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フランボワイヤン・ワールド
水滸伝の豪傑たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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田虎軍女将軍
でんこぐんおんなしょうぐん
瓊英
けいえい
田虎を裏切り宋軍に寝返った美貌の女将軍
 瓊英は、宋朝に敵対した反乱者・田虎に仕えていた女将軍である。弱冠16才の花のような乙女で、張清と同じく石ツブテの名手だった。実は瓊英と張清は宿世の因縁で結ばれており、瓊英は夢の中で、張清から石ツブテの術を学んだのだった。瓊英は不幸な生い立ちの娘で、田虎に仕えてはいたが、田虎に恨みを持っていた。こんなとき、宋軍と田虎の戦いが始まったので、瓊英は機を見て宋軍に寝返り、宋軍のために活躍することになった。
瓊英の物語
◆夢の中で張清から石ツブテの術を学ぶ

 瓊英は汾陽府介休県の生まれだった。父は仇申、母は宋氏といった。瓊英が10才のとき、母方の父が亡くなったので、両親は幼い瓊英を番頭の葉清(しょうせい)夫婦に預け、葬儀のために旅に出た。ところが、この旅の途中で山賊が現れ、仇申を殺し、宋氏をさらっていってしまった。仇申の家は資産家だったので、親戚たちは一族のひとりを跡継ぎとし、葉清と妻・安氏は瓊英の世話をまかされた。
 それから一年ほどたって田虎が反乱を起こし、瓊英の住んでいた土地も田虎軍に荒らされ、大勢が殺され、瓊英は葉清夫婦とともに威勝城へとさらわれていった。この田虎軍を率いていたのは田虎の妻の兄に当たる鄔梨(うり)で、鄔梨夫妻には子がなかったことから、美しい瓊英を一目で気に入り、自分たちの娘として育て始めた。瓊英は頭が良かったので、鄔梨の子となった以上は逃げられないとあきらめ、鄔梨の妻・倪氏に頼み、葉清の妻の安氏を連れてきてもらい、いつも一緒にいられるようにした。葉清は妻が瓊英の側に仕えるようになったので、機会があれば瓊英を連れて逃げられるだろうと考え、とにかく鄔梨に従うことにした。そのうちに葉清が戦で手柄を立てると、鄔梨は葉清を威勝軍の長官に任命した。
 あるとき、葉清は鄔梨に命じられ、山にある石材の採掘場に行った。すると、部下のひとりがやってきて、「あの岡の麓に真っ白で、宝石のように美しい石があります」と報告した。葉清が見に行くと、石を取り囲んでいた兵士たちが大声を上げて騒ぎ始めた。「葉清さま、さっきまできれいな石だったのが、どうしたことか女の死体に変わってしまいました」。葉清が近づいてよくよく見ると、驚くことに、それは葉清のかつての主人の妻・安氏の死骸だった。岡から落ちたらしく頭が割れていたが、顔はいまなお生きているようだった。このとき、かつて田虎の側で働いていた兵士が、「はっきり覚えています。田虎大王がはじめて兵を挙げたとき、介休でこの女を捕まえ、妻にしようとしたのです。この女は大王をだまして縄を解かせ、この岡から身投げして死んだのです。わたしは大王の命令で女の死骸から髪飾りと着物をはぎ取りました。それにしても、3年も前のことなのに、そのときのままというのは不思議です」といった。葉清は悲しみを押し隠し、とにかく死骸に土をかけるようにと兵士たちに命じたが、あらためて近づいてみると、女の死骸は元通りの白い石に戻っているのだった。
 威勝城に戻った葉清は妻の安氏を通じて、田虎が仇申を殺し、宋氏は田虎の妻となるのを嫌って岡から飛び降りて自害したということを瓊英に知らせた。事情を知らされた瓊英は大いに嘆き悲しみ、両親の復讐を誓った。するとこの夜から、瓊英が夜眠りにつくたびに夢の中に神人が現れ、「父母の敵を討ちたいなら、わたしが武芸を教えよう」といい、武芸の指南を始めた。起きてからも、瓊英は部屋の中で密かに鍛練を重ねたので、武芸はみるみる上達した。
 宣和4年冬のある夜、瓊英の夢に神人が現れると、緑の上着を着た若い将軍を連れてきて、瓊英に石ツブテを投げる法を教えさせた。神人は、「わたしはわざわざ高平から天捷星(張清)を連れてきたのだ。この方はそなたと宿世の縁で結ばれているのだ」といった。翌日、瓊英は試みに鶏卵ぐらいの石を拾い、屋根の鬼瓦めがけて投げてみた。と、石ツブテは見事に命中し、鬼瓦が砕けた。その音にびっくりした倪氏が飛び出してきたので、瓊英はとっさに、「昨夜の夢に神人が現れ、そなたの父は王になるべき者ゆえ、特別にこの技を授けようとおっしゃったのです」といった。倪氏はすぐに夫の鄔梨にこのことを報告した。瓊英は呼び出され、鄔梨の前で武芸の腕を見せることになった。瓊英は剣、戟、棒のどれでもすばらしい腕を見せ、石ツブテは百発百中だった。これを見た鄔梨は大いに喜び、瓊英に馬や剣の稽古をさせた。鄔梨は瓊英の婿さがしも始めたが、瓊英は「わたしと同じく、石ツブテを使える人でなければ駄目です」といってきかなかった。

