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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(6)
創世記
聖人エノクの天界旅行
エノク
Enoch|「捧げられた」|ヘブライ語
■天界へ招待された聖人


 聖書の中でも一、二を争う聖人。セトから数えて6代目の子孫に当たる。
 エノクの聖人ぶりは相当のものだったようで、聖書には「エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった」と記されている。あくまでも、「神が取られた」のであって、「死んだ」と書かれていないことが注目されている。
 このように「神が取られた」人物は聖書の中では、エノクの他にはやはり聖人として有名なエリヤしかいない。このため、神に愛されたエノクは生きながら天界に連れて行かれたのだという伝説も生まれた。
 旧約聖書偽典に含まれている「エチオピア語エノク書」もそのような伝説に基づいているが、それによれば天に連れて行かれたエノクは天使たちの案内で天国や地獄を見て回り、宇宙の仕組みやこの世の終末までの歴史について説明を受けたとされている。また、エノクはその後に人間界に出現し、子孫たちに正しく生きることを勧めたという。
 こうした物語は聖書正典には記されていないが、かなり謹言実直な人だったことは確かなようだ。
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登場人物で読む聖書 第一章 目次
第一章■創世神話と族長の時代
(~BC1500年まで)
◆最初の人類アダムから、民族の名祖ヤコブと12人の息子たち

第一章について
●人間の誕生//|アダムエバアベルカインセト
●聖人エノクの天界旅行//|エノク
●大洪水とノアの家族//|ノアセム
●バベルの塔//|ニムロド
●民族の父アブラハムの活躍//|アブラハムケドルラオメルマムレベラ
●ソドムとゴモラの滅亡//|ロトモアブ
●アブラハムの家族//|アビメレクピコルハガルサライシュマエルイサクリベカエサウマハラト
●イスラエルの名祖ヤコブの活躍//|ヤコブラバンラケルレアディナシケム
●エジプトに売られたヨセフ//|ヨセフポティファルアセナトルベンシメオンベニヤミン
●ユダヤ人の祖ユダの物語//|ユダオナンヒラタマル
●神に試されたヨブ//|ヨブ

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