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フランボワイヤン・ワールド
幻想都市計画論
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

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第2章 目的別幻想都市計画論 
■鉱山都市 

サンプル都市ビスラー 

2 鉱山都市の形態

■多種多様な鉱山都市

 サンプル都市ビスラーは鉱山都市というよりも、比較的小さな鉱山に非常に密着したリアルな鉱山集落である。
 実際、ファンタジーに登場するすべての鉱山都市が大きく、そしてリアルなものである必要はない。大きな鉱山都市になると、鉱山の現場の雰囲気から少々遠ざかってしまう傾向がある。巨大な鉱山都市は巨大な商工業都市でもあるからだ。そこで、もしも鉱山の現場の雰囲気を大事にしたいのであるなら、鉱山都市よりもビスラーのような鉱山集落を作ってみるべきだろう。鉱山集落は鉱山都市よりも鉱山に密着しており、まさに鉱山そのものといえる。また、ファンタジーの自由を行使するなら、盗賊集団の隠れ家となっている廃坑といったものまで、鉱山都市の1タイプの中に加えても、一向にかまわないだろう。
 このように、リアルなものから、物語の中以外ではありえないものまで、鉱山都市にはじつにいろいろな形態が考えられるのである。

■鉱山=住居タイプ(坑道の構造)

 まさにファンタジーならではの1タイプというのなら、鉱山の坑道をそのまま住居にしてしまうというのが最高だ。実際に採鉱が行われている坑道を住居とするのはなかなか困難だから、廃坑となった坑道を利用するのもよいだろう。非人間種族ならば、暗黒の坑道内で照明もなしに生活していても何の問題もない。もちろん、人間が住む場合には、照明などの問題を考えなければいけない。歴史的に見ても、洞窟住居というものが存在したように、人間が穴の中で暮らすことが不可能でないことはたしかなのだ。
 このような住居のタイプをあげてみよう。

(1)洞窟の場合

 坑道というわけではないが、歴史的に実在した洞窟住居は、坑道を住居にする場合の参考になるだろう。
 洞窟住居は、その名のとおり岩山に洞窟を掘って、その中を住居にするというものだ。洞窟というと単に細長くて奥の深いものが想像されるが、実在した洞窟住居はそのようなものではなかった。平面図を見るとちゃんとした部屋割があって、まるで2LDKとか3LDKの住居のような印象がある。このような独立した住居が岩壁にそってずらりと並んでいるのである。岩壁に掘られているのだから、岩壁が湾曲すれば住居の並び方も湾曲する。高い岩壁なら、まるで団地のようにいくつもの住居を複数階層に作ることも可能だ。
 もしも空を飛べるような存在なら、高い断崖絶壁の上の万に、洞窟都市を作って
暮らしているといった設定も可能だろう。入口をうまくカモフラージュすれば、永遠に人間に知られずに隠れ住むことも可能だ。
 しかし実際には、内部には明かり取りの窓などもなく、小さな入口から差し込む
 光がすべてだった。だから住居内は非常に暗く、昼間の活動は自然と屋外が中心になったといわれている。
 
横に並んだ住居
 
入り江のように湾曲して並んでいる住居
 
大豪邸のように大きな住居
 
団地構造の住居

(2)坑道の場合

 もともと地下に住んでいる非人間種族だけではなく、世間から隠れて生きなければならない盗賊集団とか落ち武者たちにとって、廃坑になった鉱山の坑道は、恰好の隠れ家となるだろう。
 もっとも一般的な坑道は、基本的には縦坑と横坑から構成されていると考えてよい。縦坑の深さはまちまちだが、中世の記録によると、本当か嘘かわからないが、約400m以上のものもあったらしい。こうして鉱脈が発見されると、そこから水平に近い横坑が掘られたのである。

 このように、坑道は地下深くまで突き進んでいるものが多く、迷路のように複雑で、パターンもいろいろある。そこは、住んでいる者にさえ全体の構造かわからないような、最高の隠れ家なのだ。複雑に走る坑道に洞窟都市の住居を組み合わせれば、坑道内に一大集落を形成することもできるだろう。
 しかし、ここで忘れていけないことがある。坑道の中では、照明と排水と換気がいつも大きな問題になるということだ。暗闇をものともしない妖精ならばいざしらす、人間が住む場合には絶対である。現実にそくしていえば、これらの問題は次のように解決されていた。
照明 鉱山には明かり取りの窓などないから、鉱夫たちは油ランプを持って鉱山に入るしかなかった。
排水 坑道の中には、ところどこう大きくふくらんだ場所があった。そこは一種の水溜めであり、大きな水車が設置されていた。坑道の深さによっても異なるが、水車は何段階にも設置され、複数の水車で坑道内の水が地上へと排水された。アルキメデスの揚水機も重要だった。
換気 鉱山の地上には、換気のためのポンプか置かれていた。そこから木製のパイプなどで、坑道内に空気が送られた。ポンプの動力は人力のこともあれば、水車のような機械を使うこともあった。

