ようこそ。ここは草野巧のホームページです。
フランボワイヤン・ワールド
海の冒険者たち
フランボワイヤン・ワールド・トップ海の冒険者たち目次
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。


ヴァイキングの来襲
第五章 ヴァイキングの生活

1.ヴァイキングの農場

 ヴァイキングは専門的な兵士ではなかった。ヴァイキング時代のスカンジナビアには専門的な兵士など存在してはいなかったのである。彼らはスカンジナビアではボーンディとして暮らしていた。ボーンディは現在のスカンジナビア語では「田畑を耕す農民」という意味だが、当時はもっと多様な意味を持っていた。ボーンディは極めて自立した農民なのだ。

 ヴァイキングは広大な農場を所有し、狩猟、魚労、牧畜、農耕、交易を生業として生活していた。農場の規模は南部と北部では異なっていた。デンマークなどでは十分に農耕が可能だったので、農耕と牧畜が平行して行われた。土地は広大である必要はなかった。北に行けば行くほど農耕可能地域が限定されたので、中心は牧畜に移った。そこでは広大な土地が必要であり、各世帯はそれぞれかなり離れて農場を経営していた。

 農場内には世帯の人々が生活する家屋のほかに、冬の間家畜を飼育する建物や浴室(サウナ)、鍛冶場、木工所、貯蔵所などがあった。鍛冶場などは火事の心配もあったので比較的離れた場所に建てられた。
 家屋の材料は地域によっていろいろだった。森林が豊富で比較的暖かい地域では木造の家屋が建てられたし、森林がない地域では石材や粘土、芝土などが家屋の材料に使用された。
 家屋の形式は都市の場合は目的に応じてさまざまだったが、農場の場合には基本的に共通だった。それはヴァイキング時代以前から存在していた長方形の家屋ロング・ハウスが地域や時代に応じて徐々に変形されたものだった。

 ヴァイキングの当時の農場の姿を理解するうえで役立つのは、ユトランド諸島ヤールスホールの農場である。この農場には次のような建物があった。

●ユトランド諸島ヤールスホールの農場
①住居となるロング・ハウス
②2代目の住居となるロング・ハウス
③トイレ
④丸石が敷かれた馬小屋
⑤鍛冶場
⑥納屋か牛小屋

 アイスランド南西部ステングの農場は当時の状態に復元されており、高度に発展したロング・ハウスの姿を現在に伝えている。母屋部分の建物の大きさは17×6mで、家の中の木板、屋根柱、戸口の側柱はすべて美しく彫刻されていた。

●ステングの農場

①貯蔵室
②スカール(玄関ホール兼主室)
③作り付けのベンチ
④炉
⑤居間
⑥便所
⑦搾乳所
ヴァイキングの来襲目次
●第一章:略奪者ヴァイキング//|1.ヴァイキング時代の開幕2.ヴァインキングの正体は?
●第二章:ヴァイキング、東へ西へ//|1.ヨーロッパ中に出現したヴァイキングの猛威2.数回にわたり同じ都市に来襲
●第三章:ヴァイキング船、来襲す!//|1.船はヴァイキングの誇り2.ゴクスタッド船3.ヴァイキングの航海方法4.いろいろなヴァイキング船
●第四章:ヴァイキングの戦い//|1.ヴァイキングの武器と防具2.ヴァイキングの戦闘方法3.ヴァイキングの軍事基地
●第五章:ヴァイキングの生活//|1.ヴァイキングの農場2.ヴァイキングの農場での暮らし3.交易や略奪への旅
●第六章:ヴァイキングの社会と法律//|1.スカンジナビア社会の状況2.家族のきずなと復讐劇3.ヴァイキングの集会4.決闘と追放
●第七章:エピローグ//|1.ヴァイキング時代の幕切れ2.平和喪失者と植民活動…もうひとつのヴァイキング
海賊学

 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
Copyright(C) 草野巧 All Right Reserved