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フランボワイヤン・ワールド
海の冒険者たち
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。


大英帝国を築いた海賊たち
第四章 ドレークの時代と世界周航

4.ドレーク海峡の発見

 マゼラン海峡は、南米大陸のほとんど最南端にある。マゼラン海峡より南には、いくつかの群島があるだけである。しかし、このことはドレークが世界周航を成就するまで知られてはいなかった。南米大陸は、マゼラン海峡のはるか南まで続いていると信じられていたのだ。マゼラン海峡の南には群島があるだけということを発見したのはフランシス・ドレークだった。
 ドレーク艦隊はドウティを処刑したサン・フリアンで越冬した後、1578年8月に難関マゼラン海峡に突入、16日間で無事に通過した。
 ところが、マゼラン海峡通過後に一行を激しい嵐が待ち受けていたのだ。その結果、マリゴールドは難破、ゴールデン・ハインドとエリザベスはお互いを見失ってしまった。
 しかも、旗艦を見失ったエリザベスは、3週間たってもゴールデン・ハインドがもとの場所に帰ってこないのを知ると、ついにあきらめてイギリスに帰還したのである。ドレークは、マゼラン海峡に入る前に傷みの激しかったスワンとメアリを処分し、ペリカンを「ゴールデン・ハインド」と改名していた。したがって、この時点でドレーク艦隊は、ゴールデン・ハインド号ただ1隻になってしまったのだ。

 ドレークが、後に彼の名前がつけられる海峡を発見したのはこの時だった。ゴールデン・ハインド号は激しい嵐にもまれながら、ホーン岬よりも南まで流され、さらにドレーク海峡を大西洋に向かって逆行してしまったのである。
 これはまったく偶然の発見だったが、1600年に作られたライト=モリヌー地図には、すでにこの発見の成果が見られるという。


大英帝国を築いた海賊たち目次
●第一章:海賊が作った大英帝国の基礎|1. 60万ポンドをもたらした大遠征2.サー・フランシス・ドレークの誕生3.エリザベス期のイギリス人の野心と現実
●第二章:ドレークを育てたイギリスの大航海時代|1.イギリス人による北西・北東航路の探求2.最も危険な南西航路
●第三章:ジョン・ホーキンズと悪名高い奴隷貿易|1.ドレークを育てた港町プリマスとジョン・ホーキンズ2.サン・フアン・デ・ウルアの事件
●第四章:ドレークの時代と世界周航|1.復讐のための聖なる略奪2.不屈の執念で成し遂げた財宝略奪3.フランシス・ドレークの世界周航計画4.ドレーク海峡の発見5.カカフェゴ号とドレーク流の略奪6.ドレーク湾の銘板と最大の危機
●第五章:ガレオン船の時代|1.キャラック船からガレオン船へ2.ガレオン船とイギリス艦隊とゴールデン・ハインド号
●第六章:無敵艦隊を打ち破る|1.ドレークの先制攻撃2.無敵艦隊とイギリス艦隊3.ドレークの個人行動4.カレー沖の火船作戦5.無敵艦隊の敗走とイギリスの勝利
●第七章:フランシス・ドレークの最期|1.プリマス市長そして最後の遠征
●第八章:英国の政界制覇への道|1.オランダの台頭と二大海洋国家の激突
海賊学

 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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