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フランボワイヤン・ワールド
海の冒険者たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
カリブの海賊・バカニーア
第五章 残虐非道のヘンリー・モーガン船長

2.火船作戦で危機を脱出

 残虐非道のヘンリー・モーガンは、数多くの危機に直面した。中でも最大の危機はマラカイボを襲撃した時のことだった。1669年、モーガンは大小15隻の海賊船と1000人の部下を引き連れてマラカイボに向かった。その途中、激しい逆風のためになんと7隻もが落伍し、海賊の総数も500人足らずになってしまった。それでも、マラカイボおよびジブラルタルで略奪した戦利品は膨大な量に上った。ところが、ジブラルタルに長く滞在し過ぎたバカニーアたちは、ここにきて深刻な危機に見舞われたのだ。
 ジブラルタルで略奪行為を行っている間に、スペイン側がマラカイボ湾の入口の防備をかためてしまったのである。報告によればマラカイボ湾の入口に50門、30門、24門の3隻の艦船が待ち受けているということだった。

 スペイン側の怒りは激しく、海賊との取引には一切応じようとしなかった。そこでモーガンは仲間と作戦を練った。そして実行されたのが火船作戦だった。
 火船作戦はタール、ピッチ(★10)、硫黄などで燃えやすくしたヤシの葉に火薬や硫黄(いおう)を包んで船に乗せ、それに火をつけて敵船に激突させるものだ。モーガンは木製の兵士の人形まで作って、船を擬装した。
 準備が終わると、海賊船団は明け方近くにスペイン艦隊に向かって前進し始めた。そしてスペイン艦隊に近づいた時、火船に火を放ち、敵の旗艦目掛けて突進させたのだ。敵船はあっという間に炎に包まれた。これを見た残りのスペイン兵はすぐに戦意を失ってしまった。こうして、モーガンは絶体絶命の危機を見事に脱出したのだった。

◆脚注◆
★10 ピッチ
 コールタールを揮発させた後の残りかす。特殊な油を混ぜて、木材や船体の塗料として使用した。
カリブの海賊・バカニーア目次
●第一章:カリブ海を荒らしまわるバカニーア|1.カリブ海の無法者2.初期のバカニーアたち3.カリブ海に散らばったバカニーア
●第二章:バカニーアの冒険|1.スペイン船を狙え2.バカニーア時代の初期の船長たち3.バカニーアの掟4.総勢400人の大海賊船団5.バカニーアの悲惨な最期
●第三章:バカニーアの総本山|1.トルチュガ島の時代2.バカニーアの生活3.海賊都市ポート・ロイヤル
●第四章:バカニーアの船|1.バカニーアの船と17世紀の造船術
●第五章:残虐非道のヘンリー・モーガン船長|1.ヘンリー・モーガンの名声2.火船作戦で危機を脱出3.ヘンリー・モーガンのパナマ攻略
●第六章:バカニーア時代の黄昏|1.海賊の時代は終わった2.カリブ海を逃げ出した海賊とパイレーツ
海賊学

 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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