小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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民数記 |
荒野での内乱(2) |
ダタン |
Dathan|「強い」|ヘブライ語 |
■不信と疑惑に呑まれた男
イスラエル人がパランの荒野にいた頃、指導者モーセに反逆した人々のリーダー。斬新な発想をする頭のよい人物だった。
彼はモーセ1人が共同体を支配する体制に不満を持ち、弟アビラムや同じ不満を持っていた有力者たちを集めて立ち上がった。
同じ頃、レビ族のコラが大祭司アロンへの反乱を企てたので、一時的には彼らと一緒に行動した。
しかし、ダタンの敵は基本的にモーセであり、彼らはモーセのいうことを無視するという態度を取った。
モーセが共同体を召集しても、彼らは参加を拒否した。モーセに従っても、けっして幸せにはなれないと考えていたのである。
しかし、モーセは神が選んだ人間だったので、この事態を見ると神は大いに怒った。
神はモーセを通して、共同体の人々はダタンやアビラムの家から離れ、彼らの持ち物にも触れてはいけないと命じた。
人々はその通りにした。
ダタンとアビラムは妻子を連れて家の外に出た。
すると、激しい地震が起こり、大地が裂け、ダタンとアビラムの家族、およびその家を飲み込んで地獄に落としてしまった。 |
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