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フランボワイヤン・ワールド
幻想都市計画論
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

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イオの末裔
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第2章 目的別幻想都市計画論 
■大学都市

サンプル都市ボロイゲンキリー

1 大学都市の特徴

■大学都市に集まる不思議な人々

 ファンタジーの世界には魅力的な魔法使いが数多く登場する。登場人物のすべてが魔法使いということだってありうる。
 しかし、登場する魔法使いの数が増えれば増えるほど、魔法使い同士の力関係とか、魔法の流派、師弟関係、大人の魔法使いと子供の魔法使いの違いといったことが気になってくるのは当然のことだ。また、魔法使い同士のこのような差異がはっきりと表現されれば、何でもできる魔法使いが登場するよりも、魔法の世界がはるかに豊かで波乱に満ちたものになるといえる。
 このように、いろいろな種類の、数多くの魔法使いが1カ所に集まる設定として、格好の舞台となるのか魔法学院のようなものだ。魔法学院のある都市なら、世界中から数多くの、いろいろな種類の若い魔法使いが集まってきても、少しも不思議はない。そこには優れた教授たちもいるから、種々雑多な流派を登場させることもできる。この意味で魔法学院は、魔法ファンにとってこの上なく魅力的な場所となるだろう。

 中世ヨーロッパに存在した大学都市はまさにここでいう魔法学院都市のようなものだった。
 大学と呼べるような本格的な高等教育機関が始めて誕生したのは12世紀のヨーロッパだった。それから大学の数は徐々に増えていったが、ヨーロッパでは12世紀で6校、13世紀で2校、15世紀末でも80校しか存在しなかった。
 このような時代には大学は貴重だった。大学のある都市には、大学で教える教授たちや大学で学ぼうとする学生たちがいろいろな国から数多く集まってきた。教授や学生たちの中には優れた学問を身に付けるため、あちこちの大学を渡り歩くものもいた。こうして成長したのが大学都市だった。だから大学都市は非常に国際的で、魔法使いが登場しても少しも不思議でないような雰囲気を持っていたのである。

(本文中のイラストは深田雅人作)
幻想都市計画論目次
第1章 都市のリアリティー


1 リアルとは?
2 現実の都市を見る
3 何から始めるか

第2章 目的別幻想都市計画論


■軍事都市

1 理想の軍事都市をもとめて
2 軍事都市の施設と機能
3 脅威の存在が都市に与える影響
4 立地場所を考える
5 防壁のいろいろ

■宗教都市

1 宗教都市とは何か?
2 中心から都市を作る
3 宗教都市の分析
4 宗教都市の中身
5 宗教都市らしさのために

■商業都市

1 なぜ商業都市なのか?
2 商業都市の立地条件と形態
3 商業都市の構造と要素

■行政都市

1 行政都市の特徴
2 王宮都市の形態
3 王宮都市の構造と要素
4 王宮のない中心都市

■鉱山都市

1 鉱山都市の特徴
2 鉱山都市の形態
3 鉱山都市の構造と要素

■大学都市

1 大学都市の特徴
2 大学都市の形態
3 大学都市の構造と要素
4 魔法学院都市

■植民都市

1 植民都市の特徴
2 植民都市の形態
3 植民都市の構造と要素

第3章 条件別幻想都市計画論


0 概要
1 「立地場所」から作る
2 「世界背景」から作る
3 「気候条件」から作る
4 「存在意義」から作る
5 「規模」から作る
6 「都市の中身」から作る

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小説『イオの末裔』〔Kindle版〕の販売に合わせて、同タイトルのブログ「イオの末裔」を始めました。よろしくお願いします。
 

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イオの末裔
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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

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