返してあげよう」といった。そして、羅真人は術を使い、使い魔の仁王を呼び出し、「いますぐ李逵を連れ戻せ」と命じた。仁王は礼をして出かけ、一時間ほどすると李逵が空から落ちてきた。李逵は羅真人のために薊州の役所でひどい目にあったので、羅真人を見るとひたすら頭を下げ、「もういたずらはいたしません」と叫んだ。
 こうして李逵が戻ってくると、公孫勝、戴宗、李逵は梁山泊へ向けて出発することになった。このとき、羅真人は公孫勝に五雷天罡の法を授けた。この術のおかげで、公孫勝は高廉に打ち勝つことができたのである。

◆遼国戦争中に宋江の未来を予言する

 公孫勝を送り出してから4ほど過ぎた宣和4年、遼国戦争のために薊州に来ていた宋江が公孫勝とともに、花栄、戴宗ら6名の将を連れて二仙山を訪れてきた。このとき、宋江は羅真人に礼拝を捧げたあと、「なにとぞこれからのことをお教えください」と将来のことを尋ねた。すると羅真人は「あなたの忠義心は神明も認めるところなので、やがて国の高官となり、死後は神として祭られることになるでしょう。ですが、生涯の運勢はよいものでないので、有終の美を飾ることはできないでしょう。成すべきことを成し遂げたあとは、思い切りよく身を引かれることが大事です」といい、結局は暗殺されて死ぬことになった宋江の不運を予言した。
 その翌日、宋江たちが出発する前に羅真人は宋江にいった。「わたしの弟子の公孫勝は本来なら世俗を断って修行するべき身です。みなさんと同じ星の生まれであるためにいまは引き留めはしませんが、やがて十分な仕事をした暁には、弟子自らがおいとまを乞うでしょう。そのときは是非、帰らせてやっていただきたいと思います」
 これを聞いた宋江は、相手が羅真人なのですぐに承知し、「そのときが来たら公孫勝先生の思い通りにさせましょう」と約束した。この約束があったことから、方臘討伐戦を前に公孫勝が軍を離れるといいだしたとき、宋江は無理に止めることができなかったのである。
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