小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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民数記 |
荒野での内乱(1) |
コラ |
Korah|「はげていること」|ヘブライ語 |
■平等主義か、それとも妬みか
イスラエル人がパランの荒野にいたとき、大祭司アロンに反逆した人々のリーダー。
コラは宗教的な仕事を分担されたレビ族の人だったが、祭司職は同じレビ族でもアロンの家系に限られていた。彼はこれに不満で、レビ族の仲間250名を引き連れて反逆したのである。
彼は、指導者モーセに不満を持つ者たちも仲間に引き入れ、徒党を組んでモーセとアロンの前に進み出ると怒りを込めていった。
「あなたたちは分を越えている。共同体全体、彼ら全員が聖なる者であって、主がその中におられるのに、なぜ、あなたたちは主の会衆の上に立とうとするのか」。
モーセやアロンにしてみれば、好きで人々の指導者になったわけではなかった。
そこでモーセは、人々の指導者を神に直接選んでもらおうと主張し、コラと同じようにアロンに不満を持つ者に、翌日の朝、香をたいて神の幕屋の周囲に集まるようにといった。
こうして、コラとその仲間250名が幕屋の周囲に集まったところ、神の怒りが爆発し、幕屋から火が吹き出て彼ら全員を焼き殺してしまったのである。 |
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