 もちろん、ファンタジーではこれらの問題を無視しても一向にかまわない。しかし知っておくことで、それをストーリーに利用することができる。たとえば、換気設備が地上の水車だった場合、それは地下の住人にとって、生きるためにもっとも重要なものとなるだろう。それが破壊されると、地下住人はみんな酸欠状態で死んでしまうのだから当然だ。水車をめぐる激しい攻防戦なども、ストーリーの中に組み込めるのである。

(3)露天掘りの場合

 鉱山には坑道を掘らない、露天掘りのタイプも存在する。露天掘りというのは非常に巨大な鉱脈が地面に面している場合に使われる方法で、地上から直接採鉱してしまう方法だ。したがって露天掘りの鉱山の場合には、地面に大きな穴が空いていることになる。
 このような穴の中に家を建てて集落を作るというのも、ファンタジックで面白いだろう。巨大な穴の壁の部分に団地のように数多くの洞窟住居を作れば、その穴の中だけでも、1個の都市ができるかもしれない。

 
露天掘りの例(1)
 
露天掘りの例(2)

■実在した鉱山集落・鉱山都市

 もっと現実的な場合について見てみよう。
 これまでに紹介した鉱山=住居タイプは、実際には鉱山都市とはいえないものだ。本来鉱山都市というのは、採掘を行っている鉱山を中心にできあがった都市のことをいう。鉱山は古代から非常に重要なものだったから、その回りには自然と鉱夫たちが集まり、それが都市へと発展したのである。そこには錬金術師のような不思議な存在も登場する可能性がある。また中世のヨーロッパでは鉱夫たちの間に、しばしば縄張り争いのようなものも発生した。その頃の鉱夫たちは自立した職人であり、自らが発見した鉱脈の権利を持つことができた。だから、現実的な鉱山都市でも、ファンタジックなストーリー展開を期待できるのだ。
 このような現実的なものは、大きさによって鉱山集落と鉱山都市に分類できる。鉱夫の地位や坑道との位置関係によって、その形態はさまざまなものが考えられる。

(1)鉱山集落

鉱山集落は極めて小さな鉱夫たちの集落だ。鉱山のほとんどは交通の便が悪いところにあるから、最初から都市が存在することは少ない。鉱山が発見されるとその回りに鉱夫たちが集まり、小さな集落ができるのが普通だった。

鉱山集落 

(2)鉱山都市

 鉱山の産出量が大きければ、最初は小さな鉱山集落だったものが大きな鉱山都市へと発展した。鉱山都市は単なる鉱夫たちの集落ではなく、都市としての機能も持ったものだ。多くの鉱山都市は鉱山集落の近くに発展したと考えてよいだろう。
 
鉱山都市

(3)縦坑に囲まれた危険な都市

 鉱山集落、鉱山都市のいずれにしても、鉱山の近くにできるというのは同じだ。だから、これらのタイプでは鉱山とどの程度の距離にあるか、どのような位置関係にあるかということが、都市の形態を決めるポイントになるといえるだろう。
 現実的ではないが、坑道や露天掘りの穴を取り巻くように、集落や都市が作られてもよいわけだ。また、都市の回りを取り巻くように多数の縦坑が掘られているため、闇夜に接近するのがひどく危険な都市があってもよい。このような都市は、中世のヨーロッパには実在していたらしいから、あながち非現実的ともいえないのである。
 
穴に囲まれた都市

(4)奴隷鉱夫の集落

 鉱山の労働の内容という点では、ギリシア・ローマ時代から中世に至るまでほとんど変わりはなかった。しかし、鉱夫の社会的な地位は古代と中世では非常に違っていた。古代にあっては、鉱夫といえば奴隷か犯罪者だった。ローマ人たちはイングランドに鉱物資源を求めて進出したが、このような場合には現地の住民が鉱夫として使用された。
 このように、鉱夫の社会的な地位が非常に低いのであれば、たとえ労働の内容にそれほどの変化はなくても、鉱山で働く労働者の雰囲気は彼らが自由人であった中世ヨーロッパの場合とは相当に異なっていたと考えられる。
 また、ローマ時代の鉱山には鉱夫のほかに、ローマ人の監督や鉱夫長が存在していたといわれている。ローマの兵士たちも数多く派遣されていたことは確かだろう。
 ローマ時代の鉱山集落がどのようなものだったかは当時の前哨基地などから想像できる。ローマ人たちはどのような場所でも、野蛮人とは完全に独立して生活する習慣を持っていた。したかって鉱山集落でも原住民鉱夫たちの集落の外に、ローマの監督官、鉱夫長、兵士たちの小さな集落が作られたに違いない。


