小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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民数記 |
荒野の旅(4) |
エルダド |
Eldad|「神に愛された」|ヘブライ語 |
■70人の選ばれた長老たち
イスラエル共同体の選ばれた長老の1人。
「長老」は部族や家族の首長のことでその数は多いが、エルダドは中でも信仰心の強い、優れた人物だった。
荒野にいる間、イスラエル人の間にはしばしば不満が渦巻いた。
パランの荒野を目指していたときも、人々は食料のことで不満をいった。
不満はすべて指導者モーセのもとに届けられたので、彼の苦悩も大きかった。
これを見た神は、長老たちの中から優れた者70人を選び、仕事を分担するようにとモーセに勧めた。
モーセが70人を選んで、神の幕屋の周りに集めると、神の霊が彼らに臨んで、みな少しの間預言状態になった。
このときエルダドは70人に選ばれていたが、幕屋には出かけていなかった。
が、神の霊はまだ宿営にとどまっていたエルダドにも臨み、彼は激しい預言状態に陥ったのである。
ここで預言状態になったということは、共同体の代表者としての仕事を分担する特別な長老に選ばれたことを意味していた。
こうして、エルダドを含めた70人が、特に選ばれた長老としてイスラエルの人々を指導する仕事を分担するようになったのである。
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