小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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士師記 |
士師ギデオン(1) |
ギデオン |
Gideon|「切る者」|ヘブライ語 |
■天使である証拠を見せてくれ
紀元前12世紀頃のイスラエルの士師。エルバアル(「バアルは自ら争う」の意)とも呼ばれる。マナセ族の中でも貧弱な氏族の者だが、軍事的に優れた才能を持ち、ミディアン人の侵入からイスラエルを救った英雄である。
ミディアン人は砂漠を移動する遊牧民だったが、この頃イスラエルは農耕を始めており、収穫期になるたびに、らくだに乗ったミディアン人の精悍な軍団に略奪されていた。
そんなことが7年間も続いたあるとき、神の御使いがギデオンに現れ、ミディアン人と戦うことを命じたのである。
ギデオンは自分のような弱小一族の一員に神の命令が下るなど最初は信じられなかった。彼はそれが本当に神の命令だという証拠を見せて欲しいと思い、子山羊やパンなどの供え物を用意し、御使いの前に置いた。
神の御使いは手にしていた杖を差し出して供え物に触れた。
その瞬間、岩から火が燃え上がり、供え物を焼き尽くした。
これを見たギデオンは大いに驚き、イスラエルのために戦うことを決意したのである。 |
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