小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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出エジプト記 |
モーセによるエジプト脱出(4) |
エトロ |
Jethro|「優秀」|ヘブライ語 |
■ありがたき助言者
シナイの荒野に住んでいたミディアン人の指導者で祭司。別名レウエル。指導者としての能力が高い人格者だった。
エジプトの王女に育てられたモーセは成人後、エジプトにいることができなくなった。その頃、イスラエル人はエジプトで奴隷生活を送っていたが、モーセはそれを見かね、イスラエル人に鞭打っていた一人のエジプト人を殺してしまったのである。
エジプトを逃れた彼はミディアン人の土地に入った。
そこに羊を放牧している土地の娘たちがいて、羊たちに井戸の水を飲ませようとしていた時、別な羊飼いの男たちが娘たちの邪魔をした。
モーセは娘たちを救い、羊に水を飲ませるのを手伝ってやった。
この娘たちの父がエトロで、モーセを温かく迎え、彼がその土地にとどまる決心をすると、娘のツィポラをモーセと結婚させた。
後に、モーセがイスラエルの民を率いてエジプトを脱出したときには、エトロはモーセを訪ね、民たちに裁判が必要なときにただモーセ一人が裁き人になるのではなく、もっと組織的に行うようにと助言を与えている。
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