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フランボワイヤン・ワールド
幻想都市計画論
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

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 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。


第3章 条件別幻想都市計画論
 ■「世界背景」から作る
 
サンプル都市ペルセロポリス

1 都市と世界背景

■趣味を満足させる世界設定

 背景となる世界の雰囲気をよく表すということは、ファンタジーのスーリーを盛りあげるためにとても大切なことだ。
 ファンタジーに限らず、どのようなフィクションでも、スーリーの具体的なイメージ、ある特定の世界の雰囲気と切り離すことはできない。ストーリーに登場する主人公のイメージを想像しただけでも、持っている武器や服装がある特定の時代・文化・技術を表現しているといっていい。
 たとえば、虎の皮のマントと腰布だけで身体を包んだ筋骨たくましい若者が、2本の槍を持って立っているという姿は、どことなく古代ギリシアの神話世界をイメージさせるものだ。また、羊毛製のぴったりした上着にだぼだぼズボンで、赤毛を生やし、幅広の斧を振り上げている姿は、どうしてもヴァイキングのイメージと結び付いてしまう。
 船や馬車というような、登場人物が使用する道具も、時代・文化・技術と切り離して考えることはできないものだ。

 もちろん、スーリーの舞台となる世界は何から何まで実在の世界と同じでなければいけないということはない。そもそも、現実ではありえないと思えることがしばしば起こるのがファンタジーだ。それがファンタジーの魅力といってよい。
 ここで大切なのが、現実ではありえないことというのは、時代や文化によって違っているということだ。現在ではあたりまえのことが、とてもファンタジックに感じられる時代というのもある。たとえば現在では飛行機で空を飛ぶのはまったくあたり前のことだ。しかし、古代の巨石文明の時代にもし飛行機らしきものが存在し、空を飛んでいるとなれば、それはとてもファンタジックな光景といえるのである。
 この飛行機が何でできているかということも、ストーリーに大きく影響してくる。古代の巨石文明の時代に、現在と同じようなジュラルミン製の飛行機が飛んでいるとしたら、そのためにはどうしてもタイムスリップのようなストーリーが必要になるだろう。しかし、その飛行機が木製の枠に羊の皮を張った翼を持つグライダーなら、その時代の天オ的工匠が苦心の末に発明したものだという説明も可能かもしれない。

 都市を作るときにも同じことがいえる。ストーリーの舞台となる世界背景にぴったりの都市はストーリーを盛りあげる特別な演出効果となるのである。また、現在の世界とは異なる世界背景の不思議な雰囲気は、それだけでかなりファンタジックなものだといっていいだろう。

■時代・文化・技術がごちゃまぜの軍事都市

 ペルセロポリスは時代を未来に設定した相当にファンタジックな都市だ。
 今から××年後に地球上の多くの人々が死んでしまうという大きく不幸な戦争が起こった。そのため、地上からはかつて栄えた文明がまったく忘れられてしまった。そうした状況の中、有能な学者たちはどうにかして過去の文明の秘密を明そうと、いろいろな場所を発掘した。ベルセロポリスも始めは少数の学者たちが過去の遺跡を調査するために、発掘しはじめた都市だった。
 ところが、この都市で発掘を進めるうちに、過去の遺跡の中に強力な武器として利用できるものが発見されたのだ。そのためこの都市には、いつのまにか数多くの軍人たちが集まるようになった。さらに、異民族たちまでがこの都市を狙い始めたので、祖国の軍人たちが都市全体を要塞化して、今では立派な軍事都市へと成長したのである。
 しかもこの都市は、かつて長い間繁栄し続けた都市で、ほとんどすべての過去の遺跡が存在していた。文明の交流地点だったためか、異なる文明の産物までが同時に存在しているのだ。

[1]存在意義

 一種の軍事都市といってよい。都市の中には、古代風の弓矢や投石器から、火炎放射器、ミサイルまでが同時に存在している。また、古い魔法書が発見されたために、魔法軍のような軍隊も存在している。しかし、超技術は理解するものが少なく、正確に使いこなすことができない。火炎放射器やミサイルなどは限られた人間だけが使えるもので、他の人間にはほとんど魔法と変わらないように見えるのだ。それでも、異民族や他の都市の人間を追い払うことは可能で、不気味な軍事都市として、同時代の人々に恐れられているのである。

[2]立地条件

 かつてとてつもない文明が重なるように繁栄し続けた場所だ。そのような場所としては海や河に近い平野部といった、立地条件のよい場所が自然だろう。しかし、時代は未来なので、それ以前に大きな地殻変動があり、その時点では、人間がなかなか近付けないような要害の地に変わっていたというのでもおもしろい。

[3]気候条件

 ペルセロポリスでは気候条件はあまり重要視していない。しかし、できれば温暖な暮らしやすい場所がよいだろう。雨が降り続いて新技術の武器がさびついたり、砂嵐のために精度がくるったりすると、この都市の多くの学者や軍人たちにはどうやって整備したらよいものかよくわからないのである。

[4]規模

 大きな戦争のために人間の多くが死んでしまったにも関わらず、この都市には 5万人の人間が住んでいる。しかし、その都市はかつて100万以上もの人間が住んでいた都市なので、5万人の人間にとってはあまりにも広すぎる面積を持っている。都市を防御するのもその人数ではとても大変だ。これがこの都市の弱点で、都市の周辺部はしばしばゲリラの攻撃にさらされるのである。また、都市の周辺部には大きなスラム地域ができている。