(5)鉱山ネットワーク

 鉱山集落は特定の場所を拠点として、ネットワーク状に作られることもあった。
 鉱山というのはどこにでもあるものではないし、誰にでも発見できるというものではない。しかし、鉱山を開発するにはまず始めに、とにかく鉱脈を発見しなければならない。鉱脈を求めて鉱夫たちは山の中をさまよい歩くわけだ。そんなに簡単に発見できるはずはないので、鉱夫たちは何日間、何ヵ月間も自分の暮らしていた都市を離れて、遠方の土地で暮らさなければならない。
 こうした場合、どうしても鉱山開発の拠点となるような場所が必要になる。
 このような拠点としてもっともたやすく利用されたのは山の近くにある小さな地方都市だった。中世ヨーロッパの鉱夫たちには、そのような地方都市から優遇措置が与えられていた。これは、地方都市にあるビール醸造所、製粉所、パン焼き工場の設備を自由に利用してもいいというものである。こうして、鉱夫たちは、鉱山発見のために何日費やそうと、少なくとも食べるものと飲むものとには困らなかったのである。
 しかし、鉱夫が活動している場所の近くには、小さな集落さえ存在しないということもあった。こうなると鉱夫たちは、その日の食べるものにさえ困ることになる。
 このような場合に鉱山開発の拠点となったのが、修道院だった。修道院というと、しごく真面目な宗教施設と感じられるが、中世ヨーロッパには鉱山開発を請け負うことで、しこたま儲けている修道院も数多く存在していたのである。修道院は非常にへんぴな場所にも存在しており、基本的に自給自足を旨としていたから、鉱夫の拠点としてはうってつけだった。ここを拠点として鉱山開発を行ない、豊かな鉱脈が発見されたら、鉱脈のそばに鉱山集落を作るのである。
 シトー会の修道院は、鉱山開発の拠点となった際たるもので、鉱山開発を請け負うことで非常に繁栄した。
 13世紀には水車利用の機械化が進み、修道院がまるで工場のようになった。中でもクレルヴォー修道院は周辺に多数の鉱山を持つことで知られている。このような修道院では製粉工場、オリーブ油搾油工場、革なめし工場、製鉄所などが修道院に付属して建設されたのだ。

鉱山経営を行っていた修道院 

チェックリスト ≪鉱山都市の種類≫
種類 留意点
洞窟住居 大きさ、配列、階層構造、照明
坑道住居 深さ、迷路性、隠れ家、照明、排水、換気
露天掘り 大きさ、深さ、洞窟・坑道との折衷
奴隷鉱山 奴隷、監督、鉱夫長、兵士、支配者の住居、鉱夫の住居
鉱山集落 鉱山との位置関係、採掘方法、鉱夫の自立性
鉱山修道院 開発拠点、機械化(水車、工場、製鉄所)
鉱山都市 規模、手工業者、商人、都市の要素
(本文中のイラストは深田雅人作)
幻想都市計画論目次
第1章 都市のリアリティー


1 リアルとは?
2 現実の都市を見る
3 何から始めるか

第2章 目的別幻想都市計画論


■軍事都市

1 理想の軍事都市をもとめて
2 軍事都市の施設と機能
3 脅威の存在が都市に与える影響
4 立地場所を考える
5 防壁のいろいろ

■宗教都市

1 宗教都市とは何か?
2 中心から都市を作る
3 宗教都市の分析
4 宗教都市の中身
5 宗教都市らしさのために

■商業都市

1 なぜ商業都市なのか?
2 商業都市の立地条件と形態
3 商業都市の構造と要素

■行政都市

1 行政都市の特徴
2 王宮都市の形態
3 王宮都市の構造と要素
4 王宮のない中心都市

■鉱山都市

1 鉱山都市の特徴
2 鉱山都市の形態
3 鉱山都市の構造と要素

■大学都市

1 大学都市の特徴
2 大学都市の形態
3 大学都市の構造と要素
4 魔法学院都市

■植民都市

1 植民都市の特徴
2 植民都市の形態
3 植民都市の構造と要素

第3章 条件別幻想都市計画論


0 概要
1 「立地場所」から作る
2 「世界背景」から作る
3 「気候条件」から作る
4 「存在意義」から作る
5 「規模」から作る
6 「都市の中身」から作る

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