◆宋軍に寝返って両親の敵をとる

 そのうちに宋江率いる宋軍が田虎討伐に乗りだし、威勝城管下の襄垣城近くまで攻め寄せてきた。このとき、瓊英は鄔梨から5千の兵を与えられ、先鋒として戦いに出ることになった。
 瓊英が襄垣県南方に陣を構えたとき、宋軍が押し寄せてきた。瓊英が兵を率いて立ちはだかると、宋軍から王英が飛び出してきたが、瓊英は王英の太股を槍で突き刺して落馬させた。さらに瓊英は扈三娘、顧大嫂、林冲、李逵、解珍らを石ツブテで撃退し、宋軍を驚かせた。しかし、戦いの最中に本隊を率いていた鄔梨が矢傷を受けたため、瓊英は鄔梨を守って襄垣県城へ撤退した。
 ところで、こうして戦いに出られるようになった瓊英は、どうにかして田虎に復讐したいと考えていたが、そのチャンスがないので困っていた。瓊英は密かに葉清と会うとその気持ちを告げた。瓊英の気持ちを知った葉清は、鄔梨のために名医を捜してくると嘘をつき、ただ一騎で襄垣城を抜け出し、宋軍の陣へ向かった。このころ宋軍では魯智深が行方不明になっていたことから、郁保四らが捜索にあたっていた。この郁保四が葉清を捕らえ、宋軍の陣へ連れ帰った。宋江の前に引き出された葉清は、瓊英と自分の身の上を事細かに説明し、田虎に復讐するために宋軍に協力したいと申し出た。宋江の側にいた安道全はその話を聞いて驚いた。というのは、瓊英が夢を見た時期というのがちょうど遼国戦争が終わったころで、そのころ張清も瓊英と同じ夢を見ており、夢の中で、お互いに宿世の縁で結ばれていると不思議な人物に告げられていたからだ。田虎討伐戦初期に張清が病気になったのは実はこのことを思い詰めたためだったので、張清も看病してくれた安道全にだけは夢のことを話していたのである。安道全から話を聞いた宋江はこれこそ天が与えてくれた好機と考え、張清、安道全、葉清の三名をスパイとして襄垣県の田虎軍に送り込むことになった。
 このころ襄垣県では鄔梨が矢傷に苦しんでいたので、張清と安道全は葉清が見つけてきた医者という名目で城内に入り込んだ。安道全は見事に鄔梨の傷を治して信用させると、張清を自分の弟で武芸の達人だと紹介した。間もなく閲兵所で張清が武芸の腕を見せることになった。
 このとき、瓊英ははじめて張清を見て、夢の中に出てきた男とそっくりなのに驚いた。瓊英は張清の腕を試すために自ら対戦相手となり石ツブテを飛ばしてみた。と、張清は瓊英の投げた石を簡単につかみ取った。しかも、瓊英が二発目を投げると同時に張清が石を投げ返すと二つの石が空中でぶつかりあった。瓊英は夢を見た日からというもの、自分と同じように石ツブテを投げる者がいればその者と結婚すると公言していたので、すぐにも張清と結婚した。この夜、張清は自分が宋軍から送られたスパイであることを瓊英に明かし、ともに戦う約束をした。それから2日後、瓊英たちは密かに鄔梨を毒殺し、何の抵抗もうけずに襄垣城を手に入れたが、襄垣県が落ちたという事実は城の外には漏らさなかった。
 間もなく、盧俊義軍が汾陽府、楡社県、大国県を落とし、宋江軍が敵の本拠地威勝城に迫ると田虎は慌てふためき襄垣県城へ逃れていった。このとき襄垣城にいた張清は味方のふりをして田虎一隊を城内へ入れ、その軍勢の多くを殺し、田虎を生け捕りにした。同じころ、瓊英は宋江の命令で威勝城を攻め、田虎の二人の弟・田豹と田彪を生け捕りにした。こうして、瓊英は宋軍に寝返ることで見事に両親の敵をとったのだった。
 田虎討伐戦の最中に宋軍に寝返った瓊英は、王慶討伐戦にも宋軍の一員として出征するが、方臘討伐戦には出征せず、東京に残った。張清の子を妊娠していたからだ。やがて出産した瓊英は子を張節と名付けた。張清は方臘討伐戦中に戦死するが、瓊英は張節を立派に育てた。張節は長じて後に金国との戦争で大活躍し、官爵を授けられ、母・瓊英が天寿を全うするまで大切にした。
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 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

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