小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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創世記 |
イスラエルの名祖ヤコブの活躍(1) |
ヤコブ |
Jacob|「取って代わられた」「かかと」|ヘブライ語 |
■神と取っ組み合った男「イスラエル」
イサクとリベカの間に産まれた双子の次男。アブラハムの一族の第3代族長で、イスラエル民族の名祖である。悪賢く、本来なら兄エサウが族長になるところを、術策を用いてその権利を奪い取った。
しかし、イスラエル民族の祖先である古代の遊牧民の間では、悪賢さはけっして人間の欠点ではなかったし、それ以外の点では、彼は平和を好む物静かな人物だった。
エサウから長子の権利を奪い取ったときにも、エサウが激怒するや、ヤコブはメソポタミア地方の町ナホルまで逃げ出している。
その地には母リベカの兄ラバンが住んでおり、ヤコブはラバンにだまされ、20年間もその地に留まることになった。
しかし、彼は転んでもただでは起きない人物で、最後にはラバンの娘2人を嫁にし、ラバンの財産の大半を手に入れた。
カナンの地へ戻る途中の川の岸辺で、ヤコブは闇夜に川の神と取っ組み合いをするという経験をした。
このとき、川の神はヤコブにイスラエル(神と争う者)と名乗るように命じた。このため、ヤコブに誕生した12人の男子の名が、イスラエルの12部族の名となった。
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