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フランボワイヤン・ワールド
幻想都市計画論
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 小説
イオの末裔
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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

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第2章 目的別幻想都市計画論 
■鉱山都市

サンプル鉱山都市ビスラー 

3 鉱山都市の構造と要素

■鉱山集落にあるもの

 ここではリアルな鉱山都市や鉱山集落を作るために、何が必要かを見ていくことにしよう。
 このとき、もっとも大切なことは実際の鉱山の仕事がどのようなものだったかをしっかりと押さえておくことだ。そうすれば、小さな鉱山集落でも最低限これだけのものが必要だといったことがわかってくるのである。

 実際の鉱山の仕事の例として、中世のヨーロッパの場合を紹介しよう。
 中世のヨーロッパでは鉱山の仕事はまず鉱夫たちが縦坑を掘ることから始まった。鉱脈を発見するのがその目的である。鉱脈が発見されると、そこから水平に近い横坑が掘られた。このような縦坑や横坑が至るところにあって、その中で鉱夫たちがのみやハンマーで鉱石を掘り出すのである。
 掘り出された鉱石は、トロッコで縦坑まで運ばれ、そこからつるべ井戸のような巻き上げ機で地表へ持ちあげられた。トロッコにも巻き上げ機にも担当者が付いていた。坑道にはポンプや水車を使った排水機や、排気装置のようなものも付いていた。
 地上では、掘り出された鉱石がそりや荷車に載せられ、馬や犬によって運ばれた。それから、鉱物は粉砕機にかけられ、ついで選鉱された。粉砕や選鉱の方法はローマ時代からあまり変わってはいなかった。粉砕には砕鉱機や磨鉱機が使用され、選鉱には上にある貯水槽から水が噴き出す選鉱台が使われた。
 目的の鉱物が選鉱されたら、熔錬が行われた。これは熔鉱炉で選鉱された鉱石を精製する作業だ。最後に、精製された金属は交易される延板や棒状の形態に加工された。
 ここまでが、基本的に鉱山集落の仕事だった。これらの仕事に必要な器具は鉱山に隣接するように設置されていた。鉱夫たちの住宅や浴場も遠くない場所にあった。

■鉱山都市にあるもの

 小さな鉱山集落が大きな鉱山都市へと発展すれば、そこに登場する要素がさらに豊富になるのは当然だ。鉱山都市は都市としての性格と鉱山集落としての性格を合わせ持っていると考えてよい。
 このような大きな鉱山都市にとって、必要な要素は次のようなものだ。

(1)どこにでもあるもの

 城砦や市壁、市場、教会、市庁舎などがある。

(2)鉱山集落にある基本的設備

 鉱山集落に付属する各種の設備が整っている。鉱石の粉砕設備や選鉱設備、熔鉱炉などがそれだ。熔鉱炉の燃料となる木材や、石炭の市場や倉庫も忘れてはいけないだろう。

(3)手工業者の住宅

 鉱山都市で金属工業が盛んになるのは当然である。鉱山都市には特別な技能を持った独立した職人が数多く集まり、さまざまな金属加工が行われるのである。サンプル都市ビスラーは鉄の生産地だから、そこには剣職人や蹄鉄職人、鎧職人、釘擬人など数え切れないほどのいろいろな種類の職人が、広い範囲に渡って手工業者の地域を作っている。
 この結果、都市全休が煙と騒音に満ちていたことが想像できる。鍛冶屋というのはだいたいどんな都市にも存在するが、煙と騒音を出し続けるため、近所の貴族たちからひどく嫌われる職業だったのである。

(4)鉱山裁判所

 このほか、鉱山都市に特有の存在といえるのが鉱山裁判所の存在である。というのも、土地には、皇帝、国王、領主などいろいろな支配者がいて、この内の誰が本当の意味で鉱山の権利を持っているかということが、いつの時代でも問題になった。鉱山都市には独立の鉱夫や鉱山経営者が多数住んでいたが、各種の権力者や教会がその権利をしばしば侵害したからだ。こうした侵害から鉱山経営者の権利を守るのが、鉱山裁判所の役目だった。鉱山は貴重だったので、鉱夫や鉱山経営者の権利も大きかったのである。

■鉱山都市の存続に関わる要素

 鉱山都市や鉱山集落には各種の建物だけでなく、これがなければ鉱山都市として成立しないというような、重要な必要物件がある。
 鉱山が必要というのはあたり前のことだが、このほかに水と燃料という条件を忘れるわけにはいかない。鉱石を精錬する過程でどちらも大量に必要となるからだ。
 このことから、鉱山都市における水と燃料をめぐる争いを想像することもできるだろう。異邦人たちが水と燃料を押さえて鉱山都市を脅かすというストーリーだ。中世のヨーロッパでは動力源となる水車もしばしば争いの種になったのである。

 では、水と燃料はどのような部分で必要となったのだろう?
 水が必要になるのは選鉱の過程である。ここでは、激しく噴き出す水を使って、重さの違う鉱石を選別したからだ。
 燃料を使うのは熔鉱炉である。燃料は10世紀くらいまではほとんどが木材だった。しかしその頃から森林破壊が問題となり、徐々に石炭へと移行したのである。
 13世紀頃からは、熔鉱炉や鍛冶の現場でも水が重要になった。水車を利用した水力フイゴや、水力ハンマーが使用されるようになったからだ。水車そのものの利用は古く、坑道内の排水にはローマ時代から水車が使われていた。
 水が手に入りにくい場合は、遠方の河から運河を引いてもかまわなかった。中世ヨーロッパの鉱夫は優遇されていたので、運河を引く際に誰の土地を通ってもかまわなかった。ローマ時代には水を手に入れるために立派な水路橋までが作られた。

