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フランボワイヤン・ワールド
海の冒険者たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
ヴァイキングの来襲
第六章 ヴァイキングの社会と法律

3.ヴァイキングの集会

 いろいろな争いが生じた時に、それをできるだけ平和的に解決するための方法として、また軍事的な同盟の意味もあって、ヴァイキングたちは一種の集会制度を持っていた。それはスカンジナビア三国に共通に見られる集会制度でシング(民会)という名で呼ばれた。シングはヴァイキングが植民を行ったアイスランドやグリーンランドでも行われた。

 シングは基本的には特定地域の集合だった。デンマークの場合にはへレッズと呼ばれる区分された地域が200ほど存在し、フレッズごとにシングが設けられた。ノルウェーやスウェーデンの場合、区分された地域の数はデンマークほど多くはなかったが、地域ごとのシングは行われた。定期的なシングの開催される回数は年に3、4回程度だったが、重要な議題がある場合には緊急にいつでも開催された。重要な議題というのは、王位請求者を承認するかどうかといった類のものである。アイスランドの場合には、1年に一度は全島民の参加するアルシング(全島集会)も設けられていた。

 シングには武装した自由人の青年男子が参加した。そこで法が制定され、裁判が行われ、各種の問題が話し合われた。だれを王とするかという問題もシングで話し合われた。

 法はいわゆる慣習法で、あくまでも口承で伝えられるものであり、長老たちがそれを確認した。
 裁判の場合、罪の軽重によって賠償額が決められていたが、加害者や被害者の身分によってもそれは異なっていた。アイスランドの場合、自由民の命の値段は銀で120オンスだった。シングは一種の宗教的な表現でもあったので、各種の儀式も大事にされた。話し合いの前には北欧の神々への犠牲や乾杯が行われた。
ヴァイキングの来襲目次
●第一章:略奪者ヴァイキング//|1.ヴァイキング時代の開幕2.ヴァインキングの正体は?
●第二章:ヴァイキング、東へ西へ//|1.ヨーロッパ中に出現したヴァイキングの猛威2.数回にわたり同じ都市に来襲
●第三章:ヴァイキング船、来襲す!//|1.船はヴァイキングの誇り2.ゴクスタッド船3.ヴァイキングの航海方法4.いろいろなヴァイキング船
●第四章:ヴァイキングの戦い//|1.ヴァイキングの武器と防具2.ヴァイキングの戦闘方法3.ヴァイキングの軍事基地
●第五章:ヴァイキングの生活//|1.ヴァイキングの農場2.ヴァイキングの農場での暮らし3.交易や略奪への旅
●第六章:ヴァイキングの社会と法律//|1.スカンジナビア社会の状況2.家族のきずなと復讐劇3.ヴァイキングの集会4.決闘と追放
●第七章:エピローグ//|1.ヴァイキング時代の幕切れ2.平和喪失者と植民活動…もうひとつのヴァイキング
海賊学

 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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