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フランボワイヤン・ワールド
幻想都市計画論
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 小説
イオの末裔
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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

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第2章 目的別幻想都市計画論 
■行政都市 

サンプル行政都市クリソトリコン 

2 王宮都市の形態

■王宮都市と支配領域

 王宮都市を舞台としたストーリーを作るときに、もっとも主要なテーマとなるものは何だろうか? それは王宮都市が周辺地域を支配することに関わるテーマではないだろうか。
 王の仕事を簡単にいってしまえば、「支配する」ことである。ということは、王宮都市の存在自体が周辺地域を支配するためにあるといえるのだ。だから、それに関わる事柄が、王宮都市のストーリーの主要なテーマとなることが多い。他国との戦争によって領土を広げるというテーマも、もちろん支配に大きく関わっているのだ。
 しかし、一言で支配するといっても、国王の支配領域は小さなものから大きなものまでいろいろなタイプがある。支配領域の大きさによって、王宮都市そのものの雰囲気も異なるのである。

■王宮都市の雰囲気とストーリー

 王宮都市が大きいか小さいか、威厳に満ちているかどうかは、ストーリーを展開する上でとても重要なことだ。王宮都市の雰囲気は支配領域の大小や王権の強弱によって異なってくる。ということは、その程度に応じて展開するストーリーも異なってくると考えられるのだ。

(1)小さな王宮都市

 小さな王国の中心となっている王宮都市を考えてみよう。このタイプの王国は、1個の王宮都市を中心にして、周辺の田園地帯を支配するというものだろう。ここでは、都市の周辺はどこまでも農村地帯が続いているといった感じで、行政機関は王宮都市にしか存在しない。支配領域か小さければ、王宮都市自体の収入も少ないから、都市の作りも比較的地味なものになる。もちろん、王の力量しだいで支配領域はどんどん拡大するし、それにしたがって王宮都市も立派なものになる可能性は秘めている。
 小さな王宮都市では、王権をめぐる激しい戦いというテーマよりは、平和な生活を破壊する他国の侵略にどう対抗するか、というテーマの方が似合っているのではないだろうか。また、住民たちが王の悪政に対抗するというストーリーも、このような都市で起こるかもしれない。

(2)移動する宮廷

 小さな王国が戦争によって周辺にあった同じように小さな王国を支配する。それを続ければ、当然、王国の領域も大きくなる。しかし領域が大きくなりすぎると、今度は支配するのに大きな労力が必要になってくる。とくに支配機構(官僚機構)が十分に固まっていない場合は大変だ。こんな場合には、王は1個の王宮都市にじっとしているわけにはいかない。あちこちの都市に王宮を持ち、その間を転々として暮らさなければならないのだ。それは宮廷そのものの移動であって、従者や廷臣たちも国王に従って転々とする。そうやって国王たちは各都市で政治を行い、自分の領土を直接支配するようにするのである。数年、あるいは十年程度で王宮が移動してしまうのでは、支配領域がどんなに大きくても、巨大な王宮都市へと発展することはないだろう。

(3)大帝国の中心都市

 広大な領域を支配している場合でも、支配機構がしっかりと固まっている王国では、王宮都市は 1カ所に定着し、巨大な首都へと発展することができる。この場合、国王の配下である総督が各地に派遣されて、その地方の支配を国王に代わって行っている。総督の下には、その地方ごとに大きな地方行政都市も置かれている。これらの地方行政都市の中心にあるのが首都である王宮都市ということになる。
 この場合は王宮都市自体が巨大なスペクタクルだ。都市の内部だけでも、波乱に満ちたストーリーを展開できるだろう。サンプル都市クリソトリコンもこのような巨大な帝国の首都として作られたものである。
 大帝国の首都では、すべてが巨大で威厳に満ちたものになる。大帝国内の政治的、経済的、精神的、宗教的権力のすべてが、この都市に集中しているからだ。権力者たちも意識して、巨大な建造物、広大な街路、偉大な記念碑によって都市を飾ろうとするのである。
 大帝国の首都では、おそらくどんな事件が発生しても不思議ではないだろう。大帝国の首都にはストーリーの展開に必要な舞台装置はどんなものでもそろっている。王権が最大の権力だが、何もそれだけが権力というわけではない。宗教の長も、大帝国の首都では強大な権力を持っているだろう。商人たちの利権争いだって起こりうる。地方総督の座をめぐる争いも重要だ。

(4)王権の強い王国

 支配領域が大帝国ほど大きくなくても、王権が絶大であれば、王宮都市は偉大なものになる。これは、住民の多くが都市作りに従事するからだ。
 王権が絶大な王宮都市では、住民の叛乱というテーマは起こりにくいといってよいだろう。ここでは、王の一族たちが強大な力を持つ王の座をめぐって互いに争い合う、というテーマが似合っているのではないだろうか。

▼チェックリスト ≪王宮都市の種類と雰囲気≫
種類 雰囲気 ストーリー
小王国型 田舎風 他国の侵略、支配領域の拡大、王の悪政
移動宮廷型 不安定 支配地域の叛乱、遠方への出征
大帝国型 名実共に豪華 一大スペクタクル、権力争い、利権争い
強権型 偉大の誇示 王権をめぐる争い

