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フランボワイヤン・ワールド
海の冒険者たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
ヴァイキングの来襲
第七章 エピローグ

2.平和喪失者と植民活動……もう1つのヴァイキング

 裁判で平和喪失者を宣告された者たちは、故国を出なければならなかった。こうして国を追われた平和喪失者が、平和喪失期間を海外でのヴァイキング活動に参加して過ごしたのはいうまでもないことだった。
 偉大な植民者の中にも、故国で平和喪失者となった者たちが数多くいたのである。たとえば赤毛のエイリークと呼ばれる男の場合がそうだ。

 982年、エイリークはアイスランドで3回目の殺人を犯し、3年間の平和喪失を宣告された。
 そこで彼は噂に聞く「グンビヨルンの岸壁」を探検してみようと思い立った。グリーンランド(緑の国)を最初に発見したのはグンビヨルンという男で、それは50年ほど前のことだったが、以降グリーンランドへ向かった者はいなかった。
 平和喪失者だった3年間をエイリークはグリーンランドの探検に使った。
 どこに動物がたくさんいるか、どこが農場に適しているかを彼は調べた。帰国したエイリークは、今度は仲間を引き連れ、定住するためにその島に戻ろうと考えた。彼はグリーンランドという魅惑的な名前でその島を飾り、入植者を募集した。
 当時、アイスランドは入植者の数も増え、土地不足に悩んでいたので、応募者は予想外に多かった。986年、エイリークは再びグリーンランドを目指したが、入植希望者の数は25隻にも上った。そのうち、14隻が無事にグリーンランドに到着し、ここに本格的な植民が開始されたのである。

 赤毛のエイリークの息子のレイフ・エリクソンはヨーロッパ人で初めてアメリカ本土に上陸した人間として知られている。
 彼はファーベル岬付近のブラッタリードから、35人の部下を引き連れて1隻の船で航海に出発した。
 最初の上陸地点は氷河に覆われたバッフィンランド(ぶどうの国)だった。
 次に彼はマルクランドの森林地帯に上陸した。最後に彼は、はるか南の地ヴィンランドにまで上陸した。
 レイフはその地の産物、ぶどうや木材や鮭を船いっぱいに積み込んでグリーンランドへ帰還した。
 レイフはできることならさらに冒険旅行を続けたかったが、グリーンランドではすでに赤毛のエイリークが亡くなり、レイフは家長として農場経営や植民地経営に当たらなければならなかった。
 レイフの意志を受け継いだのは弟のソールヴァルドだった。ソールヴァルドは兄と同じようにバッフィンランドへ向かい、そこに2年間滞在し西海岸を探検した。そして、ソールヴァルドはアメリカインディアンに出合った最初のヨーロッパ人になった。しかし、彼はそのためにインディアンの矢で殺されてしまったのである。
ヴァイキングの来襲目次
●第一章:略奪者ヴァイキング//|1.ヴァイキング時代の開幕2.ヴァインキングの正体は?
●第二章:ヴァイキング、東へ西へ//|1.ヨーロッパ中に出現したヴァイキングの猛威2.数回にわたり同じ都市に来襲
●第三章:ヴァイキング船、来襲す!//|1.船はヴァイキングの誇り2.ゴクスタッド船3.ヴァイキングの航海方法4.いろいろなヴァイキング船
●第四章:ヴァイキングの戦い//|1.ヴァイキングの武器と防具2.ヴァイキングの戦闘方法3.ヴァイキングの軍事基地
●第五章:ヴァイキングの生活//|1.ヴァイキングの農場2.ヴァイキングの農場での暮らし3.交易や略奪への旅
●第六章:ヴァイキングの社会と法律//|1.スカンジナビア社会の状況2.家族のきずなと復讐劇3.ヴァイキングの集会4.決闘と追放
●第七章:エピローグ//|1.ヴァイキング時代の幕切れ2.平和喪失者と植民活動…もうひとつのヴァイキング
海賊学

 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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