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フランボワイヤン・ワールド
海の冒険者たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
カリブの海賊・バカニーア
第一章 カリブ海を荒らしまわるバカニーア

3.カリブ海に散らばったバカニーア

 エスパニョラ島のバカニーアの数は、その後どんどん増えていった。ヨーロッパ諸国の植民地となっているカリブ海の島々には、アフリカの黒人奴隷だけでなく、本国から多数の白人奴隷も送られてきた。こうした白人奴隷たちが強制労働から逃げ出したり、既定の年季を終えた後にバカニーアたちの仲間に加わることがよくあったからだ。しかも、バカニーアたちはしだいに頻繁に海賊稼業を行うようになったのである。

 こうなってくると、エスパニョラ島を支配するスペイン人たちも黙ってはいられない。バカニーアは当初はどちらかというと平和的だったが、フランス人の多くがスペインの王権を認めていなかったし、税金も納めなかった。そのうえ、海賊まで行われたのでは、バカニーアとスペイン人が敵対するのは当然だ。
 スペイン人たちは、何度となくバカニーア討伐隊を組織し、バカニーアたちに武力を行使した。しかし、バカニーアたちは原住民たちのようにスペイン人たちの手で絶滅させられてしまうことはなかった。彼らはエスパニョラ島から出ていったが、そのかわりカリブ海域のあちこちに散らばり、今まで以上に海賊稼業に精を出すようになったのである。

◆バカニーアの巣窟◆
 エスパニョラ島を後にしたバカニーアたちは、いくつかの部隊に分かれてカリブ海域に散らばった。行き先はキューバの山地シエラ・デル・エスカンプライ、シエラ・マストラ、大陸のモスキート海岸、ジャマイカ島、エスパニョラ島西部、さらにその北西にあるトルチュガ島などだった。
カリブの海賊・バカニーア目次
●第一章:カリブ海を荒らしまわるバカニーア|1.カリブ海の無法者2.初期のバカニーアたち3.カリブ海に散らばったバカニーア
●第二章:バカニーアの冒険|1.スペイン船を狙え2.バカニーア時代の初期の船長たち3.バカニーアの掟4.総勢400人の大海賊船団5.バカニーアの悲惨な最期
●第三章:バカニーアの総本山|1.トルチュガ島の時代2.バカニーアの生活3.海賊都市ポート・ロイヤル
●第四章:バカニーアの船|1.バカニーアの船と17世紀の造船術
●第五章:残虐非道のヘンリー・モーガン船長|1.ヘンリー・モーガンの名声2.火船作戦で危機を脱出3.ヘンリー・モーガンのパナマ攻略
●第六章:バカニーア時代の黄昏|1.海賊の時代は終わった2.カリブ海を逃げ出した海賊とパイレーツ
海賊学

 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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