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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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イオの末裔
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アルゴー探検隊の冒険
第四章 アルゴー号

4.古代船の艤装

 船に必要なのは船の本体だけではない。この他に帆、櫂、操舵具、錨などが必要である。

①帆
 テラ島の船は四角い帆をつけていた。テラ船の帆はエジプト船の影響を受けていると考えられているが、エジプトではすでに古王朝時代(前3000年頃)から完成度の高い帆が使われていたことがわかっている。これは起重機型マストと呼ばれるもので細長いΛ型をしていた。船首寄りに支点があり、使用しない時にはマストを船尾方向に倒すことができた。前1500年頃のハトシェプト女王(★31)がブント地方(ソマリア)に遠征した時の船の帆はほぼ中央にマストがあり、上下2本の帆桁の間に横帆を張っていた(マストが船首寄りにあると風上に向かって間切って進むことはできない)。
 ギリシア船の帆は、クレタ船の影響を受けたが、途中暗黒時代によって少しだけ退化したものと考えられている。これは吊索(つりさく)(マストを操作するための綱)の有無の問題で、テラ船の帆には吊索があるのに暗黒時代以降しばらくは吊索のない時期があった。

●エジプトの帆



●ギリシアの帆

 帆は基本的には四角形の横帆だったが、後代の商船などには三角形の縦帆が使われることもあった。前2000年頃のクレタの絵では、帆桁は2本で極端にエジプトの影響が見られるが、ギリシア人の時代には帆桁の数は1本である。
 帆桁からぶら下がるようにリンネルのマストが張られている。
 帆桁は数本の綱で操作できるようになっており、帆の向きを変えることができた。
 マストはほぼ中央部にあり、竜骨にしっかりとはめ込まれていたが、軍船の場合には取り外し可能に造られた。古典ギリシア時代以降には複数のマストを持つ船も登場した。しかし、1本のマストには常に1枚の帆しか張られることはなかった。

②櫂(かい)
 櫂は極めて古い時代にはカヌーのような櫂だったかもしれないが、テラ島の船以降は船縁や舷側に固定された。形はすでに現在のものとほとんど変わらない。しかし、柄の長さがアンバランスであり、確を漕ぐとおしりが移動するため、長距離船の漕ぎ手は常に座布団を用いたといわれている。

●櫂


③舵
 舵にはいろいろな形があるが、古典ギリシア時代を通じて櫂舵と呼ばれる櫂のような舵だった。
 これはすべて舷側舵であって、船尾付近の左右どちらか一方あるいは両側に備えられた。ローマ時代の大商船には、垂直の舷側舵を使用したものもあるが、それ以前はやや斜め後方に突き出しており、操作には努力と熟練が必要だった。

●舵


④錨
 錨はほとんどの場合に石塊が用いられただろうが、ギリシア時代には鉛と木による錨が登場したと考えられている。キプロス島から出土した青銅器時代の錨は厚い板状の石塊で索穴のほかに2個のクサビ穴が空いており、そこには横木が通されていただろうと推定されている。

●錨


◆脚注◆

★31 ハトシェプト女王
平和主義者だったエジプト第18王朝の女王。シナイ鉱山の採掘やブント地方との交易を開いたことで知られる。女王が派遣した船団は、テーベにある神殿の壁に残された記録によれば、大型船5隻で、香、コクタン、象牙、動物の毛皮などが輸入された。
アルゴー探検隊の冒険目次
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●第一章:世界最古の海洋冒険伝説「アルゴー探検隊」//|1.ギリシア神話のアルゴー伝説2.アルゴー探検隊はいつ遠征したか?
●第二章:英雄イアソンと伝説の王国イオルコス//|1.イオルコス王家の正統・英雄イアソン2.伝説の王国イオルコス(その1)3.伝説の王国イオルコス(その2)4.伝説の王国イオルコス(その3)
●第三章:アルゴー号の乗組員//|1.ギリシア中から集まった50人の英雄たち2.神と英雄3.犠牲の儀式と信託
●第四章:アルゴー号//|1.アルゴー号の建造2.ミノアの船3.古代船の建造方法4.古代船の艤装
●第五章:アルゴー探検隊の冒険航海//|1.アルゴー号の出帆2.女だけのレムノス島3.キュジコスの巨人4.ヘラクレスとポリュペモスの脱落5.拳闘家ポリュデウケスの活躍6.ピネウス王と怪鳥ハルピュイア7.ボスポラス海峡のシュンプレガデス8.黒海沿岸をどこまでも東へ9.アレス島とステュンパロス湖の鳥
●第六章:古代の大航海者たち//|1.古代の大航海の記録2.古代人の航海方法
●第七章:アイエテス王との闘争//|1.アイエテス王の館アイア2.王女メディアの恋と2つの試練3.金羊毛皮の獲得4.古代ギリシアの軍隊と武器
●第八章:アルゴー探検隊の帰還//|1.コルキス人からの逃走2.アルゴー号の最後の冒険
海賊学

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