小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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士師記 |
女士師デボラ(1) |
デボラ |
Deborah|「蜜蜂」|ヘブライ語 |
■ただ一人の女士師
紀元前12世紀頃のイスラエルの士師で、女預言者。北部イスラエルのイサカル族出身と想像できる記述があるが、おそらく名の知られた家柄の出身ではなかっただろう。しかし、彼女はとても優れた見識の持ち主であり、その能力だけで神から選ばれて士師となり、イスラエルを指導するようになった。
ちょうどこの頃、イスラエル北部地域はカナン人の王ヤビンによってすでに20年間も支配されており、人々は苦難の底にあった。
神の命を受けたデボラはこれに対して立ち上がった。
彼女はナフタリ族のバラクを指揮官として、ナフタリ族とゼブルン族1万人を動員させ、カナンの将軍シセラの軍と戦うように命じたのである。
しかし、カナン軍は多量の戦車を有する強力なものなのに、イスラエルには歩兵しかいなかった。
バラクは不安であり、デボラが一緒でなければ自分は行かないと主張した。
デボラは当然そのつもりだったので、バラクと一緒に出発した。
この戦いで、デボラはカナン軍を撃ち破り、イスラエルに平和をもたらしたのである。 |
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