[5]都市の中にあるもの

 とにかくなんでもそろっているというのがこの都市の特徴である。ピラミッド風の建築、古代ギリシア・ローマ風の巨石城砦やコロシアム、中世ヨーロッパ風の大聖堂、イスラム風の寺院まである。もちろん、発掘されたものなので新品同様というわけにはいかない。しかし、多少壊れているといっても利用できる程度の形で残っているのである。もしかするとただの都市ではなく博物館か何かがあったのかもしれない。
 武器や道具などもいろいろな時代のものがある。この都市の住人には、どれが新しくて、どれが古いということがよくわからないので、みんなが自分の好みや能力に応じて、それらの道具を使っている。煙草に火を付けるのにライターを使うものもいれば、火打ち石を使うものまでいるといった具合なのだ。

2 ファンタジックな世界背景

■いろいろな世界背景

 ファンタジーのストーリーを作る上で、こんな世界を舞台にすれば特別にファンタジックなストーリーが展開できるという世界があるわけではない。ストーリーのイメージにぴったりの世界なら、どんな世界でもファンタジッックだといってよい。それに、どんな世界が特にファンタジックであるかはまったく感じる人の趣味次第だ。ファンタジーのファンにとっては自分の趣味こそ第一のものだから、都市を作るときにも、自分の趣味にあった設定を選べばよいのである。
 ということを考えると、世界背景を分類して紹介する、などといったことはできなくなってしまう。「あなたが考えたどんな世界でも」という一言で終わってしまうのだ。しかし、そういうわけにもいかないので、ここでは時代を例にとって説明するとしよう。

■実在する時代を舞台にした世界背景

 古代から現代に至るまで、実際に存在した時代をモデルにするのはファンタジーのストーリーを作るときのもっとも普通の方法ではないだろうか。実際の時代をモデルにすると、空想だけでは思い付かないような材料が手に入るので、細部に至るまで、とてもリアルな都市を作ることができるのだ。錬金術、占星術、秘数学のような不思議な学問が実際に信じられていたような世界はファンタジーにとってなくてはならないものといってもよいだろう。また、未来の時代を舞台とするのも、あくまでも空想だが、実在する世界設定に含んでもよいだろう。

[1]狩猟時代風の都市

 不思議な呪術師などを中心にした小さな集団のストーリーを作りたいなら、どこか狩猟時代を感じさせるような都市が最適だろう。狩猟時代には人間はまだ定住していず、都市らしい都市は存在していなかったと想像される。だから、ここで都市といっているのは同じ部族のものが集まるちょっとした集落のようなものだ。こんな集落が舞台なら、邪悪な部族との戦いや、地震や火山の噴火といった神の怒りを鎮めるための冒険など、かなり古風な迷信をストーリーに利用することができるだろう。

[2]古代風の都市

 絶対的な権力を持つ王や僧侶、神話的な怪物などが登場する冒険ストーリーなら、舞台となる都市は巨石で作られた古代風のものがよいだろう。同じように巨石でできているといっても、ピラミッドのあるエジプト風のものと城砦のあるギリシア・□-マ風のものでは雰囲気が違うのは確かだ。しかし、巨石というのはとにかく巨大な権力を表すものだといってよい。王権をめぐる争いなども、そんな都市にこそふさわしいストーリーなのだ。

[3]中世風の都市

 魔法使いが活躍するいかにもおどろおどろしいストーリーなら、何といっても中世ヨーロッパ風の都市が最高だ。中世ヨーロッパの世界では魔法使い、錬金術、占星術などがまじめに信じられていたから、当時の都市をそのまま再現してもかなりファンタジックな雰囲気が漂うはずである。

[4]未来風の都市

 人それぞれにイメージする都市の姿は違うだろうが、未来風の都市も実在する世界の都市といってよい。未来の世界では科学技術の解釈なども、現在の解釈とは異なるだろうから、ストーリーは想像しだいでいくらでも広がっていく。そういう意味で、相当にファンタジックな都市といってよいはすだ。

[5]世界背景が入り乱れた都市(未来)

 未来の都市の1形態でいろいろな時代のものが混在している都市だ。人々は自分の趣味に応じて好きな時代の服装や道具を使って生活している。中世的な魔法や未来世界の超技術のようなものまで、この都市では同時に存在している。ペルセロポリスもこのタイプの都市だ。

(本文中のイラストは深田雅人作)
幻想都市計画論目次
第1章 都市のリアリティー


1 リアルとは?
2 現実の都市を見る
3 何から始めるか

第2章 目的別幻想都市計画論


■軍事都市

1 理想の軍事都市をもとめて
2 軍事都市の施設と機能
3 脅威の存在が都市に与える影響
4 立地場所を考える
5 防壁のいろいろ

■宗教都市

1 宗教都市とは何か?
2 中心から都市を作る
3 宗教都市の分析
4 宗教都市の中身
5 宗教都市らしさのために

■商業都市

1 なぜ商業都市なのか?
2 商業都市の立地条件と形態
3 商業都市の構造と要素

■行政都市

1 行政都市の特徴
2 王宮都市の形態
3 王宮都市の構造と要素
4 王宮のない中心都市

■鉱山都市

1 鉱山都市の特徴
2 鉱山都市の形態
3 鉱山都市の構造と要素

■大学都市

1 大学都市の特徴
2 大学都市の形態
3 大学都市の構造と要素
4 魔法学院都市

■植民都市

1 植民都市の特徴
2 植民都市の形態
3 植民都市の構造と要素

第3章 条件別幻想都市計画論


0 概要
1 「立地場所」から作る
2 「世界背景」から作る
3 「気候条件」から作る
4 「存在意義」から作る
5 「規模」から作る
6 「都市の中身」から作る

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小説『イオの末裔』〔Kindle版〕の販売に合わせて、同タイトルのブログ「イオの末裔」を始めました。よろしくお願いします。
 

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 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

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 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

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