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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語◆第二章について
第2章 出エジプトとカナン侵攻の時代
(BC1300年ころ)



 この章では、旧約聖書の『出エジプト記』『レビ記』『民数記』『ヨシュア記』に登場する人々を紹介している。
 『創世記』の物語でエジプトに住むようになったとされているイスラエル人たちは、やがてエジプトにおいて寄生的・奴隷的生活を強制されるようになった。そんな生活が数百年間続いた。
 しかし、紀元前13世紀頃になると、イスラエル人の間に民族としての独立心が生まれ、民族の解放が望まれるようになった。
 偉大な指導者モーセの登場がそれを可能にした。モーセによって、イスラエル民族はエジプトを脱出し、神がアブラハムに約束した土地カナンを目指した。これによって、イスラエル民族の民族大移動が始まったのである。
 しかし、この旅は困難をきわめた。種々の事情から、彼らは約束の土地に侵入するまでに、40年間も荒野を旅しなければならなかった。
 モーセの死後に新しい指導者となったヨシュアによって、イスラエル人たちはやっとカナンの地に侵入を開始したが、これとても新しい困難の始まりに過ぎなかった。
 ここで紹介するのは、このような時代を生きた人々の物語である。
 物語の主な内容と登場人物は次のようになっている。

【エジプト脱出】

 奴隷生活を送っていたイスラエル人が、モーセに率いられて、エジプトを脱出する物語を扱っている。

●モーセによるエジプト脱出//|ラメセス2世シフラヨケベドエトロモーセツィポラミリアムフル

【荒野の生活】

 エジプト脱出後、荒野をさまよったイスラエル人の物語を扱っている。

●十戒と律法//|アロンナダブベツァルエルアビフイタマルシェロミト
●荒野の旅//|エリツルナフションホバブエルダド

【約束の地カナンへ】

 イスラエル人のカナン侵入の物語を扱っている。

●カナン偵察隊//|シャムアカレブ
●荒野での内乱//|コラダタンエルアザル
●異民族との戦い//|シホンオグバラクバラムジムリ
●約束の地カナンへの侵攻//|ヨシュアラハブアカンアドニ・ツェデクヤビン
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