小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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民数記 |
荒野の旅(2) |
ナフション |
Nahshon|「占い師」|ヘブライ語 |
■民を導く契約の箱と神の雲
イスラエル人がシナイの荒野にいた頃のユダ族のリーダー。
イスラエル人はシナイの荒野に約1年間とどまった後、神が約束した土地を目指して出発することになった。
このとき、人々は各部族ごとに、それぞれの旗を先頭にして出発したが、この大集団の先頭に立ったのがユダ族であり、ナフションだった。
しかし、イスラエル人の移動は民の意志で勝手に行えるものではなかった。それはあくまでも神の意志であり、その意志は雲となって人々に行き先を示した。人々が約1年間も荒野にとどまっていたのは、神の幕屋を建設してからというもの、その雲がずっと幕屋の上にとどまっていたからだった。
それが、1年ほどして、幕屋の上から離れ、パランの荒野へと移動したのである。
こうして、イスラエル人の移動が始まったわけだ。
この移動は3日間ほどで終了した。
この間、先頭集団はユダ族だったが、幕屋の中に納められていた契約の箱はさらにその前を進んだ。
パランの荒野に着くと、そこで再び幕屋が建設され、人々はしばらくの間そこにとどまることになった。
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