■宮殿の位置と王権

 王宮都市が周辺地域を支配するというテーマと同じく、王や貴族たちが王宮都市そのものを支配するというテーマも、王宮都市を舞台としたストーリーの大きなテーマといえるだろう。
 王宮都市といっても、王や貴族たちが都市そのものを十分に支配しているかどうかは都市によって異なってくる。王宮都市でも、支配者と市民の関係は良好である場合もあれば、激しく対立していることもある。支配者と市民の関係は、他国と交戦状態になったときなどには、戦争の勝敗にも関わる重要な問題だ。王宮都市の内紛を利用して、敵国を陥落するというストーリーだってありうるのだ。

 王宮都市そのものを支配する王や貴族にとって、拠点となるのは宮殿である。宮殿というのは、王の住む場所であると同時に、周辺地域や都市を支配するためのさまざまな機構を持った場所である。
 支配者と市民の関係を表現する場合にも、都市における宮殿の位置が重要になる。

 クリソトリコンでは、大宮殿地区は半島の先端、いわば都市の片隅にある。これは王宮都市のごく一般的な形態である。都市を支配する宮殿の位置は、都市全体を見渡せる場所が最適だ。そのような場所を都市の中で捜し求めると、都市の片隅ということになるのである。

 サンプル都市クリソトリコンの王宮の位置

 しかし、支配者と市民の関係によって、宮殿の位置と形態は大きく異なってくる。
 たとえば、王の権力が強大であれば、都市作りに王の意志を反映させ、ほぼ理想的な王宮都市を作ることができる。だが国王の権力が弱い場合には、思ったような都市作りができないばかりか、宮殿は都市を支配するよりも都市の住民から身を守るような情けない形になってしまうというわけだ。

 宮殿と都市の位置関係は、だいたい次のような形で、支配者と市民の関係をあらわす。

 もともと都市というものは、力のある王の住む城砦の回りにできたものだ。城砦は、周辺に住む住民を守ってくれるのである。だから非常に古い時代には、住民が王と敵対するようなことはあまりなかった。このような場合、都市は宮殿を囲むか、宮殿の前に広がるものと考えてよいだろう。

宮殿の位置(1) 

 宮殿と市民がうまくいっている場合には、宮殿は開かれたものになる。何かの記念日や祭りの日などには、地位の高い市民は宮殿の中に出入りすることもできるのだ。具体的には、城館の前に階段や車寄せのようなものを作り、城館が市街に対して開かれた感じを持つように工夫するのがよいだろう。

宮殿の位置(2) 

 宮殿と市民がうまくいっていない場合には、宮殿は閉じられたものになる。とくに王の支配権が非常に弱いと、都市を思い通りにすることはできない。それどころか、いつ市民に急襲されないとも限らない。そこでこのような都市の宮殿は、分厚い壁や幅広い堀で守られたり、小高い丘の上に市街と対決するように建てられたりするのである。中世の城館が城壁を持つのは一般的だが、ここでは外部のものから身を守るというよりは、市民から身を守るためのものになるのだ。

 宮殿の位置(3)

 宮殿と市民がもっと激しく対立する場合もある。市民意識が高まれば高まるほどそうだ。このような場合には、宮殿が都市の片隅どころか、都市の外部に出てしまうこともある。たとえば、城館が都市の外部の小高い山の上にあり、高くそびえる城壁で守られるのだ。

宮殿の位置(4) 

 王と市民の対立の結果、市民にある程度の権利を認めるということが起こる。こうして、ある程度の自治を認められた都市では、王宮都市であっても、都市の中に市庁舎のようなものが存在するようになる。

市庁舎がある都市 

チェックリスト≪宮殿の位置と都市の状況≫
位置 特徴 状況
中心部 開かれている 王権と市民の関係が良好である
開かれている 王権と市民の関係が良好である
隔離 閉じられている 王権と市民の関係が対立している
外部1 閉じられている 市民が王権を圧倒している
外部2 市庁舎がある 王権は微力である
(本文中のイラストは深田雅人作)
幻想都市計画論目次
第1章 都市のリアリティー


1 リアルとは?
2 現実の都市を見る
3 何から始めるか

第2章 目的別幻想都市計画論


■軍事都市

1 理想の軍事都市をもとめて
2 軍事都市の施設と機能
3 脅威の存在が都市に与える影響
4 立地場所を考える
5 防壁のいろいろ

■宗教都市

1 宗教都市とは何か?
2 中心から都市を作る
3 宗教都市の分析
4 宗教都市の中身
5 宗教都市らしさのために

■商業都市

1 なぜ商業都市なのか?
2 商業都市の立地条件と形態
3 商業都市の構造と要素

■行政都市

1 行政都市の特徴
2 王宮都市の形態
3 王宮都市の構造と要素
4 王宮のない中心都市

■鉱山都市

1 鉱山都市の特徴
2 鉱山都市の形態
3 鉱山都市の構造と要素

■大学都市

1 大学都市の特徴
2 大学都市の形態
3 大学都市の構造と要素
4 魔法学院都市

■植民都市

1 植民都市の特徴
2 植民都市の形態
3 植民都市の構造と要素

第3章 条件別幻想都市計画論


0 概要
1 「立地場所」から作る
2 「世界背景」から作る
3 「気候条件」から作る
4 「存在意義」から作る
5 「規模」から作る
6 「都市の中身」から作る

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 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

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