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フランボワイヤン・ワールド
海の冒険者たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。


ヴァイキングの来襲
第四章 ヴァイキングの戦い

2.ヴァイキングの戦闘方法

 ヴァイキングによる襲撃は、常に電撃作戦とでも呼べるものだった。竜頭船に乗ってどこからともなくあらわれ、戦闘に慣れた戦士たちがどっと上陸するのである。そして敵の防御体制が整う前に、邪魔者たちを殺戮し、膨大な戦利品を奪う。それから彼らはあっというまにどこへともなく姿を消してしまうのだ。こうした行動範囲の広さと迅速さが西ヨーロッパの人々を混乱させたのである。

 陸上におけるヴァイキングの戦い方は『サガ』などに描かれているのでおおよそのところを知ることができる。
 それによると、集団戦は飛び道具の投げ合いから始まった。ヴァイキングは弓を射、槍を投げた。なかには両手で 2本の槍を同時に投げられる者もいた。集団戦の陣形は非常に素朴なものであり、ほとんど用いられることはなかった。

 飛び道具が尽きたところから接近戦が始まった。接近戦は1対1の戦いであり、突き槍が大きな戦力となった。剣による戦いでは、刃を傷めないようにするため、剣と剣とを合わせなかった。

 ヴァイキングは、楯を非常な勢いで動かし、身体を防御した。楯は中央の鉄芯以外は木製だったから、敵の剣がしばしば突き刺さった。このような場合、楯をねじって敵から剣を奪った。剣は、ふつう片手で扱ったが、両手で扱うこともあった。ただし、こうすると楯を使えないだけに勇気が必要だったろう。
 ヴァイキングたちは、ふだんから戦いの練習をスポーツのように行い、身体を鍛えていた。投石、跳躍、乗馬、闘馬、水泳、登山、レスリングなどが彼らのスポーツだった。なかでも水泳は、ほとんど水の中での殴り合いだった。お互い血まみれになって戦ったのだ。
 『サガ』には完全武装で人の背丈を越え、さらには6mの川を飛び越えることのできるグンナールという男が、まるで英雄のように紹介されている。
ヴァイキングの来襲目次
●第一章:略奪者ヴァイキング//|1.ヴァイキング時代の開幕2.ヴァインキングの正体は?
●第二章:ヴァイキング、東へ西へ//|1.ヨーロッパ中に出現したヴァイキングの猛威2.数回にわたり同じ都市に来襲
●第三章:ヴァイキング船、来襲す!//|1.船はヴァイキングの誇り2.ゴクスタッド船3.ヴァイキングの航海方法4.いろいろなヴァイキング船
●第四章:ヴァイキングの戦い//|1.ヴァイキングの武器と防具2.ヴァイキングの戦闘方法3.ヴァイキングの軍事基地
●第五章:ヴァイキングの生活//|1.ヴァイキングの農場2.ヴァイキングの農場での暮らし3.交易や略奪への旅
●第六章:ヴァイキングの社会と法律//|1.スカンジナビア社会の状況2.家族のきずなと復讐劇3.ヴァイキングの集会4.決闘と追放
●第七章:エピローグ//|1.ヴァイキング時代の幕切れ2.平和喪失者と植民活動…もうひとつのヴァイキング
海賊学

 小説
イオの末裔
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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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