ようこそ。ここは草野巧のホームページです。
フランボワイヤン・ワールド
海の冒険者たち
フランボワイヤン・ワールド・トップ海の冒険者たち目次
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
アルゴー探検隊の冒険
第五章 アルゴー探検隊の冒険航海

8.黒海沿岸をどこまでも東へ

 黒海に入ったアルゴー号は、まもなくビテュニアとマリアンデュノイ人の国が接するところにある不毛な地テュニアスに寄港した。
 ここで英雄たちはアポロン神に出合い、生贄(いけにえ)を捧げた。

 それから英雄たちは、サンガリウス河を過ぎ、リュコス (狼)王が支配するマリアンデュノイ人の国リュキアを訪れた。
 ここでイドモンは悪疫のために死に、ティピュスは猪に殺されて死んだ。英雄たちは深く悲しみ、大きな塚を築いた。塚には長い櫂を墓標として据えて2人の冥福を祈った。そして、以降はアンカイオスが舵を取って東への旅を続けた。

 やがて、アルゴー号はシノペを通過し、アマゾンの国にあるテルモンド河口に寄港し陣営を設営した。
 といっても、アマゾンと争うのが目的ではなかった。英雄たちはここでヘラクレスと一緒にアマゾンと戦って死んだとされる英雄ステロネスの墓を訪れた。
 出帆に際しては、ゼウスが順風を送ったのでアマゾンに発見されず争いはついに起こらなかったという。

 それからアルゴー号は、一気にカウカソスの地まで進んだ。
 その間に 3つの不思議な国、カリュベス国、ティバレノイ国、モッシュノイコイ国が英雄たちの目を驚かした。これらの国では信じられないような生活が行われていたからだ。

 最初のカリュベス国は常に煙に包まれた悲惨な国だった。カリュベス人は、戦いの神アレスに仕える専門的な鍛治集団で、1日24時間体制で鉄を加工し武器を作っていた。耕作も果樹栽培も牧畜も彼らとは無縁で、彼らはただ武器を作り、食料は武器と交換で手に入れていた。

 ティバレノイ国とモッシュノイコイ国は英雄たちとはまったく逆な生活をしていた。ティバレノイ国は女性が出産する時に男性がベッドで休み、モッシュノイコイ国では英雄たちの国では隠れて行われる行為が公然と行われ、公然と行われる行為が隠れて行われていたのである。
アルゴー探検隊の冒険目次
海の冒険者たちトップページへ
●第一章:世界最古の海洋冒険伝説「アルゴー探検隊」//|1.ギリシア神話のアルゴー伝説2.アルゴー探検隊はいつ遠征したか?
●第二章:英雄イアソンと伝説の王国イオルコス//|1.イオルコス王家の正統・英雄イアソン2.伝説の王国イオルコス(その1)3.伝説の王国イオルコス(その2)4.伝説の王国イオルコス(その3)
●第三章:アルゴー号の乗組員//|1.ギリシア中から集まった50人の英雄たち2.神と英雄3.犠牲の儀式と信託
●第四章:アルゴー号//|1.アルゴー号の建造2.ミノアの船3.古代船の建造方法4.古代船の艤装
●第五章:アルゴー探検隊の冒険航海//|1.アルゴー号の出帆2.女だけのレムノス島3.キュジコスの巨人4.ヘラクレスとポリュペモスの脱落5.拳闘家ポリュデウケスの活躍6.ピネウス王と怪鳥ハルピュイア7.ボスポラス海峡のシュンプレガデス8.黒海沿岸をどこまでも東へ9.アレス島とステュンパロス湖の鳥
●第六章:古代の大航海者たち//|1.古代の大航海の記録2.古代人の航海方法
●第七章:アイエテス王との闘争//|1.アイエテス王の館アイア2.王女メディアの恋と2つの試練3.金羊毛皮の獲得4.古代ギリシアの軍隊と武器
●第八章:アルゴー探検隊の帰還//|1.コルキス人からの逃走2.アルゴー号の最後の冒険
海賊学

 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
Copyright(C) 草野巧 All Right Reserved