ようこそ。ここは草野巧のホームページです。
フランボワイヤン・ワールド
海の冒険者たち
フランボワイヤン・ワールド・トップ海の冒険者たち目次
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
ヴァイキングの来襲
第四章 ヴァイキングの戦い

3.ヴァイキングの軍事基地

 ヴァイキングたちは、まさに軍事基地とも呼ぶべき、非常に大きな防御施設も建設した。軍事基地は、デンマーク人たちが10世紀の後半頃に建築したものが4つ発見されている。シェラン島西部のトレレボー、北ユトランドのアガースボー、東ユトランドのフィルカート、フュン島のノンネバケンであり、これらの合計で4000人の兵士を収容できたと考える説もある。
 しかし、軍事基地を造ったのがだれなのか、どういう目的で造ったのかははっきりしていない。大方の予想では、10世紀後半から11世紀前半のデンマーク王のだれか、ハラルド青歯王かその子スヴェン八髭王のいずれかが造ったと考えられている。

 目的は敵が攻めてきた時の防御用であることはもちろんだが、それ以上に国内支配の中心拠点だったろうと考えられている。
 その頃になると、国内の統一も進み、王の権力も増大したはずだが、王たちが自分の権力を守るためにこのような施設を造ることは確かにありそうな話である。
●トレレボー軍事基地
 トレレボーは最も完璧な軍事基地だった。これは直径140mの巨大な円形の土塁に囲まれた軍事基地で、内部は4区画に分けられ、そのそれぞれに4つずつの家屋が正方形状に建てられていた。土塁の高さは7m、幅は17mもあった。土塁の外側には13の家屋が放射状に配置されており、少し離れたところに2つの家屋があった。外側にある15の家屋も2つ目の土塁で守られていた。土塁で囲まれていない部分は河と沼であり、いわば自然の要塞となっていた。それぞれの家屋の内部は、しきり板によって3つの部分に分けられており、中央が広間、両端が小部屋だった。広間の中央には炉があり、両側にベッドがあった。この部屋が居間であり食堂であり寝室であった。うまくすれば75人の兵士が居住できたと考えられている。
ヴァイキングの来襲目次
●第一章:略奪者ヴァイキング//|1.ヴァイキング時代の開幕2.ヴァインキングの正体は?
●第二章:ヴァイキング、東へ西へ//|1.ヨーロッパ中に出現したヴァイキングの猛威2.数回にわたり同じ都市に来襲
●第三章:ヴァイキング船、来襲す!//|1.船はヴァイキングの誇り2.ゴクスタッド船3.ヴァイキングの航海方法4.いろいろなヴァイキング船
●第四章:ヴァイキングの戦い//|1.ヴァイキングの武器と防具2.ヴァイキングの戦闘方法3.ヴァイキングの軍事基地
●第五章:ヴァイキングの生活//|1.ヴァイキングの農場2.ヴァイキングの農場での暮らし3.交易や略奪への旅
●第六章:ヴァイキングの社会と法律//|1.スカンジナビア社会の状況2.家族のきずなと復讐劇3.ヴァイキングの集会4.決闘と追放
●第七章:エピローグ//|1.ヴァイキング時代の幕切れ2.平和喪失者と植民活動…もうひとつのヴァイキング
海賊学

 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
Copyright(C) 草野巧 All Right Reserved