小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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民数記 |
カナン偵察隊(1) |
シャムア |
Shammua|「神に聞かれた」|ヘブライ語 |
■約束の地カナンを探る12人の偵察隊
神が約束した土地カナンを偵察するために選ばれた偵察隊の1人。逞しい、健康な若者だったのだろうが、勇気に欠けていた。
イスラエルの人々がシナイ半島中央部のパランの荒野にいたとき、指導者モーセは12部族ごとに1人を選んでカナンの偵察に派遣した。
シャムアはルベン族の代表として偵察隊に選ばれた。
彼らはパランの荒野から東北方向へと進み、ツィンの荒野、ネゲブ地方を通過して、死海西方にあるヘブロンの町まで上った。そして、その住民が多いか少ないか、強いか弱いか、よい土地であるかどうかなどを調べた。ぶどう、ざくろ、いちじくなどの作物も採集して調べた。
40日後に彼らは共同体のもとに戻り、調査結果を報告した。
それによれば、カナンはよい土地だが、住んでいるのは巨人であり、町は頑丈な城壁に囲まれているため、侵入するのは不可能ということだった。
偵察隊の多くの者が、シャムアも含め、カナン侵入に否定的な意見を述べた。
しかし、これは神の意志に反することだったので、偵察隊の多くの者が間もなく疫病で死んでしまった。
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