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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(87)
士師記
士師ギデオン(4)
オレブ
Oreb|「烏」|ヘブライ語
■小心な敵将


 ミディアン人の将軍。大兵力を率いている割には臆病で、肝っ玉の小さな人物だった。
 イスラエルと戦うためにやってきたミディアン人の軍隊には、東方の諸民族も加わっており、その数は膨大だった。
 これだけの兵力がもし組織力に優れていたら、わずか300名のギデオン軍には勝利することは難しかったかも知れない。
 しかし、将軍オレブがだらしないせいか、彼らはまったく統率の取れていない軍隊だった。
 深夜、ギデオンは300人の兵を3つの小隊に分け、丘に陣取る敵陣を包囲させると、いっせいに角笛を吹かせた。
 と、敵兵たちは慌てふためいて走り回った。
 オレブを含む小心な将軍たちも同様だった。
 このため、陣営のあちこちで同士討ちが始まる始末だった。
 やがて、事態に気がついたミディアン人たちは、戦いを放棄して群れをなして逃げ出した。
 ギデオンはすぐにもエフライム族に使者を送ると、敵軍を迎え討つように依頼した。この結果、将軍オレブはエフライムの人々に捕らえられて殺されたのである。
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 登場人物で読む聖書の物語 第三章 目次
第三章■士師の登場から王国の時代へ
(BC1200~1000年ころ)
◆イスラエル12部族を救う英雄たちの物語と王の登場

第三章について
●最初の士師オトニエル//|オトニエルアクサクシャン・リシュアタイム
●左利きの士師エフド//|エフドエグロン
●女士師デボラ//|デボラバラクシセラヤエル
●士師ギデオン//|ギデオンヨアシュプラオレブゼバイエテル
●反逆者アビメレク//|アビメレクヨタムガアルゼブル
●士師エフタ//|エフタ
●怪力サムソンの活躍//|サムソンマノアデリラ
●士師時代の善悪//|ミカ
●異邦人ルツの物語//|ルツナオミボアズ
●最後の士師サムエル//|サムエルエルカナペニナハンナ
●大祭司一族の堕落// |ホフニエリピネハスイカボドエルアザル
●初代王サウル//|ヨエルキシュサウルナハシュアガグ
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