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フランボワイヤン・ワールド
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。


ヴァイキングの来襲
第三章 ヴァイキング船、来襲す!

1.船はヴァイキングの誇り

 ヴァイキングの部隊は海岸部のみならず内陸部の都市にさえ進攻した。フランク王国では内陸部の城壁のある市々、オルレアン、ナント、パリさえもがヴァイキングの犠牲になった。ヴァイキングたちは独特のヴァイキング船を操り、内陸部まで河川を逆上っていったのである。

 非常に古くから、船はヴァイキングの誇りだった。紀元前500年頃という早い時期から、ヴァイキングたちは埋葬の方法にさえ船を利用していた。これは石を船の形に配置した墓を作るもので、このような墓を「船型墓」といっている。
 ヴァイキング時代には、有力者が死んだ場合に豪壮な船の中に死者を横たえ、死者が生前に使っていた身のまわりの品まで大量に収めたうえで埋葬するほどだった。これは船葬と呼ばれる方法だが、死者の妻や奴隷の少女なども人身御供として主人の横に生きながら埋められたのである。こうしたことからも、ヴァイキングたちの船に対する思い入れの深さが理解できる。

 スカンジナビア人たちは、青銅器時代から極めて単純な丸木舟やくり舟を操り、スカンジナビアの峡湾や河川、湖、幾多の島々の間を自由自在に往来したといわれている。その後、彼らはカヌーのような皮張り船を使用した。このような単純な船が数世紀間使用されたが、竜骨を開発した時からスカンジナビアの船は一気に進歩した。竜骨によって船の幅は広くなり、マストを立て大きな帆を張って帆走することが可能になった。こうしてスカンジナビアの船は8世紀末には技術的に完成の域に達していたのである。

●丸木舟と皮張り船


青銅器時代の砂岩の彫刻には当時使用されていた船の絵が描かれている。これは細長いカヌーのような船で、骨組は木材であり、その周りに縫い合わせた獣皮を被せたものだと想像できる。皮張り船は紀元前200年ころのものと推定されるヒョルトスプリングの船で完成する。
ヴァイキングの来襲目次
●第一章:略奪者ヴァイキング//|1.ヴァイキング時代の開幕2.ヴァインキングの正体は?
●第二章:ヴァイキング、東へ西へ//|1.ヨーロッパ中に出現したヴァイキングの猛威2.数回にわたり同じ都市に来襲
●第三章:ヴァイキング船、来襲す!//|1.船はヴァイキングの誇り2.ゴクスタッド船3.ヴァイキングの航海方法4.いろいろなヴァイキング船
●第四章:ヴァイキングの戦い//|1.ヴァイキングの武器と防具2.ヴァイキングの戦闘方法3.ヴァイキングの軍事基地
●第五章:ヴァイキングの生活//|1.ヴァイキングの農場2.ヴァイキングの農場での暮らし3.交易や略奪への旅
●第六章:ヴァイキングの社会と法律//|1.スカンジナビア社会の状況2.家族のきずなと復讐劇3.ヴァイキングの集会4.決闘と追放
●第七章:エピローグ//|1.ヴァイキング時代の幕切れ2.平和喪失者と植民活動…もうひとつのヴァイキング
海賊学

 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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