▼チェックリスト ≪鉱山都市の要素≫
種類 要素
基本的設備 坑道、トロッコ、巻き上げ機、ポンプ、水車、排水機、換気装置、そり、荷車、鉱物の粉砕機、砕鉱機、磨鉱機、熔鉱炉、鉱夫たちの住宅、浴場
都市的要素 城砦、市壁、教会、市庁舎など
手工業関係 金属加工施設、手工業者
独自要素 鉱山裁判所
基盤物件 水(運河、水道橋、河)、燃料(石炭、木材)

■手工業都市の構造

 中世ヨーロッパの鉱山都市は金属工業の一大中心地でもあった。そこには、多数の金属手工業者が集まり、様々な製品を製造していた。当時の手工業は恐ろしいくらいに専門化されていたので、製品の種類と同じだけ、手工業の種類があるといってもよかった。
 金属工業だけでも、以下にあげるような多数の職種かあった。もちろん、こうした専門化は小さな都市では起こらなかった。しかし、鉱山都市ではこれらの職種ごとにさらに多数の仕事場が存在したわけだ。ついでにいっておくと、中世ヨーロッパでは手工業者だけでなく、小売商も専門化されていた。
 
手工業者の想像配置図

 これらの手工業者たちは都市の中で職種ごとにまとまって住んでいた。だから、手工業者の都市を作る場合には都市の中に手工業者地区を作り、その内部を職種ごとに分けなければいけない。区分けの基準にするのは街路や小路である。手工業者といっても店を出しているのだから、小売商と同じように街路に面して家を建てる。この街路を基準にして、鍋製造職人地区、蹄鉄鍛冶地区、ブリキ職人地区などを作っていくのだ。この結果として、そこに集まっている職人の種類によって、街路や小路に名前をつけることもできる。鍋製造職人小路とか、蹄鉄鍛冶小路、ブリキ職人小路といった具合だ。手工業者だけでなく、騎士や司祭も同一地区に住んでいたので、騎士小路とか司祭小路というのもあった。

▼チェックリスト≪金属関連手工業者の種類≫
種類 職業
鍛治関係 鍛冶屋、蹄鉄鍛冶、刀鍛冶、刃物鍛冶、鋤鍛冶、鉄砲鍛治、船鍛冶、鎌鍛治
細工師 銅細工、装身具細工、金細工、金箔、下げ香炉細工、金線細工
武器職人 武具師、胸甲製造、兜製造、頸甲製造、スネ当て製造、拍車製造、刀剣研ぎ、錐製造、標的製造、石弓製造、矢柄製造、砲身鋳造
日用品 鍋製造、暖炉扉製造、ブリキ職人、釜製造、熔鉱職人、製釘職人、線材職人、鎖製造、製針職人、やすり目立て職人、旋盤職人、水盤製造、シンチュウ職人、錫鋳職人、釣鐘製造、青銅鋳造、シンチュウ器具製造、瓶製造、菅職人、鈴製造、錫器製造、振り子職人、錠前職人

■手工業の種類と位置

 中世ヨーロッパの都市では基本的に職業ごとに特定の地区にまとまって住んでいた。しかも、職業によっては一般的に軽蔑されているものもあり、都市の中心で我物顔に活躍できない人々もいた。
 死刑執行人は手工業とは何の関係もないが、中世ヨーロッパではもっとも嫌われていた職業だった。そのため、彼らはだいたいどこの都市でも都市のはずれに住む以外になかった。
 こうした職業には刑吏のほかに、羊飼いとか粉屋、煙突掃除人などがあった。彼らもまた刑吏同様、都市のはずれに住む以外になかっただろう。

 中世のどの都市にも存在する革なめし職人は革なめしの工程である種の木から取った薬品を使用し河を汚染した。屠殺業者もおびただしい動物の皿で河を汚すことが知られていた。そのため水質汚染が問題になりはじめた12世紀頃から、これらの職人や工場も川下の方へと追いやられた。
 金属手工業者にはこのような意味で、市民から差別されていたような業種はないようである。しかし、金属手工業者は基本的には鍛冶屋と同じく煙や騒音の発生地だった。だから、貴族や司祭など上品な人々からは嫌われていた。したがって、手工業者の地区も、都市の中心から離れてしまうのは当然だった。

(本文中のイラストは深田雅人作)
幻想都市計画論目次
第1章 都市のリアリティー


1 リアルとは?
2 現実の都市を見る
3 何から始めるか

第2章 目的別幻想都市計画論


■軍事都市

1 理想の軍事都市をもとめて
2 軍事都市の施設と機能
3 脅威の存在が都市に与える影響
4 立地場所を考える
5 防壁のいろいろ

■宗教都市

1 宗教都市とは何か?
2 中心から都市を作る
3 宗教都市の分析
4 宗教都市の中身
5 宗教都市らしさのために

■商業都市

1 なぜ商業都市なのか?
2 商業都市の立地条件と形態
3 商業都市の構造と要素

■行政都市

1 行政都市の特徴
2 王宮都市の形態
3 王宮都市の構造と要素
4 王宮のない中心都市

■鉱山都市

1 鉱山都市の特徴
2 鉱山都市の形態
3 鉱山都市の構造と要素

■大学都市

1 大学都市の特徴
2 大学都市の形態
3 大学都市の構造と要素
4 魔法学院都市

■植民都市

1 植民都市の特徴
2 植民都市の形態
3 植民都市の構造と要素

第3章 条件別幻想都市計画論


0 概要
1 「立地場所」から作る
2 「世界背景」から作る
3 「気候条件」から作る
4 「存在意義」から作る
5 「規模」から作る
6 「都市の中身」から作る

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小説『イオの末裔』〔Kindle版〕の販売に合わせて、同タイトルのブログ「イオの末裔」を始めました。よろしくお願いします。
 

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 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

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