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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語◆第一章について
第1章 創世神話と族長の時代(~BC1500年まで)


 この章では、主に旧約聖書の『創世記』に登場する人々を紹介している。
 『創世記』は聖書の最初にある書で、年代的にも紀元前16世紀以前という太古の時代を舞台にしている。そのように古い時代には歴史書を書くという習慣もなかったので、その内容も、古いイスラエル民族の間に言い伝えられたものが多く、それが後の時代に『創世記』としてまとめられたのである。
 その物語は、唯一の神による天地創造から始まる。このときに、最初の人間であるアダムとエバも作られ、それと同時に人間の物語も始まるのである。
 神が人間を作ったというこの物語は当然フィクションである。そして、そこから物語は古いイスラエル民族に伝えられた先祖たちの物語へと移っていく。
 このようにして、『創世記』は最初の人類から始めて、イスラエル民族の誕生と形成までを物語るのである。
 このように語られている物語とその主な登場人物を内容によって分けると次のようになる。


【原初史】

 聖書の中でも最も神話的な物語で、人類共通の問題を扱っている。

●人間の誕生//|アダムエバアベルカインセト
●聖人エノクの天界旅行//|エノク
●大洪水とノアの家族//|ノアセム
●バベルの塔//|ニムロド

【族長物語】

 イスラエル民族に言い伝えられた先祖の物語(この時代は族長時代と呼ばれる)を扱っている。

●民族の父アブラハムの活躍//|アブラハムケドルラオメルマムレベラ
●ソドムとゴモラの滅亡//|ロトモアブ
●アブラハムの家族//|アビメレクピコルハガルサライシュマエルイサクリベカエサウマハラト
●イスラエルの名祖ヤコブの活躍//|ヤコブラバンラケルレアディナシケム

【ヨセフ物語】

 イスラエルの人々は、紀元前16世紀頃から前13世紀頃まで、エジプトで暮らすことになったが、彼らがエジプトへ赴くきっかけを作ったヨセフ(ヤコブの子)とその兄弟をめぐる物語を扱っている。

●エジプトに売られたヨセフ//|ヨセフポティファルアセナトルベンシメオンベニヤミン
●ユダヤ人の祖ユダの物語//|ユダオナンヒラタマル

【ヨブの物語】

 ヨブは『創世記』ではなく、『ヨブ記』の登場人物だが、族長時代の人といわれているので、この章で扱った。

●神に試されたヨブ//|ヨブ
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